2013-12-28

白衣のボタンが(;´Д`)

今朝、職場の制服(白衣)を着ましたらば、ボタンが取れ掛かっているではありませんか!前々から、胸ポケットの底の縫い糸が切れて穴が空き、ペンなどが落下する事態は頻発しておりましたが、いよいよ多発的にダメになってきたか…と(;´Д`)
しかし、この白衣を修理しようと思うならば、業者に修理の依頼をしなければなりません(これがまた、メンドクサイんだわ)

嗚呼、糸針があれば……。とこのような時には思わずにはいられません。たったこれしきのことならば、自分で縫い合わせ、取り付けてしまいます。
糸針というのは我々が携帯する、いわゆるソーイングセット?です。

思えば……。
幼少のみぎり、母が繕い物をするのを見て、「僕もやる!!」と言ったのが初めてのお裁縫の経験でしたでしょうか(探せばその当時の作品?も出てくるかも。たぶん、幼稚園の頃だったように思いますが。)
「お狂言をするヒトは、何でも出来ないといけません!」 
「お父さんやお母さんがいなくても、1人で何でも出来るぐらいでないと!!(笑)」
と言われたように覚えています。
おかげさまで?(子どもには誠に悲観的な動機づけながら?)斯様にまんまとだまされた結果!!掃除洗濯裁縫料理……やれ!と言われれば、自分ひとりの身の始末ぐらいなら、いつでも出来る用意はあります(笑)
→いやいや、これはリスクマネジメントの一環として、リスクヘッジがあるということでしょう!!(あえて、かっこつけてみました。→何のリスクかは聞かないで下さい^^; )

ま、そんなんでね。
来年はソーイングセットを持参して、自分で修理してまお!と思っています。
-`).。oO(ほら、な?器用貧乏でしょ???

2013-12-24

跳んでみた。

ちょっと間があきました。

日曜日はですね、小猿を跳んでみましたよ。そして見事に筋肉痛ですorz
稽古の後、師匠が尋ねました。
釣狐とどっちがしんどい?
って…。
んー。久しぶりに汗だくになりました。
まぁ、意外と覚えてるもんでしてね。ちょっと驚きました(笑)
どっちがシンドイか…?と尋ねられれば、4歳児にはちょっとハードル高めの演目かも知れません…。(……と強がってみましたが、実は狐よりシンドイかも!?多分、謡いもって跳んでみせる必要があるでしょうし(´・ω・`))

予定では、1月中ごろから稽古を始め、2月終盤には後段の「曳謡い」のパートを概ね出来るようにして、3月には冒頭からの大名とのやり取り(愁嘆場?)を含め、前段のパートを教え、通しで出来るようにしていく……と。
4月、5月には大名(我が師匠)と合わせての稽古を積んで、細部を仕上げていく……。
4月には、息子殿は幼稚園に入園するし、いろいろと環境の変化もあるでしょうから、病気したりするんだろうなぁ……うわぁ(-.-)
ガントチャートでも作りますか!?

6月には初舞台(第6回「狂言を楽しむ 徳讃会」)を踏んで……という段取りでしょうか。でき次第では、週1回ではなくて週2回ぐらい稽古する必要もあることでしょう。

まずは、体力を付けさせないとなぁ。どうしたもんでしょうか。(なによりも自分が体力を維持せねばなりませんが!!ピシッとした、カッコイイお猿を見せてやらねばなりません。→こりゃ、来年から自転車通勤再開ですね^^; )

釣狐に引き続き、まだまだ気の抜けない長期プロジェクト(?)に取り組んでおります(笑)

2013-12-17

狂言方あるある!?(なのか?)

釣狐の稽古が始まった頃にも書きましたが、字も読めない、語彙も少ない4歳の子どもに、書物(台本)を渡して、
さぁ!これを見ながら言葉(台詞)を覚えましょう!!
なんてできませんので、師匠が言うた通り、謡った通り、耳で聞いて、それを発声する。という作業(おうむ返し、口写し?)を経て、教え込んで(刷り込んで?)いきます。

型も実際に身体の動きを見せて、その通り真似をさせるわけですね。
これがね、意外と難しいみたいですよ?成人に何度か指導したことがありますが、何かちぐはぐになってしまうみたいです。いわんや、幼児をや(・・;)
真似っこできること、ミラーニューロンって大事です(`・ω・´)キリッ ←概してテキトーです。

閑話休題。
まぁ、そんなこともありまして。実際に書物を手渡され「写しておくように」とか「覚えておくように」「これを見ながら稽古するデ」といわれたのも、だいぶあとのほうで小学生の3、4年生になってからでした(僕や妹の場合)

それまで「音声」でしか把握してなかった内容が、書物を見ることで、初めて字面が判るわけです。
その時の衝撃たるや……。解りますやろか。
えええっ!こんな字だったの!?とか、 ホントの意味はコレなんや!!
 と、少なからずショックを受けました(少なくとも僕の場合。)
まぁねぇ…意味をさ、何となく想像で勝手に把握してることが多くて……^^;
とりあえずは語意も表記も関係なく「聞いた通り覚える」に慣れてしまっているので、
ん?……そう言えば、これの意味ってなんやろ?
と、お客様にプロジェクタを使って解説を試みるようになったつい最近になって、改めて辞書を繙いてみることもしばしばです(°°;)
今朝も、驚異の発見?(少なくとも我が心裡では)がありましたとも……。思わず、Facebookに投稿してしまいました。

こういった発見(?)は、いずれお客様に還元できるように、相務める次第です(°°;)
-`).。oO(と、大袈裟に書いてみました。

2013-12-16

次なる試練!?

