2017-04-28

お稽古_㉟ 小稽古:集中力がなぁ。 ☆☆★★

少々尾籠な話で恐縮なのですが、先日職場のトイレで小用を足しておりますと、隣に当院の内科のDr.氏が立たれまして。
Dr.:どや?最近……舞台の方は?
と、お尋ねになるわけです。
僕:あ〜。ボチボチやってます。
 Dr.:お子さんにも、教えてんのやろ?
僕:ええ。仕事帰りに稽古するんですけど、この間も泣かしてしまいまして……。
Dr.:なんや!泣かしたんかい???可哀想に、泣かしてまで稽古せなアカンのか?(笑)
僕:そうですねぇ。本番の舞台の上で泣くより良いですから。 
Dr.:アンタもオヤジさんにやられたクチか?(笑) 
僕:そらもう………(笑)
Dr.:まぁ、しゃーないな。 あんまり泣かしたりなや!わっはっはっはっ……
と、笑いながら、手を洗って立ち去って行かれました。

えー。木曜日もムスメを泣くほど追い詰めてしまいましたが、何か?(笑)
このDr.氏は、元外科か救急のご出身で、端的で歯に衣着せぬ、核心をつく(容赦のない?)指摘をなさる先生なので、非常に好きなのですが、ホンマにね、“泣かしてまで稽古せなアカンのか”?というところは、いつも逡巡するところですよね。

しかし、
「あ〜、それでエエ、それでエエ(≧∀≦)」
「それでヨロシ、ヨロシ。」
という、テキトーなヌルい感覚で教えた結果、さまざまな弊害を生んでしまったという事例も仄聞するところですから、教える限りにおいては迂闊なことはできないのです。
それに今回叱った理由というのは、
稽古中に、笑いながら注意散漫なのは良くない。
ということであり、科白が覚えにくくて、時間がかかってしまうのは別の話です。

(父)に怒られ、泣きながら稽古場を去り、お風呂に入りながら母親に慰められ、にぃにから特別の講義を受けたらしいですが……(笑)
きっと、おとーちゃんの期待に応えられなかったのが、悲しいのだなぁ……。と、思いつつも、僕は気持ちを切り替えて、自分の稽古を……。

息子殿はね。
彼奴はもう、要領よくならはりまして(笑)
サクッと自分の稽古を済まして。
細かな修正はありますが、まぁまぁの出来です。
来年の徳讃会か地蔵盆では「鬼山伏狂言」をさせてみたいですね。(ただ、適格な相手がいない……か(;^_^A )

次の小稽古は、録画してみましょうかな?




2017-04-25

お稽古_㉞ 小稽古:おさらいと割稽古と ☆★★★

小稽古

御存じの通り、子らには学校の課題やら、定期的な通院やら、あるいは習い事やら、一定のルーチンワーク(食事やハミガキなども含む)がありますので、それらをこなした上で、平日の小稽古を付けていかねばならぬわけです。
本当に“段取り”が大事“段取り八分”が拙家の家訓であります。)なんですが、それを理解せぇ。言うても、彼奴らには無理なわけです(-_-#)

のんびり、まったりと、悠長に構えてる息子殿や、夕食が中々完食できないムスメが、ズルズルと時間を無駄にしてくれるのでね!(*`Д´*)
こちらは臨機応変にプランB、プランCに随時移行しながら、効率よく?こなしていかねば、自分の抱えてる演目の稽古が進みませんorz
☞早いとこ小稽古が終わらなければ、入浴、就寝時間も遅くなってしまい、よくありません。

ムスメの割稽古は、既述のように少しずつ効果が出てきたので、この調子でいきたいところです。変に訛ってた科白も、狂言調の言い回しに直ってきましたし、やはりまだまだ、手間暇掛けるしかないのですな。
そして、まんべんなく全体的に、地力を上げていかねばなりません。

息子殿は、日中の疲れもあるでしょうが、やはり“手抜きモード”ですな(--;)
まぁ、おさらいが主体なので、ポイントを押さえて、メリハリがあれば良しとしましょうか。
しかし、小さな声、小さな型で満足することを覚えてしまうと、もはやその後がこぢんまりとしてしまうの、今の段階では、そこに至るのはよろしくありません。
先ずは子どもらしく、荒削りでもダイナミックな方向性を目指したいので、そこはしっかりと。

本来「小稽古」(便宜上、僕はそう呼称してます)は自分の修練ですから、やってもやらなくても、いわゆる自己責任?なんですよね。ただ、まだ幼いので僕が半ば強制的に付き合っているだけのことなのです。
早く、彼奴らが自主的にやってくれるようになれば、僕も平日の仕事帰りは別のことが出来るのですが………。(にぃにがムスメを指導するようにもなれば?)

