2017-08-29

お稽古_② 小稽古:今回は歌が肝心だ ☆☆★★

今回、息子殿が太郎冠者(シテ)を勤める、狂言「皹(あかがり)」は、いわゆる「あかぎれ」をテーマにした狂言なんですけれども、近年の家屋は暖房機器も完備されてますし、温かく機密性を保ち、踵に塗り込む保湿クリームなどもありますので、もしかするとあまり身近な病状ではないのかも知れません。

僕自身も入浴後にきちんとケアするようになってからは、踵の皮膚がピシッとひび割れて痛む……ということはなくなりました(笑)
とは言っても、フェイスクリーム兼ボディークリーム的な保湿液を顔に塗ったついでに、踵に塗り込んでるだけです……が、よく踵に塗り込んでしまってから、その後に顔を塗ってしまいます(;^_^A
☞ま、自分の身体なんで、あんまり気にしないことにしてますけど。

調べてみると、「あ-かがり」と分けられるみたいですね。“あ”が「足」の意で、“かがり”は「ヒビが切れる」ことを意味する「かかる」の連用形。という説明が【大辞泉】電子版に載ってました。
」という漢字自体にも「ひび」という読み方もありますね。
当時の日本の家屋事情や気候、暖房設備、履き物事情などを想像すると、ある意味、卑近な病状?だったのかなぁ。

そんな「皹」を(五七五七七)に詠む!という高尚な展開!!というのがミソなんですね(笑)……たぶん(;^_^A

掛詞(かけことば)がね、分かんないと……「あー。アレとコレが掛かってんのかね?」というのが分かるとニヤリとする笑いが出てくるんじゃないでしょうか。
あー。でも、これ書いちゃうと……ネタバレだね。

終わってから、拙ブログかフェイスブックでなぞ解き?やりましょう(≧∀≦)/
プレ解説じゃなくて、ポスト解説d(^-^)



2017-08-28

お稽古_① 小稽古:次なる目標へ ☆☆☆★

さて。

過日、8月23日(水)に地蔵盆の催しが無事に済みまして、次は息子殿は10月22日(日)第13回「狂言を楽しむ 徳讃会」に向けて、本格的に取り組んでいくことになります。
カウントも初期化して、①からスタートです。

平日の小稽古は、息子殿単独でのお稽古になりますが、毎週土曜日のこども狂言教室「狂言塾」では小舞「盃」のお稽古を、塾生のお子たちと並行してやっていくことになります。
☞「狂言塾」のみんなで習い進める演目は、個別には行いません。
☞ムスメも週1の稽古ですね。

はてさて、来年はどうなりますやら……。
人数の多少によってバリエーションが変わってきますので、その辺も乞う御期待でありましょうか(≧∀≦)/

第13回「狂言を楽しむ 徳讃会」のご案内も、少々遅れておりますが9月10日(日)までには皆さまのお手元に届くよう、鋭意進めております(≧∀≦)/
今回は善竹玄三郎七回忌追善の会です。いずれの演目も見応え、聞き応えのある大曲を取り揃えております。
全容の公表は、今しばし、しばしのお待ちを!!

そうそう、解説「見どころ」のパートは、今回は何と!幕から出てくるだけでオモシロい!?近頃はファン急増中のあのお方にお願いしておりますd(^-^)
いやぁ……いつもの僕の拙い解説とは違った、きっとオモシロ話芸?を披露してくれるんだろうなぁ!?(って、勝手に煽って、大いにハードルを上げておきましょう!!)
☞いや、ぜひね、関西のお客様のシビアな「笑いの閾値」を教えてあげて下さいませ(嘘) ニヤ(・∀・)ニヤ

はい、ま。そんなんでね。10月の徳讃会、頑張りまっせ!!みんな来てね!!!(≧∀≦)/



2017-08-24

よく頑張った!!感動した!? ☆☆☆☆

23日の第32回おじぞうさま と こどもたちは、何とか無事に終了しました。
折悪しく、開場直前に突然の雷雨となり、出足がくじかれた感じだったのがちょっと残念でありましたが……。
また今回はプロジェクターを使って説明することになっていて、停電などなった場合には、どうしようか。と少々気を揉みました。

それでも悪天候の中、お運びいただいた皆さまには、この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
ま、お越しになったお子達は、余分に?お菓子をもらえた(いつも1袋のところを、2袋!!)ので、それはそれで良かったのかも!(≧∀≦)/
お手伝いに来てくれた、善竹忠亮氏とファミリーもありがとうございました。お嬢ちゃんは初めてお目に掛かれましたねo(^^)o
☞お内儀にお目に掛かるのは2回目やったかな?