来年の6月に息子に初舞台を踏ませますが、このための稽古は来年の1月の第2週あたりから取りかかろうと思っています。

今、改めて思い返すと……幼少のみぎりより、師匠にはほぼ必ず、週の何時間かは一定時間を割いてもらって、稽古を付けてもらっていたのですなぁ。これはなかなかに根気の要ることではないかと思います。(教えてもらう方はなーんも考えてませんでしたけど?)

先日、「今だから言える……」みたいな感じで母が話していましたが、師匠が「なんで、アイツはあんなにもできへんのや!?ナンボ言うてもアカンのじゃ!下手くそめ!!(*`Д´*)」と釣狐の時はしょっちゅうボヤいてたそうです。→知りませんでした(..;) 
ホントに、不肖の弟子で申し訳ない次第です。きっと腹に据えかねることも多々あったのではなかろうかと思います。

土曜日、「靭猿」を息子に教えるにあたっての注意点などの教授を受けましたよ。我が家では、父親が子に教えることが鉄則でしてね。子の祖父にあたる人は、孫には原則的に教授しないこと(禁忌)になっています。

いやはや、これは本当に太ったりしてる場合じゃないですよ。
釣狐で鍛えあげた!?身体(笑)を維持しながら教えていかねばならないですね。これまた、約半年をかけての長期目標ですが…(´・ω・`)

そして。これだけではありませんね(;・∀・)
そう、お猿の装束ね。
極寒の蔵から、行李を引きずり出してきて着せてみました。
ちょっとサイズが大きいものもあり、要検討です。
しかし、これからまだ少し間もありますし、通園も始まれば、また体格も変わるでしょう。
幸い!?道路を一本隔てた、家の真向かいの市立幼稚園には抽選から外れて(!)遠方の市立幼稚園に通うことが決まりましたので、息子殿には精々歩いて足腰を鍛え、併せて身体も大きくしてもらう事にしましょう。

病気もきっともらってくるだろうしなぁ……。いろいろ体調管理も含めて、マネジメントしていかねばなりません^^;

そうそう。
僕自身は全然記憶にないのですが、母が言うには、ジッと抱きついて「ぼくは、むずかしいおぶたいできないの。」とシクシク泣いてたそうですから、息子のメンタリティも注意深く見守ってみようと思います。(我が息子殿はそんな性格じゃなさそうな気もしますが……。)

その辺の「間合い」?を見計らいながらの息子のデビューになるんでしょうなぁ……。(何とか、良い思い出で飾ってやりたいとは思いますが……しかし、ヌルいこともできませんでなぁ。)

2013-12-11

帳簿を付ける(._.)

決して複式簿記は嫌いじゃないですよ?でも、得意でもないんですねぇ(+_+)
お金の動きに、表っかわと裏っかわとあるというのは、面白いですけど。

一応、簿記3級の勉強を我流ではしました(資格は取れなかった 笑)
でも、借方、貸方の概念?がわかり、だいたいの帳簿の付け方が分かるとどうも……あとは全然モチベーションが上がらなくて(笑)←会計ソフトがやるやん!と思うと身が入らなかった^^; 

閑話休題。
いやまぁ、そんなわけで我が家は社団法人化した都合と青色申告をしているので、複式簿記を付ける必要があるんですね。

言い訳をすると。
既述の通り得意でもないし、普段Mac遣いの僕がWindowsで作業しないといけないことなんかも相まって、さらには釣狐の披きを控えてた……って事からですね。今年の8月から全然付けてなかったですよ(´・д・`)
敬遠してました(ノ_・、)

昨日。
いよいよ切羽詰まって、こりゃ、やんねばなんねぇか。と一念発起してみたはいいものの、3時頃までやっても終わりませなんだorz

舞台にも立ち、広告宣伝を担い、経理も担当し、営業も行い、ホームページも作る(ブログも書く、ツイートする、Facebookにポストする……)
法人の社員(理事)として、企画もし、運営もする、指示を出す、公官庁への申告や申請も行う……。
そして、役員報酬はナシ。(悲しい映画を観なくても、泣けるぜぃ?)

みんな!チケット買ってね!!m(__)m 

2013-12-10

独り慰労旅_②

えー。昨日は、目黒の寄生虫博物館に行ったところまででしたね。
ワクワクしながら、標本を見て回り、館内のショップで記念グッズを思わずオトナ買いという暴挙に出まして……。店員さん(♀)とも意気投合?しましてね(笑)
いやぁ、趣味に走ってしまいましたね。

さてさて。
寄生虫博物館にはおおよそ、15時頃まで居ましたでしょうか。

まだ時間がある!!
ということで、思い切ってまた東京国立博物館を攻めて参りました。(ぐるっと上野まで)

今、攻めるという言葉を使いましたが、結果的には全く攻略(十分に廻ることが)できませんでした。16時過ぎに入館したので、本当に時間が足りなくて(>_<)

大阪吹田の国立民族博物館も何度か足を運んでますし、その気楽な感じのノリで参りましたが、何が何が。もうね、圧倒的な質の高さなんですよね(決してみんぱくのレベルが低いわけではないのですが……。)

本館を駆け足で見て回った感じです。これほどとは思いませなんだ。お見それしましたorz また、時を改めて参りたいと思います。(他にも周りには科学博物館もありますし。)

そして運良く、是閑と河内の逸品を拝見することもできました。
惜しむらくは、能面の裏っかわの彫り目(刀目?)焼き印が拝見できなかったこと。
展示品の目録をもらいにいったついでに、インフォメーションのおねぃさんに、ぜひそれらを観ることができるよう、展示を工夫してもらえないか検討して欲しい旨、伝えました。