で、レブナ復活!

そして、以前から拙ブログを御覧の方は、御存じかも知れませんが、「レブナ」です。

今度の徳讃会の「神鳴」は、始めから終わりまで面を着けた演目ですのでね、呼吸器系を鍛え直しておこうかと。

それと従前からのパワーブリーズ(超重負荷)も併用です。

万全を期して臨みたいと思います。
いや、それでも何か衰え?を感じますわ。釣狐を披いた頃より。





2017-04-24

お稽古_㉝ 大稽古:なかなかよろしいよ。 ☆☆☆★

土曜日

ゴールデンウィークの連休の進行具合もあり、この日は病院に出勤。
午後からは端午の節句に向けて、鯉のぼりの支柱を立てました。

そして今回、息子殿にも「舞台を掃除する」というミッションを課しまして。手順を教えながら、舞台を水拭きするための専用雑巾の絞り方、絞り加減の口伝?を教えたり。
少しずつですが、僕の仕事も担っていただこうかと(。-∀-) ニヒ
まぁ、ボチボチですが。

晩酌は(笑)
暑かったですしね。
よく働きましたしね!

初摘みのミントの葉っぱ(ムスメにも手伝ってもらって) 
を使って、モヒート!をば。

このあと、ペストルという押し棒?でミントの葉をグイグイ押しまして、クラッシュドアイスをぶっ込みーの、ラムを入れーの、ライムジュース投入しーの。
ちょっと、色がついてますけども、僕はビターズも入れてますので。

御覧の通り、たっぷり作りましたデス(笑)
ちょっと、ヘミングウェイっぽい?
☞僕の勝手なイメージですが。

ミントもライムジュースも増し増しです。
ライムジュースは100%のがなかったりする(加糖されてると変に甘ったるくなって、悪し。です。)ので、見つけたら、少し多めに買ってます。

そうそう!
大雪の時に葉っぱに雪が積もって、少し傷んでしまいましたが、鉢植えしているライムちゃん(果樹)にも、新芽ができてしましたよ(≧∀≦)

早く、ライムを実らせて欲しいです(^~^) 









日曜日(快晴):大稽古

朝イチから稽古……
その前に、鯉のぼり揚げたらどうや?
と師父なる人からの指示があり。
9時には大稽古を始められるよう、息子殿を急かし、じぃじを呼びに向かわせたのですが……。
ま、先に鯉のぼり揚げてしまいましょか!(o^-^)
☞結局、こういうの好きなんですわ(笑)

青空に映えますよねぇ!
(ま、もっとも。この写真は昼過ぎに撮ったのですが。)
ご近所さんにも楽しみにしていただいている方もいらっしゃるとか(笑)ご近所の子どもさんにも、鯉のぼりがどんなだか、知ってもらう良い機会ですよね。

そして、稽古ですね!

まずは、息子殿がシテを勤める狂言「舎弟」から。
この人はですな、普段の稽古時と大稽古時の集中力というか、気合いの入り方は全然違うようですね(--;)
☞普段の稽古から、しっかり100〜120%出し切るつもりでやれ。とは言ってるんですが!!(*`Д´*)

じぃじがいると、違うんだなぁ……きっと。
後半の方、手直しがさらにありましたが、概ね良くなってきています。拙家の芸風を受け継ぎ、だんだんと我が家らしい狂言になってきているのが、たいへん喜ばしく思います。
その辺は、稽古場の外で聞いてる我が母や妻にも進歩の度合いが判るようで、(本人はその場には居りませんでしたが)僕以外のオトナ全員も納得という感じです。

僕は……この日、稽古を付けてもらったのは、狂言「佐渡狐」のお奏者ですね。大二郎氏、忠亮氏と息の合ったところをお目に掛けられるよう、精進したいと思います。僕のポイントは「演じ分け」と「間」でしょうかね(;^_^A

だいたいそこまでで午前が終わってしまうので、ムスメは単独で午後から。
やっぱり、独自ワールドの展開がねぇ!(笑)
それでも、「割稽古」の効果は、徐々に出てきているようですね。まだ時間は掛かりそうですが、コレばっかりはね。こちらが手を抜いたら、それだけの結果で終わるだけのことなので、地道にじっくり時間を掛けて付き合っていくしかありませんね(;^_^A
☞もちろん、お座なりな態度が稽古中に見えたら、叱りますがね。



2017-04-21

【好評!】第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」チケット【発売中!!】 ☆☆☆☆

第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」
5月28日(日)14時〜
於:善竹能舞台

ただいま、好 評 発 売 中です!!
残席、半分を切りました。(4/21 23:00 現在)


入場料:
一般券:¥4,000
学生券:¥3,000(20歳以下)
全 6 0 席となっております。お申込みはお早めにどうぞ。
場所:善 竹 能 舞 台


皆 さ ま の お 越 し を お 待 ち 申 し 上 げ て お り ま す !!