朝から、息子殿が舞台の清掃を手伝ってくれまして、手順を説明するとせっせと働いてくれました。

さすがやなo(^^)o
舞台用の雑巾はちょっとゴッツくて、まだ息子殿は絞れません。正に手に余る感じ。

全部を任せることはまだ無理ですが、お陰でプロジェクターの内容を推敲する事ができました。
今回は、初めての動画も採り入れてます!!
黙々と働いてます……。
ちょっと、いい子過ぎるんちゃうやろか(゜o゜;

それはそれで、ちょっと心配です(笑)
きっと、超絶反抗期がやってくるんじゃねぇか!?と。









そして、そして。

ムスメ!初舞台ね!!何とかやりきりました!!!だけど、ちょっと緊張したかな?
(せっかく)僕が、プロジェクターの解説で用意した動画の部分の科白をとばしてしまったやん!!ガ━━━━━━━∑(゚□゚*川━━━━━━━━ン!
☞「○○という科白は、実はコレのことをいってまーす。動画コレです(`・ω・´)キリッ」………がorz
☞でも、大丈夫。誰も気付いてなかった。

それと後見で座ってて、とーちゃん、胃がキュッとなったわ(笑)
でも息子殿、ちゃんとリカバリしたな!!やるなぁ!!!

僕も少し肩の荷が下りた感じがします。
いろいろと子らの成長を実感した1日でした。



2017-08-22

お稽古_㉚ 小稽古:本番前、ラスト!! ☆☆☆★

今回、幕揚げを担当するであろう妻が「幕を揚げる練習をしておきたい。」との、たっての希望があり、本番さながらに幕から出る態でやってみました。
僕は幕を揚げてから、後見にでます。

やはり、やっておいて良かったかも知れません。後見の僕が切戸を開ける音、切戸口から出てくる僕の気配が気になったようでした。

そして、息子殿。科白を飛ばして言いそうになりつつも、上手いことリカバリーしてました。
23日はいよいよ本番です。なんか、ムスメ以上に緊張してしまいそうです(+_+)

子ら2人の「以呂波」が済んで、次は息子殿は「皹」の科白の反復を。今までやってきた演目と共通の詞も多いので、息子殿は、早くも4割ぐらいを覚えている様子(゜∀゜;ノ)ノ
この調子なら9月から立ち稽古ですかな!?

僕は早いとこ自分の抱える課題をクリアしなければナァ(;^_^A
一先ずは23日の舞台を無事に終えられるよう、尽力したいと思います(`・ω・´)キリッ



2017-08-21

お稽古_㉙ 小稽古:狂言塾、再始動!! ☆☆☆☆

19日(土)

午前中、例によりまして僕の方は師父なる人に稽古をつけてもらい、稽古場も涼しいうちに我が子らの「以呂波」のお稽古を。
手直しがあったものの、概ね良好d(^-^) 
ただ、ムスメの方は、午後から予定されている「狂言塾」に興奮気味?ということもあってか、全体的にハイテンションで、ちょっと勇み足な感じもありました(+_+) 

にーちゃんの方は、妹の動きにはちょっと不満そうでした(;^_^A 
うーむ……分かるねん。にーちゃんの懸念も分かるねんけどなァ……。
やはり当人の理解力というのもあるしさ、今回の初舞台ではまだ難しいかも知れない。
☞なので、おじぞうさま と こどもたち での初舞台を踏ませるというのもありますから。

大蔵流こども狂言教室「狂言塾」

さて、お昼過ぎからは、過日にガイダンスをさせていただきました、お子たちがお見えになりました。「小舞」には「狂言」を演じるためには外せない、基礎を培う動作・姿勢が多いのです。従って段階的には、「謡い」による発声法と、音律やリズムを聞き取る方法に慣れていってもらうことから始まり、ある程度のレベルに達してから「狂言」を教授していくことになります。
これはプロ・アマ関係なく、やっている事と思います(たぶん^^;  よそのお家は知りません。)
もしこれが、〈趣味の大蔵流狂言「高和会」〉であれば、「小舞コース」からのスタートになるわけです。
☞その後、御希望に応じて「総合コース」にスイッチします。