そして……をみつけたので撮ってみました。撮影禁止ではなかったようですので……(だめでした?問題があるようでしたらご教示下さい。削除します。)
白猪空穂というそうです(空穂って表記は初めて見ました。)
そう。来年の徳讃会で、息子に「靭猿」の小猿にて初舞台を踏ませる所存ですが、この猪の毛皮を被せるごとくに、靱に小猿の毛皮を被せようと思い、大名は猿曳きに対し「猿革を寄越せ!」と所望するわけですな。(解説をする時に使えるかなぁ……って^^; )

さすがに、美術館・博物館を3軒ハシゴしますと草臥れまして。しおしおのぱぁ でした。

そ し て!!
今回の旅の最後の目的、夕食は熟成肉!!の攻略に進もうとしたのですが……。こちらは、あえなくフラれてしまいました。どこも、大はやりで。
ま、週末の夜だもんね。独りなら何とかなると思ったのが甘かったです。(で、ヱビスバーに落ち着いたと。)

-`).。oO(熟成肉は、大阪でリベンジしたいと思います。

……つづく(かもしれない。)

2013-12-09

独り慰労旅_①

今回、東京に呼んで頂いた良い機会でもあるので、念願?であった事を果たしてみることにしました。釣狐、ストイックに頑張ったもんな!うん、うん(。・・。)(。. .。)

なお、一部、小職の趣味に走ってることもあるので、御寛恕下さい。(さすがにね、寄生虫の写真はマズかろうと思いましたので、それは上げていません。撮りましたけど^^; )

はい。夜行バスでね。来てみましたよ。大阪の梅田を22時30分に出発しまして、翌朝8時に到着しました。
睡眠不足を覚悟していたのですけども、意外と熟睡できま、大禍なく過ごすことができました(笑)
でも割と足は浮腫り(ふしゅり)ましたが。

各座席にはコンセントがあり、充電できるハズだったのですが、どうもバス全体の充電に関する電気系統に不具合があり、充電できなくて困った人も居るようでした。
ま、小職は早々に諦め、アイマスクして寝ました。(常々、予備充電器は携行してるし。)


お宿は、曙橋に定めました。
なぜならば。
新宿から近かった(チェックイン前に荷物を預かってくれる)のと、なんと宿から数分のバス停から千駄ヶ谷駅前までバスが走ってた(おおよそ10分ほど)からです(笑)
バスって意外と盲点だった!(゚o゚;

全然、東京の地下鉄のことを分かってなくて、都営○○線を概してテキトーに把握して移動したら、意図しない方向に向かうホームにたどり着いてしまったりして、存外に苦労しました(;´Д`)
舞台当日(8日)におたおたとしたくないので、7日、六本木の方に出る前に曙橋界隈のバス停から千駄ヶ谷駅前まで念の為に出てみました(この案内表示の右側の方に到着したバス停があります。)

このあと、また地下鉄に乗りまして、六本木に行きました。
ちゃんと、お上りさんらしいことをしときました。
東京タワー(ですよね!?)
そして、友人オススメの原美術館へ。
ええとこでした(≧∀≦)

こう言うと口幅ったいことをいう感じですが、今まで現代アートって何が良いのか、さーっぱり分かりませんでした(笑)
分かったフリするのも好かんので、この分野手つかずのままほったらかしでした。

現在展示されている森村泰昌氏の作品はもちろん気に入ったのですが、それだけでなく、他の方の作品を拝見していて、その趣意を楽しめるようになった気がします。

ついつい、良い気分になりましてね。美術館併設のカフェにてスパークリングワインを飲み、昼食をとりましたよ。キリリと辛口な、よく冷えた一杯は沁みましたなぁ。(お代わりしたので、正確には2杯ですけど(;^^)ヘ..)

庭を眺めていると、肩の力が抜けていくのを感じました。
ボーッと釣狐の、あの心身ともに追い詰められ続けた日々のことなんかを想起してますと、何かが琴線に触れたかして、不意に目頭が熱くなり困りました。
不思議よねぇ(笑)
はい、ここ。目黒寄生虫館ね。
なんで、ここ!?なんで!ここなん!?というツッコミは、ナシの方向で。

いや、かねがね訪れたいと思っていたところの1つでしたし、原美術館からもバスで移動すれば、そんなに複雑な移動でもないし、遠くもない所でしたので、思い切ってね。

ついつい、いくつかグッズを買って、寄付もしてしまったけど、それはまた次回にでも(笑)
現在の日本では根絶されている風土病と呼ばれる病を媒介する生物(中間宿主、終宿主)の寄生されている標本や病態が見事に!

意外なデートスポットなんでしょうか?寄生虫でダイエットする話で盛り上がってるカップルがおりました。オッチャンは止めといた方がイイと思うで!(゜∀゜;ノ)ノ

つづく……。

2013-12-04

12月8日には東京に参ります。

12月8日(日)は14時から、千駄ヶ谷の国立能楽堂にて催される、SORORI(善竹富太郎氏の主催)に呼んでいただきました。僕は「釣針」に出演致します。

もう、10回目を迎えられたのですねぇ。スゴイや。おめでとうございます!
そして。
チラシもいつもながら、斬新ですよね(≧∀≦)/
この辺は主催者のセンスが多分に反映される所ではないかと思います。なかなか面白く、興味深いところです(*^^)

そうそう!
釣狐で猟師をお願いした大二郎氏は、初番の「岡太夫」を勤められますが、同じく「釣針」でも一緒です。
また、お後見をお願いしていた忠亮氏も「釣針」で一緒させていただきます。