お稽古_㉜ 小稽古:割稽古と組み合わせて ☆★★★

まずは、販促を(笑)

かねてよりお知らせ申し上げております、第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」 (5/28 14:00〜 @善竹能舞台)です。チケットは、絶 賛 発 売 中!!です。
今回も、割とイイ感じの勢いで、売れております(≧∀≦)
☞是非ともこの調子で!お願いします!!……(^_^;

もし、御予定が空いておられましたら、足をお運びいただければ幸甚です。



公演の事前に、見どころの解説をいたしますが、今回もビギナーの方が多いみたいですので、「歴史的なお話」とか、「狂言歌舞伎と、どう違うの!?」ってお話も少し交えて、プロジェクターで、ごく軽く触れてみようかと思いますが……。

リピーターのお客様には、何度も聞いた話で、大変申し訳ないですが、徳讃会の趣旨としては、ビギナーの方にも楽しんでいただきたい!ということで、開催しておりますれば(^_^;
御高察いただければ幸いです。

あ。前回は「笑い」の体験とかもしましたよね。それ、やってみます?(笑)
よしなによろしくお願い申し上げます。

さてさて!

その、第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」に向けて、息子殿も頑張っております。前回は割稽古で、要所要所を押さえる形で臨みましたが、今回は通しで。
稽古の初めに、
「おれ、このあいだいわれたこと、わすれたわ。」
などと寝惚けたことを仰せなので、軽く口頭でおさらいし(ま、だいたい覚えてるんですが。)
立ち稽古では、前回注意したことで、達成されてないことをさらに注意しながら。
まだまだです。もっと練度を上げていかねばなりません。

そしてムスメ。
この人は、今回も割稽古で。ようやく?登場人物同士が「お話ししてる(対話してる)」という事が、概念として分かってきた?のでしょうか……。
もうちょっとで、飛躍的に進歩しそうな感じなのですが、時間を要しています。
まぁ、8月23日のおじぞうさまとこどもたち:子ども対象の狂言会にて初舞台の予定ですから、もうちょっと時間がありますかね(;^_^A 
次の週末の中稽古では、「通し」でやってみましょうかね。

以前にも書きましたが、私どもの伝える狂言では、
  1. 登場人物同士の「対話」としての科白
  2. 登場人物の「内心」を表すための科白
  3. 観客に向けての「説明」としての科白
が、あります。
☞はい。今、ものごっつフツーの当たり前なこと、言いましたよ!
☞そんな事をですな、解説や学校狂言でお話ししてます。(ザックリとですが、便宜上ね!)

コレが解ってくると、物語を把握しやすくなると思うのですが……。
さてさて、その前段階のムスメがそれを解ってくるのはいつになるでしょうか!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ





2017-04-18

お稽古_㉛ 小稽古:割稽古にて ☆★★★

これは、いずれも御存じの者です。

最近、どうも右首筋〜肩甲骨上角〜肩甲骨内縁付近の鈍痛が取れません。
毎日寝違いみたいな感じです。
こら、枕かな?と、何年かぶりに枕を新調してみることにしました。
火曜日に届くそうなので、とても楽しみです(笑)
☞サザエさんの“次回予告”の“まくら(落語で言うところの)”部分を意識してみました。

さて。

今回の小稽古は、「割稽古」という茶の湯の教授メソッド?を採り入れてやってみることにしました。
通しですべてやるのではなく、ピンポイントで一部分だけを重点的に教授します。

ムスメの方は、真に理解が進むには、やっぱりまだ時間が掛かりそうだなぁ……。
にぃに(息子殿)が参加してくれたら(お手本を見せてくれたら、)あるいは一気に進むかも知れませんが、僕の意図するところをまだ上手く分かってないようです。その辺が未就学児に教える難しさでしょうか……。
息子殿に教授した時の事を思い返してみるのですけども、いや、やっぱりこのポイントで詰まることはなかったような気がするんですよね。
今回、教えてるうちに僕が興に乗ってしまい、いつもより時間を掛けてしまいました(;^_^A
ホントはサッとやってサッと終わるつもりなんですけどね。
ま、この人は時間掛けるしかないわ(;^_^A