そして。上手になるコツ?は、「真似っこ」デス。
先生の言う事、やる事を、しっかり観て・聴いて、真似っこができると、だんだん上手になってきますd(^-^) 
まどろっこしい…かも知れませんが!?長ーく、楽しく続けて行くには、意外とこういうことが大事だったりします(笑)

つい我々は、どうしても現行の学校におけるカリキュラムのような発想(一定期間内に効率的に学習して課題をこなし、試験をクリアして評価を得る。あるいは勉強のテクニック?を磨いて資格を取る。などという評価基準、評価の体系)に馴染みすぎていて、習い事にもそれらを求める方がいらっしゃるのですが、特に当法人で提供している「狂言講座」は、そういった学習体系にはそぐわないものと考えています。

残念ながら、競技大会があるわけでもないですし、その「芸能」を点数で評価されることもありません。
誤解を恐れず、ザックリいえば、個々の習熟度合いや、心身の発達段階でひとまず達成を目指すゴールが違うわけですね。
同じ演目の同じ役柄でも、僕が子どもにやったときと、極重習「花子」を披いてから演じた場合とは当然に違うはずです。(えっ!?大差ない???^^; )
それらを画一的な評価基準で、点数をつけることに意味はないハズです。

……と、いうわけで。
気楽に真似っこができると、段々と上手くなっていきます…たぶん(^~^) 

さてさて。保護者の方と相談させていただいて、おおよそ4回分の体験となりました。その中で、そこそこ形になるまで持って行きたいところです(`・ω・´)キリッ
最終回は、お稽古の成果をちょっとお母さんにも見てもらえたら良いよね(笑)

地蔵盆の準備

日曜日(20日)は、朝の涼しいうちに!地蔵盆のお祀りの準備デスだよ。
ちょっと、ゴチャゴチャしてるところで申し訳ないですが、いがぐり頭氏が“ごきぶりホイホイ”の組み立てに丹精しているところです。
エラくご執心でした(;^_^A 
☞ってか、それより先にやって欲しい事あるねンけど?

はい。こちらが、拙家の土中より出てこられた、福祿地蔵尊で御座します。

僕個人からは、こちらの「蟠桃」という変わった形の桃をお供えしました。
前々から気になってたんですよね。
早くも食べ頃到来!?
……ということで、ちょびっとだけお供えして、すぐいただいてしまいました(;^_^A 

大変美味しゅうございましたにゃり。
うん、なんとなく七十五日長生きできそうです。(人生の初物やし!?)





2017-08-18

お稽古_㉘ 小稽古:えー。今日のメニューは……? ☆☆☆★

息子殿は目下、狂言「以呂波」の主人、「清水」の後見、今秋の徳讃会「皹」の太郎冠者と、3つ掛け持ちです(゜∀゜;ノ)ノ

いや、僕も割と子どもの頃は祖父の御社中のお相手、師父なる人の子ども狂言教室(狂言塾)の御同輩とのお稽古などさせていただきましたが、これ程やってたかなぁ……いやぁ、やってたかぁ(;^_^A
小舞、妹の分の併せて2つとか、同輩の稽古のお相手とか(もちろん他に狂言もありーの。)

ただ、僕が帰宅してからの夕食後は、そんなに時間も取れませんし、息子殿には息子殿のルーチンワークがあるのです。
☞そういや、毎日楽しく満喫してるようだけど、彼奴、夏休みの宿題は終わってんの!?