過日の釣狐では、僕は前シテ・後シテ共に面を着けっぱなしでしたので、お客様の中には半ば冗談交じりに
「本当に、徳一郎さんが演じてはったの!?」
(あまりにいつもと雰囲気が違うので?)とおっしゃる方もありましたが……実はこの度の釣針でも素顔(直面)では出てきません(笑)

ちゃんと中身は僕ですので、ご安心下さい。
もうこのついでに、面を着ける演目、役柄を重点的にやりましょか(爆)

この度の面は、十郎家で揃えて下さります。
また立衆の女の出立ちは、「被衣」やら「着付」で縫箔が都合2着、ビナンや帯も結構数が要りますので、僕は装束を持参することになっています。(さて!僕はどこから舞台に出てきて、どこにいるでしょうか!?当日お越しの方は、探してみて下さい。)

また、こうして持参する場合などは、他の出演者の装束と色目が被らないように、事前に打ち合わせて持っていくことになります。写メができる時代なったので、その点は調整が楽になってます(一目瞭然! 笑)

今日は仕事も半日にしていますので、師匠に稽古を付けてもらい、また装束をも詰めて、準備を整えておこうと思っています。

2013-12-02

昨日で一週間。

公演後の妙な筋肉痛も治まり、身体のメンテも済んで、日曜はのんびりと過ごしたのですが、記録のために撮影していた動画を、師匠と母と妻と息子と視聴しました。
(それにしても、あっと言う間の一週間でしたね。)

やはり師匠からはチョイチョイ改善点を伝えられました(;^_^A
まぁ、なかなかにキビシイものです(笑)「完成」というところがないのも、斯道の宿命かと存じます。
我が息子には、きっと伝えます故。(って、息子にかよっ!?というツッコミはナシの方向で。)


……そして、例の“あの”場面へ。(爆!お越しになれなかった方には、大変申し訳ありません。)

僕は思わず正座をして観たのですが……。うーむ……、図らずもあの時が釣狐の中で、実は見所(けんしょ)が一番盛り上がった瞬間ではなかったですか!?
そんな風に感じたのですが、どうでしょうか……。

個人的には、本当に忘れられない釣狐になりました。
そして。舞台上の出演者はもとより、幕の内の親族一同にも深謝するものであります。
おかげさまで、無事に勤めることができました。
ありがとうございました。

2013-11-30

存外に疲れました。

昨日は、仕事を半日お休みしまして、お昼から装束を畳みながらのチェックを行いました。14時半過ぎに作業を始めましたけれども、18時過ぎたころにようやく目処がつきました。

今朝からは蔵の中に移動していた家具や、1人で動かせないお道具などを搬出し、中が広くなったところで昨日のうちに畳んでおいた装束やらお道具やらを運び入れまして、段取りよく所定の場所に収納していくという作業でした。

しっかし、寒いのですよ。蔵の中って(‐_‐)
しかも中二階なので上の階の物を動かすときは、腰に来るし……(*`Д´*)
カイロをはっつけて、ようやくしのぎました。

8時過ぎに始めましたけど、つい先頃までやっていました。
しかしまぁ、何ですな。今まで使っていたお道具が収納され、がらんとした空間をみると、何だか少し寂しい気がします……。

しかし、今度は息子の初舞台に向けて彼奴を仕込んで参らねばなりません。これもまた長丁場ですし、お道具も段取りよく発掘して?遺漏なく調えないとなぁ……(笑)
→その前に僕の稽古が始まりますが。

残るは、事務仕事とホームページの更新がいくつかですね……(`ε´)

2013-11-28

後片付け

24日の徳讃会の後、疲労困憊してる僕を気遣って、又従兄弟みんなが装束を広げ、一通り干してくれたのですが、翌日、師匠より、今一度チェックして、今度は舞台に広げて乾かすように指示がありました。当家の装束はどうしても使用頻度が少なくなり、その分チェックできる回数も減りますから、一度出した時は特に念入りにメンテナンスする必要があるのです。(狐の皮なんて、次に使うのは……いつになりますことやら^^; )

まぁ、そんなわけで。
29日にはちょっと仕事を半ドンにさせていただいて、この度使用した装束の修復箇所を精査しながら、畳んで蔵にしまいたいと思っています。また修繕が必要な物は母に回します。

以前、祖父の玄三郎が「高和会」を主宰していた折には、お社中の発表会が終了すると、たくさんの装束を畳む必要がありました。たいてい祖父が1人で1、2日かけて畳んでしまうのですが、時々僕も手伝うことがありました。
特に記憶に残っているのは、長袴の畳み方を教わった時です。
祖父が、
お前には男兄弟がいないから1人で畳む方法を覚えろ。教えてやる。
といい、1人で長袴を畳むことを教えてくれました。
通常、多くの家では、狂言で“主”などが着用する装束の“長裃”の長袴を、2人で畳んでいるみたいです。(実際にその方がダブルチェックを行いながらスピーディに、正確に畳むことができるように思います。)
まぁ、この時2人で畳む方法は教わらなかったので、後に面食らうこともありましたけど(笑)

誰も手伝ってくれないしさ、早く息子を仕込んで(笑)たためるようにしたいと思いますけども……。それよりかは、彼奴は遊びたいかな!?^^;

ま、じーさんと僕は、そういう星回りなかもしれませんなぁ(爆)

2013-11-26

御披きの扇

さて。
ようやっと、筋肉痛がなくなってきました。稽古や申合せではこんな事なかったのになぁ……。やっぱ、変な使い方してたんかなぁ^^;
今朝も、ついクセでね、腹筋とスクワットをやってしまいましたよ〜(°°;)
もう、釣狐は終わったからやんなくて良いのにね。あははは^^;