息子殿の方は、前回の大稽古で、師父なる人より指摘のあったところを「割稽古」で。
いつも、僕が相手役をやっていて、息子殿と僕とが関連する型があるんですけども、一緒にやってるもんで、ついうっかり息子殿の型をチェックしてなかったんですね(;^_^A

それを今回は一人で、「とーちゃんがいるつもりで!」やらせてみたわけです。
ナルホド。離れて見るって、大事ですねぇ。

そんな感じのところを含めて、幾つか修正をしました。

次回もまた、読んで下さいね〜!!
んがっ、くっく…
☞冒頭のサザエさん繋がりで。




2017-04-17

お稽古_㉚ 大稽古:概ね良好か。 ☆☆☆★

土曜日

京都にて営業(!?)という名の飲み会:ワイン講習会(大学時代の同ゼミの友人が主宰)がありまして(笑)
また、師父なる人も「お花見」という野遊山にお出かけ。

というわけで、日曜日に大稽古という運びになりました。

えー。しかし土曜日。僕ァ、すっかり遊んでたわけではありません。
まずは、15日から第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」のチケット購入受付が始まりまして、御注文頂きました徳讃会のチケットの発送準備業務です。
有り難いことにスタートダッシュは良好です(≧∀≦)
是非とも、この調子でお願いしたいです。
☞早いとこ売り切れてもらえると、中の人がたいそう喜びます。(演者のモチベーションも高まります!!)
☞よろしくお願いいたします<(_._)><(_._)>

昨年、当法人で使用しているクラウド会計がPayPal(という、クレジットカード払いを代行してくれる会社)の自動同期にも対応したというので、その設定なども併せて行い、今期からはもう少し記帳の手順も簡素化できそうです。

  1. 発送業務というのは僕が請求書を作成しますと、これが自動的に帳簿に記帳(売掛金)されます。
  2. 請求書(メールでお願いするweb請求書の場合もあります)とチケット等々を私どもから発送し、
  3. お客様から入金がありますと、
  4. 入金のあった口座(ゆうちょ銀行だったり、PayPalだったり)と請求額と入金額のデータが突合され、
  5. 該当するお客様から売掛金が回収されたことを確認する。

という、一連の流れになります。
午前中はそんなこんなで、忙殺されまして(;^_^A

それからやっと、自分の稽古を。
いや、もう、汗だくですな。次の舞台はきっと、大ビチョビチョだわ(;^_^A
そうそう、この先週日曜日(4/9)の「悪坊」に用いた装束、稽古に使っていた御道具も所定の位置に終いまして、そして舞台の清掃と……。

日曜日。

師父なる人には、かねてより合わせ稽古を願っておりましたが、朝イチに息子殿、僕と師父とで「舎弟」の稽古を。
息子殿、なかなか上手いことできましてね。手直しも少しで済みました……が、その最後の詰めの部分(手直しのところ)がやはり難しいところではないでしょうか………。

師父なる者は息子殿を退出させ、改善箇所を僕に伝えるわけです。まぁ、どんな簡単な?演目でも、やっぱり「終わり」というか「完成」という形態はないのですなぁ。
もちろん、演者個人個人のレベルにも拠りますけどもね。
果たして、息子殿はあの歳で師父なる人や僕の理想とする(要求する)表現を会得できるのでしょうか!?(笑)
☞ま、身体を通しておくのはイイ事ですよね。今できなくても、いつか解る日も来るでしょう。

次に、僕の「神鳴」なのですが……細かな動きの手直しがあり、僕が誤って解釈してた型の修正があり……。
まだ、面も着けてないのに、息も絶え絶え(;^_^A

うーむ。もっと身体を鍛えなければなりませぬorz
せめてまだ体力のあるうちに、眼がしっかり見えるうちに?大変なヤツをこなしておきたいと思います……。


【販促】
そんな私どもが出演いたします、第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」(5月28日14時〜 於:善竹能舞台)のチケットはただ今、好評発売中です!!
万障お繰り合わせの上、御来臨賜ることができましたら、幸いに存じます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。






2017-04-15

【販促】第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」のチケット購入受け付けを開始しました!! ☆☆☆☆

第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」
5月28日(日)14時〜
於:善竹能舞台

どうぞ、万障お繰り合わせの上、お越しいただければ幸いに存じます!!


入場料:
一般券:¥4,000
学生券:¥3,000(20歳以下)
全60席となっております。お申込みはお早めにどうぞ。
場所:善 竹 能 舞 台


皆 さ ま の お 越 し を お 待 ち 申 し 上 げ て お り ま す !!