お風呂にも入って、子どもの寝る時間には寝ておかねばなりません!!規則正しい生活、睡眠、食事、学問(学校)が大事なんです!!
人 は 狂 言 の み に 生 く る に 非 ず 。
と、昔のエラい人が……言ったりはしてないみたいですが、僕は常々、そう思っています。一先ず我が子ら、あるいは狂言塾のお子たちには、基礎的能力を十二分に備えた、ゼネラリストになってもらいたいのです。
なので、普段の日常生活を蔑ろにすることは、僕的にあり得ないわけであります。
☞例によりまして、#意見には個人差があります。

ま、そんな訳で、優先順位を設定すると、「以呂波」、「皹」、「清水」(後見)という感じでしょうか。そうでなければ僕自身も自分の抱える課題をクリアできませんし、23時とか過ぎてんのに自主練なんて、僕ァ、嫌です(・・、)
以呂波と皹に今回は絞ることにします。後見は、ほぼほぼできてますし、以呂波はムスメとの稽古の兼ね合いもあるし、皹は余裕を持って仕上げる時間を取りたいし……。

「以呂波」は、ムスメの(やっぱこの人もね、ちょっぴりポンコツなんだよね。)オモシロい?勘違いを修正して(何故か1周回るだけで良いのを、2周回りはったりするのよ。)にぃにとの動きを再確認しました。しかし、判ってんのかなぁ……(;^_^A
にぃには、独自のイレギュラーな動きをし始める妹に対し、いかに変則的に臨機応変に修正をしていくか!?という、より高度なテクニックを図らずも学びつつある!?(゜∀゜;ノ)ノ感じです。

もちろん、一通りやったあとでは、必ず何度も「割稽古」で注意してるんだけどなぁ……。
ムスメ、おそるべし(´д`)



2017-08-16

いよいよ来週、初舞台ですな。 ☆☆☆☆

いよいよ来週の8月23日にムスメが初舞台を踏むわけですが、「初舞台」御披きのお菓子でも用意せねば……と思いつつ、妻に任せっきりです(;^_^A

ムスメの初舞台にあたり、その心づもりをさせてやろうと、にぃに の初舞台の様子を収めた写真集や、また江戸善竹、十郎師主催の善竹狂言会にて狂言「靱猿」の小猿を務めさせた折の、プロによる写真アルバム(十郎師より拝領)を妻が出してきたみたいですが、それらを眺めておりますと、誠に感無量でありました。
東京では、出演者も助吟も後見もオール善竹で臨んだんでしたっけ。果報な息子殿です。
☞むろん、今回はムスメはお猿さんじゃないですけど。

そうそうそう。
あの時、僕は釣狐の稽古が佳境に入りつつあり(くゎーい!と啼くと飼い犬が呼応すんですww)、夏場の、散々に絞られてる頃に、十郎師より「靱猿」のオファーがあったわけです。
話を聞いた師父なる者が「お前が嫁さんとよう考えて、返事せぃ。」と言うたのでした。

熟慮に熟慮を重ね、いきなり初舞台を観世能楽堂(渋谷・松濤は息子殿は最初で最後でしたね)では厳しかろう……ということで、まずは徳讃会で、初舞台を。
一度経験させてから、善竹狂言会に臨む事にしたのでした。

小柄な方ですし、身体能力の発達段階に割と不安を抱きながらも請けたわけですが、なんと徳讃会の1ヶ月(?いや、2ヶ月?)前に上腕骨を顆上骨折したり……いろいろありましたなぁ…。(幸い若木骨折という部類だったので早く治りましたけど)
僕自身は、狐のすぐあとにお猿に逆戻りか!?(cf.“猿に始まり狐に終わる”)って思ったものです(;^_^A

師父なる人に、「お前、息子に教える前に覚えとるか見てやるから、拍子を叩いて謡いながら、跳んでみぃ。」と言われ跳んでみたんですけどね、息が上がってハァハァ言うてると、「狐とどっちシンドイ?」って師父なる人が、ニヤリと笑いながら尋ねてきたのをよく覚えております(--;)

2013.8.16にFBにアップしてたらしい写真です。
当時でスクワット20回が限界らしいですが…。
今は無理!!(゜∀゜;ノ)ノ
えー。しつこく何度も言うようですが、狂言方は、割に意外と?アスリートです(--;) 



2017-08-15

お稽古_㉗ 小稽古:映像学習&お後見の特訓 ☆☆★★

月曜日

ムスメと息子殿の「以呂波」については、舞台を使わずにiPhone---(Wi-Fi)---AppleTV—(HDMI)—TVと繋いで、動画(先日の大稽古の録画)を写し出しての型や注意点の確認をするつもりでした。