いやいや、息子に小猿の動きを見せてやる必要があるので、やっぱり来年の彼の初舞台までは僕も身体を維持しておきましょうゾ。

はい。標記の件ですね。えっと…気になる人もいるかもしれませんので、僕が十松屋さんでどんな扇を作って貰ったかを御覧に入れたいと思います。


 はい。金箔地に太い竹を三本あしらった意匠です。当然、打抜き(上手く説明しにくいのですが、表から見ても裏から見ても同じ絵柄になります。)です。
尺一寸という、能楽師仕様のサイズになります。
そうそう。さっそくに忠亮氏が寝音曲でお使い下さったようです(笑)

この他、9寸の銀箔地も作りました(森田流の御笛方で使われる場合のサイズだそうです。十松屋さん談)
9寸は、男性の持ち扇大きさでもありますね。

この度は彌五郎の男の玄郎の回忌追善なので、「3」をモチーフとしています。ごくシンプルに、力強い竹を描いて下さいました。いろいろと使い勝手の良さそうな、汎用性の高い?扇になったかと思います。

下の方。
こっちは、女性用の扇(6寸5分)です。記念ですのでね(笑)世界に7本しかありません^^;
銀箔地打抜きになっています。

いやぁ〜、頑張ったなぁ。うん、うん。

2013-11-25

無事、終了しました!!

お陰様をもちまして、第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」善竹玄三郎三回忌追善会は無事に終了しました!(笑)

釣狐の伯蔵主……終盤にハプニングもありましたが、無事に勤めることができました。きっと二度と観られない内容だと思いますよ、あれ……(笑)
もうねぇ、身体が冷えてしまっていたのか、初っぱなから両下肢がビクビクと小刻みに痙攣している状態でした(;^_^A これは計算外でした。そして、お客様の熱気がとても暑かった!(もとい、篤かった)

アンケートを拝読すると、「鳥肌が立った」というお言葉をいただいたので、小生の目指したシテになることができたのではないかと自負するところです(`・ω・´)キリッ

楽屋には、善竹忠一郎家の隆司大兄と隆平氏が急遽お手伝いに駆けつけて下さり、また江戸善竹、十郎師御大にも御来臨賜りました。
図らずも、ものすっごく重厚なバックアップ体制を敷いていただきまして、大船に乗ったような心持ちで釣狐に臨むことができました。本当に、本当に、ありがとうございました(>_<。。。

さぁて。
釣狐もとうとう終わってしまいましたので、ブログタイトルも変えることにしました。由来は、こちらの記事を読んで下さい。

来年には息子の初舞台「靭猿」の小猿があるので、【靭猿】日記としようとも思っていたのですが、標記のタイトルに致しました。
これからも当ブログをよしなによろしくお願い申し上げる次第です。

2013-11-23

いよいよ、明日ですの。

このブログの、このタイトル「【釣狐】日記」で記すのも、
いよいよ!いよいよ!!最後!!!……となりますかね?

全ては明日の舞台に掛かっておりますが…(*´∀`*)
さぁて。どうなりますことやら(笑)
明日、お越しの方は、舞台の上にてお目に掛かります!!

今の心意気は……

(。-∀-) ニヒ♪

⇧このアイコンで察して下さい(笑)

2013-11-22

本日は、お休みです。

いつもは、舞台の前後に仕事を休むと言うことはないのですが、今回はなにぶん大役(!)ですので、大事を取って今日から25日まで職場はお休みです。(25日は疲労困憊で動けないことを予想して…^^; えっ!?二日酔い???)

しかしまぁ、家に居たらいたで、何かと用事を言いつけられたり、子どもが懐いてきましましてねぇ……しかも、子たちはガッツリ風邪引きさんです(‐_‐) 今日病院に行った娘からは、RSウイルスが検出されたそうで、重症化しないでくれよぅ……と願うばかりです。
あくまでもイメージなのですが、若いピチピチの身体の中で増殖した、フレッシュで活きの良い、菌だかウイルスだかがバンバン放出されています(勘弁してくれ……orz)

さてさて!今日は、先日から手つかずであった、鏡の間周りの再確認とセッティングを行いました。
また、当法人理事長はタイムテーブル(進行予定表)による把握というのも大事にしていまして^^; あらかじめ作成しておきました分単位の進行表(!)をプリントアウトして、打合せも致しましたよ(’’;)
→もうね、僕自身のマルチな才能(もとい、器用貧乏ぶり)には我ながら、舌を巻く次第ですよ。

明日は軽く発声して、舞台を清掃して、当日に備えます。

ビールとスパークリングワインも予定通り届き、冷蔵庫にスタンバイしています(o^-^)
明日には、粗供養が届く予定です。
今のところ、予定通り(≧∀≦)/

2013-11-21

本当に申し訳ないです。

ここ数日、何件か「チケット残っていますか?」「ホームページでは全席売り切れとあったが、何とかならないか。」というお問い合わせを頂きました。

いやぁ…さすが釣狐。なかなか上演機会が少ないこともあってか、人気ですね!!しかし、誠に申し訳ないのですが、善竹能舞台は(……あまり大っぴらに言ってないので、ご存知ない方が多いのですが、)客席を最大で60席で設定しています(;゚ロ゚)
この度は発売初日(10月1日)から割と売れ行きが好調でしたので、11月10日の時点で売り切れました。本当にありがとうございました。