2017-04-14

お稽古_㉙ 小稽古:割稽古にした方が良いのかなぁ。 ☆☆★★

ムスメは、最近ちょっと生活に変化があったためか、いろいろお疲れ気味なんでしょう。それを考慮して、あまり要求レベルを高くしないように努めたいとは思うのですが、
もうちょっと、あと少しで出来そう!
という、僕の期待値が邪魔をします(;^_^A

今回は、いつものように一通り「通し」で全部やってみたわけですが、やはり弱いところが何カ所かあります。そして行き詰まると、前後の詞の内容に関わらず(相手方の科白関係ナシに)とりあえず知ってる詞を言う。というのをやらかしてくれます。
☞なので、ハナシが続かない。内容が大きく飛んでしまうなどが起こります。

物語の筋、詞の意味は一応は噛んで含めるように伝えているのですが、どうもうまく伝わってない(直感的に理解していない)と感じます。

とりあえずは丸暗記が定石だと思うので、苦手なところを再度重点的に繰り返し…という稽古をしたのですが、今後、平日の小稽古はこの苦手な行(くだり)の稽古:「割稽古」に特化して、週1の中稽古では、「通し」でやってみることにしようかなぁ。
そうすれば、ムスメの負担も少なく出来ますし、かくいう僕も息子殿の稽古の他に、自分の出演する演目(目下、4役分)の稽古を抱えているわけで、自分の方にも時間を割ける余裕が出来ます。

息子殿は……そう言えば、彼奴がムスメと同じ演目の役をやったときは、何歳だったかな。5歳になってたか。もうちょっとスムーズでした。これほど差があるのですなぁ。

彼奴の方は、習い事があったりした日には、ちょっと声に張りがなくて、元気がないという点以外は、ほぼほぼ、じぃじとの合わせ稽古に臨める態勢であろうかと思います。

そして、そして!!

その、息子殿が出演する第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」(本年5月28日14時〜、@善竹能舞台)のチケット取り扱いが、いよいよ明日4月15日(土)から開始となります!!全60席、完売次第、販売は終了となります。
どうぞよしなに、よろしくお願い申し上げます。





2017-04-13

カスタネットめ!!(*`Д´*) ★★★★

先ごろ、テレビ番組を見ておりますと、福原愛選手が大泣きしながら、ラケットでピンポン球を繰り返し打ち返している「懐かし映像」が放映されてました。

福原愛選手が、卓球少女:愛ちゃんとして登場した当時。
僕は、
スゴいなぁ!
と感心した(僕、眼の加減か?卓球苦手です。)のと同時に、あの泣いてる姿を見て、
可哀想になぁ……。
ヒドイのなぁ……。
親にあんなにも、泣かされて、なぁ。
と、思うたものでした………が!
ハッ!!Σ( ̄□ ̄;) 
と、気付きました。(その、懐かし映像を視聴して。)
今の僕が、我が子にしているのは、まさしくそれだ!!と。

しかしまぁ……。

とーちゃんとして、師匠として期待するのは、たとえ泣き崩れそうになったとしても、歯を食いしばり、肚に力を入れて足を踏ん張り、立ち上がり、完遂する意志を持つことなのであります。

僕も幼少のみぎり、(幸い狂言の舞台ではなかったですが、)何か幼児音楽教室の演奏発表会の本番で、カスタネットのゴムの輪っかに指がうまく入らず、焦ってますます入らず、初拍からリズムを外すという失態を演じ(まぁ、テキトーに合わせりゃ良かったんですが?それも出来ず。)挙げ句に舞台上で泣き出してしまうという事態に陥りました(−◇ー;)!!
☞先生が駆け寄ってきて、リカバリしてくれたんですが……。

それを見た師父なる人には、リズムを外したことよりも、
舞台上で泣いてしまった!
しかも、泣いてその後を続けられなかった!!
どういうこっちゃ!?舞台人として恥ずかしいやないか!! 
ということで、ひどく叱られたように記憶してます。
☞そして、このカスタネット事件?では、大学入るぐらいまで、僕は詰られ、妹からさえも揶揄され続けます(笑)

※写真はイメージです。
このカスタネットが悪いんじゃありません

……斯くて、紅顔の美少年だったかもしれない僕は、カスタネットという邪悪な楽器は、諸悪の根源だと信ずるようになり、心底憎むようになりました(嘘)
☞ノーテンキな青赤のツートンカラーで、カタカタいいやがって!?(怒)
☞否、今ではカスタネットは友達!怖くない!!って「キャプテン翼」の翼君ばりに言えることでせう。(確か顔面でボール受けてたよね?)


……いや、そんなハナシじゃなくって!