ただ。
日夜、夏休みを大いに御満喫遊ばしている息子殿は、どうやらグッタリしているご様子。
録画を観るだけにして、後見の特訓はやめとくか?
お稽古して欲しいなら、そう言いや?
と言いますと、初めての後見については息子殿も少し心配なようで、狂言「皹」のお稽古はパスしたいけど、「清水のお後見」のお稽古はして欲しいとの由。

15日(火)は、我がお弟子殿のお稽古日。
これまた初の合同お稽古ですから、息子殿も緊張しているようです。
しかし、場数を踏んでるのは、実は息子殿の方が多いわけですから、その辺は自信持ってやったらええねん。お稽古では間違ってもエエ。と言いますと、(。-∀-) ニヒ♪と笑っておりました。

まぁ、そつなくこなすと思いますよ。
ただ、足の痺れに耐えられるか!?って事だけです。(痺れがややマシになる治し方tipsも口伝したのですが……^^; )
それらもひっくるめての修行でありますから、経験を積みながら、自分にとってのより良い方法を体得していくしかないです。

今週末から大蔵流こども狂言教室「狂言塾」の1ヶ月無料体験の体験希望者(女の子2名)がお見えの予定ですd(^-^)
複数人が順番に小舞を舞うとか、地謡のお稽古(経験)ができていなかったので、こうして何人かと一緒にできるというのは、いろいろなパターン、動きのバリエーションを教えられるので有り難い事ですよね。

さて、僕の方は…。

先日の大阪薪能は無事に狂言「文山立」を勤められました。例年になく12日は風が涼しくて、とても助かりました(途中、揚げ幕が大暴れしてましたけども 笑)
来年もこんな感じであればいいのになぁ……^^;
お越し賜った皆さまには、誠にありがとうございました。

まぁ、何とか次に取り掛かる心身の余裕?が出てきたので、10月22日(日)第13回「狂言を楽しむ 徳讃会」の準備とお稽古に取り掛かりましたよ。
今回もまた、3演目に取り組ませて頂きます(゜∀゜;ノ)ノ 祖父なる者の七回忌追善会ということもあり、それに相応しい舞台をお目に掛けられるよう、気張りたいと思います(大汗)

狂言組の詳細は……!?今しばし、お待ちゃれ。初番は息子殿がシテの「皹」でっす!(≧∀≦)
チラシも、もうすぐ。もうすぐ!原稿ができます!!(笑)
☞誰ですか?まだ原稿かよ!?って言った人???

「あらすじ」の“叩き台”ができたので、これから家人らで、揉んで揉んで、叩いて叩いて叩きまくって!?フルボッコになって原型が分かんなくなった「あらすじ」が、世に放たれるわけです^^;
乞う、御期待!!orz




2017-08-14

お稽古_㉕・㉖ 大稽古:浴衣を着けて ☆☆☆★

いよいよ来週8月23日(水)に迫りました、第32回 おじぞうさま と こどもたち ですが、いわゆる浴衣会という催しになります。

本番に向けて、息子殿、ムスメも浴衣と袴を着けて実際にやってみました。
帯を締めたときのキツさとか、動きづらさなども、やってみて分かる事もあるわけです。僕や師父なる者も、実際に動きを見て「あ。この時は、こうやるねんデ。」というtipsを思い出して、指導できたりします。

我が母や妻なども、裁縫道具を鏡の間に持ち込んで、浴衣の“肩揚げ”や裾がもつれぬよう、“腰揚げ”などのアジャストを行います。(その辺の指示は師父なる人や僕が出しますです。)
☞探してみると、ちゃんと肩揚げ・腰揚げの図説がありました!すごいなぁ。cm単位なんだねぇ。(うちはまだ“寸”だわ。)

息子殿もだんだん要領が分かってきたみたいですし、ムスメは“女剣士”みたいな感じに仕上がってました。少し手直しが要りますが、自然と笑みがこぼれてしまい、非常に良かったです。
☞写真を載せようかと思いましたけど、当日のお楽しみに!(ムスメの浴衣、ちょっと意外な柄デスヨd(^-^) )

息子殿はそのまま今度は、狂言「清水」の「後見」のお稽古を……。
火曜日のお弟子殿のお稽古には、息子殿も一緒に参加させて、お後見を手伝ってもらいましょう。

そして……ちょっと遅れ気味の第13回「狂言を楽しむ 徳讃会」(10月22日(日)です!)の準備ですけども。早い事回していかないと……^^;
頭が動かないと尻尾までが回りませんのでなぁ……。薪能も無事に勤められましたので、いよいよ徳讃会に取り掛かりましょう!