善竹能舞台はなにぶん床座ですし、それほど広い見所(けんしょ)でもありません。
しかし、逆にそれを活かした、内容の濃い、密度の高い能舞台の運営を行っていきたいと考えています。(舞台の高さも床の間の高さですし。きっと、ど迫力の釣狐になると思うです。)
各流儀・各お家の、演目の解釈や口伝によって、その表現は変わってくるのですが、徳讃会では当家に伝わる、当家が「好し」とする大蔵流狂言とは、これですよ!ということを、一切の手抜き、妥協なしに具現化できる舞台を目指しています。(そういう意味では、かなりマニアックです^^; )

この度は行いませんが、いつもならば舞台上のスクリーンにプロジェクターで投影して、事前に能や狂言の基礎知識(ぜひこれだけは知っておいて欲しいという内容の)講座を行っています。これも手前味噌ながら、割と好評で御座います(笑)

本当ならば、もうちょっと公演数を増やしたら良いのでしょうが……まぁね、クオリティを落とさない範囲で!というのも肝腎ですし、その他にも「興行場法」の縛り(高槻の保健所に確認に行きましたもの。→保健所が監督するんですよねぇ。)があったりですね、予算の関係もありまして……、今のところ年2回です。済みません(笑)

ま。そんなわけで。客席も少ないですし、公演数も少ないですし……。日本一チケットが手に入りにくい能舞台と言っても過言ではないのではないでしょうかっ!?

そして。
この記事を最後まで御覧いただきありがとうございます。そんな奇特な方に特別なお知らせです!
次回、第6回「狂言を楽しむ 徳讃会」は、平成26年6月15日(日)14時開演@善竹能舞台です。私どもが「善竹」姓を名乗るようになって50年。この記念に息子に初舞台を踏ませる所存です。「なんで、善竹って名乗るのか!?」ってあたりの歴史も踏まえて、解説をしたいと思っています。乞う、御期待!!

2013-11-20

お天気はどうでしょうかね

ここのところ、晴れて気温もグッと冷え込んでいますが、徳讃会当日はどうでしょうね。仄聞するところでは、お天気も良く、冷え込みもちょっと改善されるような…。

ごく個人的なことを申し上げるならば、今回に限っては涼しい方が有り難いですかね(;^_^A
あんまり見所(けんしょ)が寒かったら、ちょっと暖房を入れることはあるかも知れませんが、願わくば切って欲しいなぁ……なんてね。

コートか上着を膝掛け代わりにして御鑑賞いただければ、助かります(笑)

今日で4日前かぁ……。
結界の設いでもするかなぁ。(釣狐のシテが装束を着ける場所は、特別に仕切られたところになるんです。→籠もって集中します。)


2013-11-19

調整

今まで釣狐って演じたことないので(当たり前ですね^^; )実際には、どんな風に体調を整えていけば良いか明確には判らないのですが、順調に体重は増えているようです。63㎏前後に搾っていますので、当日までには目標65㎏弱に持っていく予定です。(和食中心の通常食に、油脂を控えたパスタを1食追加しています。)

昨日は、古巣のマッサージ屋に行き、背中、腰、臀部、大腿を中心にほぐしてもらいました。自分が想像していた以上に、腰(特に前から悪かった左側)がガチガチになっていました^^;
いやはや、やっといて良かったなり。背中がほぐれてるか否かで、声の出しやすさが格段に違いますからね!→ボロの身体をちゃんと動かすために、お金掛けてます!!( ・∀・)
前回とは別の古い同僚が、僕が来院している噂を聞きつけ、挨拶に来てくれて嬉しい再会でした。なんとまぁ、偉いさんになってて、見違えました(^^ )

今日は、ごくごく軽めの稽古(型と詞章の確認)に留めるつもりです。最早、当日まで立稽古はナシです。身体を休めます('-'*)
そういう意味では、実質的な稽古は、今日が最後になりますね。
前日ぐらいに発声練習をしておこうかとは思っていますが……。(喉も筋肉ですし。)

…うーむ。久しぶりにお休みの週です(*´∀`*)

2013-11-18

釣狐の申合せ

【11月15日(金)】
22時頃に江戸善竹、大二郎氏が東京から大急ぎで拙宅までお見えになりました。
休憩もそこそこに翌16日の学校狂言の申合せ(今風に言うとリハーサル?)を行いました(笑)

普通(?)「附子」ぐらいなら…というと語弊があるかも知れませんが、何度も演じていて動きが分かっている演目は、実際に舞台で動きを確認しながら申合せ、という段取りはあまり踏むことはなく、だいたい事前に口頭で確認するぐらいで終わるのですが、今回は念の為に確認しましたところ……。まぁ、やっといて良かった……と思われるぐらい?チョイチョイ違いが見られました。(また、当家では台詞や型を省略することも一切致しませんので^^; )

そのあたりを摺り合わせて、小一時間ほど(!)申合せしました(笑)

【11月16日(土)】
京都女子学園附属小学校 教育研究会には、実に多くの先生方がお見えになったそうで、約900人の先生方に御鑑賞を頂きました。
先生方の反応もよく、ノリノリで?我々も演じることができました。ありがとうございました。(というか、大二郎氏のコミカルな表現に、僕自身が舞台上で笑ってしまいそうでしたもの。さすがですよね!)
仄聞するところでは、「狂言を鑑賞中は笑ってはいけない。」という御指導もされてる(あるいは、真面目に鑑賞しないと!!と思っていらっしゃる?)先生もいらっしゃるそうですが、楽しかったり、笑える内容だったら、笑って下さいね。ノープロブレムです。

こういう活動を通じて…先生方が勤務校に戻られて、プロの演じる狂言を子ども達に鑑賞させたい!という事になれば、我々狂言方も嬉しく思います。
オファーお待ちしています!!