本番の舞台で、泣かなくて済むように。笑顔で無事に終えられるように、僕は稽古では厳しく接するのですなぁ……きっと。

もちろん。体罰はいけませんよ?体罰は。





2017-04-11

お稽古_㉗・㉘ 小・中稽古:立ち稽古復活と。 ☆☆☆★

おお!拙ブログもこの投稿で通算“777”投稿目です(^^ゞ
今後とも、よしなによろしくお願いします!

さて、4月8日(灌仏会):中稽古

ムスメの方は、前回こっぴどく叱られたこともあり、非常に素直です。ちゃんと出来れば、スムーズに終わる。ということを学んだみたいです。そして内容と言えば、相も変らず科白の反復を。自分の科白はだいたい把握できてるようなのですが、相手の詞を受けて、どう返すか…というところまでは、まだまだ至らないようですねぇ。
どうしたものか(--;) 

息子殿は、ようやく咳が治まってきたこともあり、立ち稽古に復帰。少しの間科白だけの稽古でしたが、立ち稽古の内容も熟(こな)れてきたように見受けられます。
この分だったら、じぃじとの合わせ稽古でも大丈夫なレベルと思われます。週末日曜日にお願いしようと思うております。
小舞の方は…謡の高音域の音程の取り方がイマイチまだ掴めていないようです。これもまた今後の課題ですね。声量は問題なく出ているので、大きな声で調子をコントロールできればと思います。

4月9日(日)

この日は、「梅若吉之丞七回忌追善 第一回 大阪定期能楽公演」に伺って参りました。「悪坊」という演目、舞台上での物着があったり、なかなか面白い演出かと思うたのですが、如何でしたでしょうか。僕は自分の最後の型の稽古をしながら、薙刀って習ってみるのもおもしろいかも。と思いましたデス(笑)
☞何となく、合理的な武器のように感じました。

思いがけずこの日は早くに上がれたので、早々に帰宅しまして(15時頃でしたか…。)すぐさま装束を干しました(意外と体幹には汗をかきまして、装束の汗が気になっていたです。)

その後、我らが夫婦の、茶の湯の師が水無瀬神宮で釜をかけられていたので、その片付けのお手伝いに……。(と、言うてもムスメを同伴したので、大してお役にも立てず(^^ゞ 御道具を車で運べたぐらいでしたでしょうか。)
懐かしい、同門の面々にも久しぶりにお目に掛かり、
「シゲヤマさん、全然、昔と顔つきも雰囲気変わらんねぇ!」
……と(笑)
ふむ。20代の頃は「老け顔」と言われてたけど、ようやく実年齢が顔貌に近づいてきたかね!?
と、“老け顔特典”ww の恩恵に与ったのでした。

4月10日

この日は、まぁ特に秘します?が、いろいろ朝に催しがあり、お休みを取っていまして。とーちゃんは、お写真係です。
心配してた天候も決して悪くなくて、桜もとても綺麗でしたし大変良かったです(≧∀≦)

昼イチには、甲種防火管理講習の申込みに、高槻市消防本部まで行って参りまして。募集要項にもあるように、電話では申込みが無理なんですよねぇ……。

テキストと関連法規の本ですと。
5月は少々忙しくなりそうですが、頑張りたいと思います(;^_^A
なんか、めっちゃ分厚くないですか?ww

まぁね。白鳥は一見、優雅に水面を泳いでいるように見えますけども、水面下では必死に水を足掻いてるわけですよ(笑)
舞台を維持し、家業を継承し、後世に伝えるということは、相応の時間を割き、リスクやコストを背負っておるわけですなぁ……。
☞最近、一部の表面的なところだけを垣間見てるだけの方のご感想を承ったので、一応こっそり、拙ブログで抗弁しておきたいと思います(。-∀-) ニヒ

そしてそして、小稽古ですね。(あ、本題から外れて済みません^^; )

ムスメの方、相手の科白が似たような詞で終わると、どうしても自分の科白の前後を混同してしまうようです。
うーむ。僕の指導に工夫の余地があるようです(--;) 
さて、どうしたものかなぁ……。
まだ幼いからねぇ。仕方ないかぁ……。
もうちょっと、時間掛けないとアカンかな?(笑)