2017-08-08

お稽古_㉔ 小稽古:はじめての「お後見」 ☆☆☆★

月曜日。

台風5号襲来。「帰るんやったら、自分の判断で適当な時に帰りや?」という我が上司の言葉を受け、根性なしの僕は図らずも!?昼過ぎにはご帰宅という事で^^;
☞残って仕事してた他の女性職員の方が肝が据わってる感じです。

ひとまず自分の稽古を済ませまして、次いで子らの稽古にも入ります。
前回のデモンストレーションでは、大幅なショートカット技を披露したムスメに、あらかじめおさらいして(笑)から、狂言「以呂波」を。
今回はiPhoneで撮ってみる事にします(次回小稽古は映像学習の予定)
Aの科白と型
Bの科白と型
Cの科白と型(特にコレは、1-2-3と番号を振って教えたヤツです。)
と、ありまして。
前回ではAとBの流れをゴッソリ抜いて、いきなりCにいっちゃったわけですナ。
で。今回のムスメ。Bの科白と型とを飛ばしまして、Cに(;・∀・)
ストップ!ストップ!ストォォォップ!!(;^_^A 
今回は、稽古を止めまして(笑)
いやいやいや……、飛ばしてますでしょう? お嬢さん、お分かりか???

にぃにに少し遡ったところから科白を言ってもらって再開。後半を終えて、幕……。
そして、にぃには見学しておいてもらって、僕とムスメとで改めてA〜Cの科白と型の流れを。
それだと上手くいくねんなぁ……。次回は録画を観て復習ですね。

お後見の特訓(笑)

そして「以呂波」を一通り終えたので、ムスメは退出させて、今度は息子殿の初・お後見のお稽古をば。
スマートな動きや後見の作法?を体得してもらわねばなりませんし、後見を務める事になっている、狂言「清水」のストーリーやキーワードとなる科白を、ある程度把握しておく必要があります。その昔は、演者に事故のあった場合には、急きょ代役を務めるのが「後見」であったと聞いてますけれども、それぐらいの気持ちで臨む必要があろうかと。

小柄な息子殿は、ちょっと御道具が大きく、重たかったり、手が小さくて一度に持ちきれなかったり……^^; 
何とか一通り教えられましたけども、息子殿汗だくで、舞台にポトポト汗を落として、狂言より大変そうでした(゜∀゜;ノ)ノ

もう少し大きくなったら、「幕揚げ」ですね。
紋付袴を自分で着られるようになったら、装束付けのお手伝いも……。

ま、いろいろありますわぁ……。
来週と再来週は、お弟子殿と一度合わせて稽古をしてみて……本番ですなd(^-^)



2017-08-07

お稽古_㉓ 小稽古:デモンストレーション ☆☆☆☆

土曜日

この日は、大蔵流こども狂言教室「狂言塾」に御見学がありました。実際に、子ども達にどういったことをしてもらうのか?あるいはどんな稽古場なのか?我が子らのお稽古風景を見てもらうのと、実際に我が家で教授する大蔵流狂言がどのような物かを御覧いただきました。

TVなどでは、他家/他流の狂言方が手掛けていらっしゃる狂言の内容を見聞きする機会や、また隣市などでは、ゆるキャラを主人公にした“新作の狂言”を体験する講座などが開講されているそうで、それらにインスパイアされ、
「狂言を習ってみたい!」
と思ってくれるお子様もいらっしゃるみたいです。

誠に残念な事ながら?(;^_^A 
たとえば「こども」「狂言教室」とネット検索して、ヒットするのはどうやらウチが割と上位なのですか……ね?(--;) 
☞あとは単発の、期間限定教室が多いんですか?