【11月17日(日)】
1週間後に迫った、第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」善竹玄三郎三回忌追善会に向けて、最後の申合せ、最後の稽古でした。

申合せ後、大二郎氏とも話していたのですが、何か良いものをご覧に入れられそうな気が致します。楽しみでもあり、ちょっと怖くもあり…というところでしょうか。
舞台上の大二郎氏の雰囲気が、御尊父の十郎師に非常に似ていて、これもまた面の下でニヤリとしてしまいました。やっぱり、親子ですね。

入場料4,000円じゃ安すぎる!ぜひチップ(御祝儀あるいは、寄付)を、ど う し て も 置いていきたいというお方は、よろしくね!!(笑)
御披きのお祝いを頂くのはやぶさかではありません(爆)←あ、冗談ですよ?

_/_/_/_/_/
いよいよ、今週末11月24日(日)に迫りました第5回徳讃会。
チケットは全席売り切れましたので、当日券もありません(*^^)

ノロウイルスや風邪が流行っているようですが……。体調を崩さぬよう、細心の注意で調整していきたいと思います。辛いものやコーヒー、ビール以上のアルコール度数のお酒、長らく自ら禁じ、自律・自重してまいりましたが、ようやっと解禁となりますねぇ……(。-ω-。)ノ☆・゚:*:゚

うむ。今日は、マッサージ屋さんに身体をほぐして貰いに行こうかな。背腰部、中殿筋と大腿二頭筋あたりが何やら詰まった感じがしていますゆえ。

2013-11-15

さぁて…今日のto doは?

今日は…半ドンです(o´∀`o)ワーイ

仕事終わりに、税務署に寄って源泉徴収票の用紙を入手しようと思います。給与所得の方は毎年送って下さるのですけども、報酬の方は今回見当たらなかったので(;^_^A 
源泉徴収票は、徳讃会に出演下さった能楽師、あるいは学校狂言に来て下さった能楽師に交付します。年内は、もう外部の能楽師に報酬を支払う予定もありませんので、今度の徳讃会の折に、出演能楽師の確定申告用の源泉徴収票を作って、手渡してしまおうという段取りです(笑)

あとね、ダイレクト納付というのも今度、ちょっと使ってみようかと思っています。例によって行政は申請主義?なので、「使います」「使いたいです」という旨の申請書を提出せねばなりません。そんなわけで、申請書を取りに行きます。

いままで毎月、“マル報”の源泉徴収高計算書(これも税務署に申し出て、当法人用の計算書を作って貰わないといけない。)に記入して、所轄の税務署まで郵送していました。催しのない時は当然に「¥0」です。でも、その「¥0」であることを申告しないといけない。(その辺がちょっと特殊みたいで、半年に一度にまとめて…とかできなかったのです。)
残念ながら、うちはぜーんぜん売上がありませんので、法人理事であっても、どんなに舞台に立ち、仕事をしても無給です(泣)つまり、給与所得の源泉徴収高計算書を提出する必要もありません……orz

今まで、オンラインで何かしようと思うと、所轄の法務局で「法人」の住基カードみたいなのを申請、取得して、ICカードリーダーを使って「ちゃんと法人ですよ。」って事を証明しないといけなかったように記憶してます(しかも、法人の住基カードみたいなものの有効期限が、三ヶ月ぐらいだったように思います。都度、更新が必須。クソめんどくさい。)が、その辺がちょっと簡便になり、利便性が向上したと…。「¥0」でも申告できるらしいし。

今週末は、学校狂言と釣狐合宿です!!気合い入れて臨みマッスル!!!

2013-11-14

段取りよく済ませすぎた!?

ここ数日、違和感を感じていた腰が、ビミョーに腰痛に進展しそうな気配ということで、稽古も自重し、例のマッケンジーメソッドを実践しているのです(腰痛は…ストレスでしょうかね^^; )
なんとまぁ、今日で10日前です。食事内容は、以前申し上げたカーボローディングをぼつぼつ始めています。上手くいけば、当日には65kgぐらいになっている予定です。

幸いなことに、僕の管轄であろう仕事はほぼほぼ終わってしまっていて、チケットも全部売れてしまったし、今のところ何もすることがないです。(強いて言えばブログ書くぐらい?)
明日午後には、車にいろいろと荷物を積み込んだり(16日は学校狂言です。)しないといけませんが、それもすぐ済みますし。

うーむ。そうなったら、そうなったで少々手持ちぶさたですなぁ(笑)あんなに、専念させてくれって思ってたのにねぇ(爆)
ブログも「書くネタがない」ということしか書くことがありません。

当日のためのシテの用意をするにしてもちょっと早いしなぁ……。(それは、来週ぼちぼちと取り掛かります。)
あとは、お配りする粗供養と、公演後に飲むために 自 ら 購 入 したCOEDOビールとスパークリングワインが、ち ゃ ん と 冷 え て 届 く か ど う か デスネ!!(`・ω・´)キリッ

ええ。買っちゃいましたとも。インセンティブだよ、インセンティブ!!!
-`).。oO(きっと…美味いんだろうなぁ……。オッチャン、頑張るでぇ!!(*^^)

2013-11-13

たまには、当ブログらしいことを……。

拙ブログらしいこと
……と、自分で書いてても良く分かっていませんが、たぶん、他じゃあんまり取り上げないこととか、他の狂言方だったら(当たり前すぎて)スルーするかもしれないってこととか、法人の所有するお道具だからこそ。って視点でしょうか……。

今回は、「面(おもて)の構造」です。面の裏っかわって皆さん、見たことないでしょ?普通一般の人ならば。というわけで、どーん!!