息子殿は、立ち稽古復帰して2回目ですが、随分と良くなっているように思います。この調子でどんどんブラッシュアップしていきましょう!!(。-ω-。)ノ☆・゚:*:゚





2017-04-07

お稽古_㉖ 小稽古:何やら既視感が(--;)  ☆☆★★

おざなりな心が…

ムスメも慣れてきたのでしょうか。稽古に対する集中力と真剣味が全く見られなくなりました。
そして、出来なかったところは、少し遡ったところから改めて繰り返す訳ですが、黙りこくってフリーズ。
あれぇ…?これ、どっかで見たなぁ……。
ええ、ええ。そう言えば、息子殿もこんな感じの時期がありましたね。
今までは、ムスメには科白の詞が分からずとも手助けをして、「まぁ、まぁ、まぁ。」と何となくやって来ましたが、今日という今日は、出来るまでやってもらいましょう。
もうそろそろ、しっかりと覚えていっても良いはずです。これは約1ヶ月前から再三再四、折に触れて口頭で伝えていたことです。
自発的には続けない態だったので、少しレベルを下げ、口写しの反復の稽古に立ち戻って、続けるよう促しますが、黙りこくったまま頑なに態度を変えません。

……というわけで、控えていた息子殿の方から先に。
彼奴も少し離れたところ(稽古は脇正面側でしてますので、息子殿は正面側に離れて控えてるわけですね。)で自習していますが、師匠が“激おこ”なので、ビビりまくってます(^^ゞ

息子殿は服用する薬が変わったところで、まだ咳も激しいので、今週の小稽古までは座学とします。彼奴はもう、そつなく父の怒りに油を注ぐこともなくクリアして、さっさと稽古場を退出していきました(笑)

さて。ムスメ、再び。

最初から始めますが、やはり同じところでフリーズ。
☞というか、息子殿は科白では苦労しなかったよなぁ……。

ムスメには、
-`).。oO(どうせ、とーちゃん、ここで稽古を打ち切るんでしょう?
みたいな、態度がありありと見て取れます。

いや、終わりませんけど?
先にとーちゃんは自分の「悪坊」を稽古するから、座ってろぃ。終わったらもう一度「以呂波」を初めからするから。と告げ、一通り「悪坊」の稽古を終えたところで、また「以呂波」を……。

さてさて。ムスメ、三度。

最初から始めますが……またしても同じところでフリーズ。
反復の発声で継続するから、繰り返すよう伝えても、頑なに拒否。
中々、妙なところに骨があります。

しょうがないですナ。
次、「神鳴」の稽古をとーちゃんするけど、それでもエエか?その後、「以呂波」やるデ?と告げると、こくこくと頷き……。
とーちゃんは、
-`).。oO(あーあ、ホンマ知らんデ。
と、思いながら、僕は自分の「神鳴」の稽古に取り掛かります。
☞他にも「佐渡狐」もあるんで、僕の方は困りません。

案の定、途中でムスメの足の「痺れ」がリミットを越えたと見えます。
臨界を突破すると、崩壊は早かったですねぇ。
マ゛マ゛〜!マ゛マ゛〜
と泣き叫ぶ声が、だんだんと、
お゛があ゛ぢゃ〜ん
となっていきます。
ここで、例のお決まりの事を言うておきます。(ま、耳に入ってはないでしょうが。)
舞台の上では、黙ってても誰も助けてはくれない。
ましてや、母さんを呼んでも、絶対に来てくれない。
泣いて叫んで、科白を思い出せるならナンボでも泣け。
しっかり科白を覚える稽古をせんか!
と……。
僕の誤算は!
妻がホントに助けに来られない状態だった(ムスメの稽古場からのレスキューを頼みに呼びに行ったら、先に息子と風呂に入ってた)って事でしょうか(笑)
仕方なく、僕が足袋を脱がせ、お扇子を手挟む帯をほどき、風呂に入ってくるよう促したのでした(--;)
ただ、息子殿の時とちょっと違ったのは……。
何だかとーちゃん、ちょっぴり胸が痛かったです。
☞しかし、とーちゃんは鬼にならねばなりませぬ!!(`・ω・´)キリッ

息子殿が妹(ムスメ)の前で、自分が風呂に入っている間に何があったのか、僕から詳しく聞き出そうとするのですが、
「稽古場を離れたら、もう、それには触れへんねん。」
ということを、 伝えたのでした。
稽古場を離れてから、普段の日常生活の中でも、その拙かったことを蒸し返され、いろいろ言われたり、説教(寸評?)されるって、辛いモンですよね?(笑)
僕は、その辺は峻別したいと思っています。
☞良かったこと、褒められたことならともかくね(笑)





2017-04-04

お稽古_㉕ 小稽古:ごく軽めに ☆★★★

息子殿は、やっぱり咳き込み具合もヒドイ(先週末よりかはいくぶんマシですが)ですし、このまま嘔吐してしまうのではないか?という状態です。ただ、徳讃会に臨む緊張感を途切れさすのもいささか気がかりです。
しかしながら、舞台の上でのゲボッチョ(嘔吐の意:息子殿談)という大惨事も避けたいところです……。
まず、「たいそうおけいこ」をさせてみたのですが……。やっぱりリスキーです。こりゃアカンと判断しました。