まぁ…その、良いのか悪いのか……ホントに申し訳ないですが、
_人人人人人人人人人人人人_
> 当法人は、新作の狂言は <
> やんないんですよネ!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ 
あくまでも、お教えできるのは、拙家で古くから代々伝わる内容のみになります(;^_^A 
まぁ、これにはいろいろ賛否両論あろうかとは思います。
僕自身、今まで足かけ39年のキャリアの中で(敢えてそう言わせていただきますが)何百、何千と自問自答を繰り返してきましたが、この結論が変わることは、まずないと思います(笑)
☞なぜそう思うのか!?そのあたりは、ウチに習いに来てくださる方にのみお教えしたいと思います(^^ゞ

「狂言塾」で習っていただくにあたっては、事前にその辺の「ご要望(ご期待?)」とのマッチングを大事にしたいと思っていまして、必ずガイダンスを取り行っております。
教わる師匠の方向性で、子ども自身の本当に「やりたい事」と違う事させられる……なんて、ねぇ?苦痛以外の何物でもないですよね!(笑)
☞やりたい事を教えて下さる師事するのが一番ですよ!
☞場合によっては(同じ門閥であれば?)教室を御紹介できるかも知れません。

ま、そんな訳で。

息子殿、ムスメにお稽古のデモンストレーションをさせてみました。
ええ。舞台の歩き方狂言「以呂波」を披露させてみました。
☞僕はね、お試し期間中にお教えする小舞をば少々(≧∀≦)/

で。
うちの子らのデキなんですが……ね。
いやぁー。すっごいゴッソリ、科白飛ばしてしまってて(笑)
☞忘れてフリーズしたわけでなくて、間の詞章をだいぶん抜かしてしまった。

いやぁ……。
ど な い 、対 処 し よ る か な ?
って思ってさ。
僕、笑い堪えるの必死でしたけども、そのまま黙って見てましてん(爆)
えー。舞台の上ではですね、斯様な臨機応変さも求められる事もあるわけでしてね。

さすが、おにーちゃん。一日の長がありますね。焦ることなく、そのまま冷静に、詰まる事もなく対応しました。あとで訊いても、妹の間違いを把握した上での対応でした。
そして、ムスメ。えー、たぶんこの人は、緊張してて自分が間違えた事に気付いてまてん(笑)
あれ?ちょっとヘンだな?
とか、一瞬思ったかも知れませんが、見事にスルーかましてくれましたわ(゜∀゜;ノ)ノ

はい。ま、そんなこども狂言教室「狂言塾」ですが、今回、2名のお子さんがひとまず体験されるという事でしたので、ゆるゆると再始動ですネ!
ウチの子2人と、今回のお子様2人の計4人ですから、あと6名〜8名ぐらいなら募集してまーす(≧∀≦)/





弓矢八幡、申し通ぜんぞ。 ☆☆★★

金曜日

実はこの日は、善竹忠一郎師にお稽古をお願いしておりまして、南森町の朝陽会館まで行って参りました。
ついでに薪能での「文山立」で用いる弓矢を見ていただこうかと思い(また、tipsなど諸々御教示いただこうかとも思い……)拙家の組み立て式弓矢(御道具)をお稽古に持参しましたd(^-^)
【販促】お稽古の成果は!!8月12日(土)の「大阪薪能」にて!!月曜まで当法人公式Webサイトではチケット取り扱う予定です(あとは手売りに移行。)

今回、試しに運搬してみて思ったのですが、もう一工夫必要な気がしまして。お稽古の帰りに梅田の東急ハンズへ(。-∀-) ニヒ♪
いやぁ、最近はこんな金継ぎキットが売ってたりすんですねぇ!
ちょっと意外でした。

こうやって気に留めておくと、なんぞの時の御道具の補修に使えたりするかも!?とセレンディピティーが下りてくるがあるとかないとか……。
いや、話は戻りまして、携行用の組立式弓矢なんです。玄翁謹製です。

弓本体(2パーツ)

弓弦

で構成されます。
組み立てるとこんな感じ。
以前、狂言における作り物の解説の記事にも書きましたが、殺傷能力は持たされていません。
専用の収納袋には、弓弦用のポケットも実装してますです^^;
購入したのは、パラコード(パラシュートコード:180kgの懸吊に耐えうるとか!?)と、リングです。
革細工のコーナーで輪っかを見つけてきました(他にD鐶とか買いましたけども。)
ま、御覧の通り普通の二重リングです。
ま、こうして風呂敷に置きまして。
風呂敷の角の一端には約一尋のパラコードを結わえ付けてあります。
ま、こんな風にですな、リングを通して、十字に結んでいく……と。
こんな感じですね。
いや、輪っかを結びつけて何をしたかったか。って、コレですわ。
肩掛け用のストラップのナスカンを引っ掛ける金属製の輪っかをつけようと思ったわけです。
はい。ま、こんな風にですなd(^-^)

いつでも、行けまっせ!!(≧∀≦)

ちなみに、肩ストラップはJIBというかばんメーカーのダッフルバッグのストラップの流用です(≧∀≦)/
別のカラーに換装したので、標準装備で付いてたショルダーストラップが余ってたのが、今回、役に立ちました!

ま、別に言い訳するつもりもないんですが、東急ハンズでいろいろお買い物中にですね^^;
なんと、大阪市内に大雨が来るとか来ないとか、iPhone様からの御託宣がありまして。

仕方ないので、早めの避難。
雨宿りをしよう……。
と、クラフトビールをね^^;
まぁ、喉渇いてましたしね(笑)
独り身のおっさんは、壁向いて座らされるんですww(嘘)
☞二人組が多いみたいです。初めに壁向きでも良いか、尋ねてくれます。夜景を見たい人は要予約?って感じなのかなぁ。

背後の、窓の外は何や、夕焼けがエエ感じでっすわ。
ってか、雨雲どこ行ってん!?

まぁ、不肖の #没落独身貴族 としては、今を時めく若人達に夜景は譲りたいと思います。
ほらさ、日が暮れたら……ね?こんな感じよ。(多少インスタグラムで加工は掛かってますけども?)

いや、もっぺん言うけど、雨雲どこ行ってん???

2017-08-01

自転車通勤も再開。 ☆☆★★

先だっての第12回「狂言を楽しむ 徳讃会」前から自転車通勤を自重してまして、その間、善竹狂言会(東京)やら、天候不良やら、身体のポンコツ具合やらもあり、再開の目途が立たなかったのですが、昨今、自分の大腿四頭筋が少々痩せてきた事を鑑み、トレーニングを兼ねて再開です。
今秋の第13回「狂言を楽しむ 徳讃会」(10月22日@善竹能舞台です!)も3曲出演と、あと僕がシテを勤める演目は、
ああいうズシッとくる演目は、若いうちに(※筆者註:そう若くもないですが?)やっとかなアカン曲やデ。
という師父なる人の意向もあり、身体作り、謡い込んで臨みたいと存ずる所です。(今回のラインナップも…。特に玄三郎翁の七回忌の御追善ですのでね。ガッツリと。)

ところで

目下、子らの稽古はありませんが、自分の稽古は鋭意行っております。
月曜日も夕食後に1人で淡々と?黙々と!?稽古を済ませ、さぁ!汗もかいたし、風呂に入るかぁ!!#没落独身貴族は、稽古前に湯船を洗ってお湯を張るのだ!)と、稽古場から足袋を脱ぎ脱ぎしながら、鏡の間に来たところ!!

えー。僕の舞袴My袴の誤変換ではないです。)の畳紙の上に百足氏が(゜∀゜;ノ)ノ

彼奴らが油に弱いのは知ってますので、ペットボトル飲料の小さなやつに、割り箸で頭を挟んでつっこみ、サラダ油少々。
オマケの“追い・サラダ油”を回し掛けまして。あはれ一巻の終わり。
しかし、こんなんが舞台の上で自分の背中とか、首筋から出てきたらかなわんですよ、ホント。
なんだろうか?最近ゴキブリも多いのよね……。
夏は、いろいろ……ある(;・∀・)

で、左手の薬指ね。良くなったかと思ったら悪くなったり、寛解と増悪とを行ったり来たりしてますです。
今はここまでしか曲がりません(/--)/

こうなってしまうと、帯が締めにくくて締めにくくて(+_+)

右手の小指がアクシデントで潰れた時も思いましたけど、指がちゃんと曲げられるって大事よ!ホント。
前腕の筋が痩せてくるんよね。拳を作れない、力を込めて指を握り籠めないってそういう事です。

つまり、その筋の方々が小指を落とすのも、やはり深意にはそういうペナルティを与えるという目的があるんじゃないか?と思ったりもします。