次善の策として、科白のみの稽古(座学)にて対応することにしました。やはり苦手な科白回しのところは間違いましたけども……(-_-#)
まぁ、治さんとな。ハナシになりませんな。

ムスメ。今、ぐんぐん伸びてますね。何かうまく繋がったのでしょうか。ところどころ冒頭の一語を教える必要がありますが、あとはほぼ分かってきている様子です。にぃにが徳讃会の「舎弟」を終えたら、二人合わせて先ずは科白の稽古を進めていく予定ですが、これならいつ合わせても良さそうです。

早く、二人で「以呂波」を出来るようになると良いんですが……。
☞どんな感じになるのか、僕の方がちょっと楽しみというか…(笑)

2017-04-03

お稽古_** 中稽古:しばらくお休みかな?(--;) & 第12回「徳讃会」告知 ☆☆☆☆

中稽古はスキップです

どうやら、メイッコ→ムスメ・母なる人→息子殿と移ってきたお風邪ですが、段々と重症化が進む?ようで。
初発のメイッコ、ムスメらへんはもうほぼほぼ治まっていますが、母なる人と息子殿の症状はあまりよくないようです。

きっと咳き込んで、稽古もままならないだろう事は予想できるので、しばらく稽古はお休みです。その分、僕は自分の方に専念したいと思います。
今週末(4月9日)は大阪能楽会館で狂言「悪坊」の出家を勤めさせていただきます。
アレルギーか、はたまた息子殿の風邪の影響か……喉(気管支?)の調子が芳しくないですが、何とか保たせたいところです。

ところで!

第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」のお知らせです。
4月1日(土)に公式webサイトにもアップしましたが、本年5月28日(日)14時〜、善竹能舞台において開催致します。チケットの取り扱い開始4月15日(土)を予定しております。
どうぞ、万障お繰り合わせの上、お越しいただければ幸いに存じます!!


入場料:
一般券:¥4,000
学生券:¥3,000(20歳以下)
※全60席となっております。お申込み(受付:4/15〜)はお早めにどうぞ。
場所:善 竹 能 舞 台

今回は、現役鍼灸師(って、誰だ!?……って私だ。)による、【狂言「神鳴」におけるはり治療】について、マニアックな解説があるとか、ないとか!?(笑)
皆さまのお越しをお待ち申し上げております!!



2017-04-01

みんな大好き、サンドイッチ!!(o´∀`o) ☆☆★★

サンドイッチ(三度一)のイメージ
いつも出勤(往き)時にはすごい行列で、帰りの頃には既に閉まっているというパン屋さんがあります。たまに土曜日に出勤しますと、帰りにそこのパンを買えるんですよね。

先週に引き続き、今週もそのパン屋で昼食をばゲット。
サンドイッチです。具だくさんでボリューム満点です。
☞ほかに焼きそばパン。あれ好きなんですよねぇ……。

かつて、三度の飯よりもトランプが大好きで……と言われたサンドイッチ伯爵が、トランプをしながらでも、片手で簡便に食べられる食事として考案したが故に「サンドイッチ」と称する……と、ジャポニカ学習帳か何かのコラムで読んだ気がしますが、どうやらガセらしいんですよね^^;

* * * * * * * * * *

調べますと、古くは江戸時代。
お江戸の城下に流行った、酢飯にオカズを挟み込んで食すもの(寿司の原型に似たものか?)が、たいへん江戸っ子の口に合い、
“日に三度の飯のうち、一度ァきっと喰いてぇ”
と、言わしめるほどでした。
日に三度のメシのうち一度。これ、すなわち「三度一(さんどいち)」として、初めは庶民階級の江戸っ子に持て囃されていましたが、次第に江戸幕府の幕閣の耳目にも触れる事となり、広く日本全国の諸藩に流布したのでした。

そして、かのシーボルトも我が国に滞在中の折り、この「三度一」を聞き知り及ぶに到り「こいつぁ、珍しい」と、自国に三度一のレシピを持ち帰り、さらに工夫を重ね、パンにハムやチーズなどの具材を挟み込んで食すようになった物が、いわゆる“さんどいっち”として、我が国に明治の初め頃に逆輸入されてきたものなのです。

ポルトガル語の「コンフェイト(球状の菓子の意)」が、日本に渡り「金平糖」となっていったように、江戸っ子の愛した「三度一(さんどいち)が、ヨーロッパでは「Sandwich-サンドイッチ」として認知、改良され、そして日本に定着した……何だか、親近感を覚えますよねぇ!!(≧∀≦)/