はい。これは、祖父の玄三郎作の狐の面の裏側です。
切り顎と言いまして、下顎が可動式であることは、以前書きましたっけ?
祖父の作は、金具で接続されています。この金具も恐らくは祖父自身の手によるものと思います。
少しサビが浮いていたので、師匠がサビを落として、ラッカーかな?を塗ったので、黒くなっています。

また、面紐はメインの紐を通す孔(上部)とサブの紐を通す孔(顎に近い方)と左右上下で、合計4つ開いています。
ちなみに、裏側の鑿の痕跡で作者が分かったりもします。(他にも、焼き印を押してあったり、名が彫り込んであったりします。)


左上のくぼんだところが、目になります。あの孔から外を見るわけですね。



こちらは、古い型の狐の面です。顎関節(?)の構造が違うのが判りますでしょうか?
ちゃんと、舌があるのも分かりますよね(笑)
あと、やはり強度が弱いのか、破損したところを修理した痕跡を看取できます。(左顎も修理してありました。)

【追記】
両側の修復跡……ではなくて、もしかしたら、製作上内頬の部分は後から被せるのかも知れませんね。
上顎部分が二重に(凹の形)なっていて、その間に下顎の凸の部分が入り込んでいます。
構造的に壊れやすいだろうなぁ……というのは、想像に難くないです。











顎を表側から見ると、こういうビス?で関節が留められていることが判ります。

こちらの古い方は、実用には適さないという判断にて、今は舞台上では使われていません。修復もこれ以上は行われず、色も白いままです。
現在は、僕の稽古に用いていますが、決して悪い面ではないと思います。


はい。ま、そんなんでね。今日は狐の面の顎のお話でした。
第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」善竹玄三郎三回忌追善会まで、あと11日です。

2013-11-12

誠に申し訳ありません。

昨日もお問い合わせをいただいたようなのですが、第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」善竹玄三郎三回忌追善会(於:善竹能舞台のチケットは、おかげさまで全て売り切れてしまいました!!
誠に申し訳御座いませんが、またの機会に、ぜひご来臨を賜れば幸甚に存じます。
次回の第6回徳讃会は来年6月15日に予定しています。(息子の初舞台を予定してます。)

さてさて。
近頃は自転車通勤(自転車を使ってのトレーニング)を止めています。と、言いますのも、交通ルールを無視した、無謀な自転車(例えば、無灯火、ヘッドホンの装着、逆走)があまりにも多いからです。薄暗い帰り道、どんなに僕が気を付けていても、接触しそうになることが何度かあり、危険を感じましたので中止しました。

せっかくここまで準備をし、稽古を重ね、あと10日あまりで本番!というところで怪我をしてはかないません。
通勤中はマスクを着用してますし、身体を冷やさないよう細心の注意を払って…いても、実は腰にちょっと違和感がある今日この頃です(;´Д`)

もう一度ぐらい、メンテナンスに行くべきかなぁ……。18日過ぎぐらいに…。などと考えている次第です。

2013-11-11

SOLD-OUT!!

昨日(10日)で14日前だったわけですが、お陰様をもちまして第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」善竹玄三郎三回忌追善会のチケットは全て売り切れました!!

まいど、ありがとうございます(≧∀≦)/

ラスト4枚…となってから、なかなか音沙汰なくて、売行きに少しばかり気を揉んでいましたが、これで心置きなく(?)専念できるというものです(*´∀`*)
この度は東京や横浜、高知、三重などの御遠方からもお越しいただけるとのことで、感慨無量です。

師匠に稽古を付けてもらえるのも、最早あと1回(!)となったわけですが、昨日も細部のブラッシュアップするべき点をいくつか指摘されました。まだ、伸び代があるのだと思うことにしまするよ('-'*)
→母や妻も、1ヶ月前に初めて見た時よりも多少はマシになったんとちゃう?…て言ってましたし。(しれっと手厳しく、全く容赦のない面々…。)

例によって、稽古の後はグッタリとしていましたが、昼寝をしましたら結構元気でしたので、舞台の幕も付け替えて、週末(16日)の学校狂言の用意もしてしまいました。
それから、御披きの扇にお配りする方々のお名前を書いた付箋を付けましてね。準備は大分と整って参りました。
環の紐の結び方は参考にしないでね!
釣狐のシテは、舞台当日は外界から遮蔽した結界(?)の中に籠もって、装束を着け、意識を集中する(開演前はご面会も敵いませんので、悪しからず)のですが、その場所の準備も大方できあがりました。
来週中にはそちらも完全に整えてしまう予定にしています。

2013-11-09

涼しいといーねー。

今朝の涼しさは、非常に良かったです。
汗もそんなに出ませんでした。(残念ながら体重もそんなに減らなかった^^; )
当日もこんな感じでできたら良いのになぁ……。

我が家の犬2匹(ぶーちゃんと女王様)も、狐の啼き声にご唱和下さいました(笑)
だんだん、獣臭く?なってきたものと思われますナ(*´∀`*)

さてさて。
今日もいろいろと事務仕事をやりますデスヨ。
そうそう、たぶん出演者の源泉徴収票も作らないとナ…。

あ。スーツ、いつ引き取りに行こうかい^^;

2013-11-08

いいのが出来ましたん(o^-^)

今回、十松屋福井さんに発注した扇は、尺一寸と九寸、六寸五分の3種類です。
ちなみに尺一寸は私どもが常々使う扇のサイズです。九寸は御笛方が使われるそうです(十松屋さん談)持ち扇もこのサイズですね。六寸五分は女性の和装時用(着物着ている時)です。

尺一寸は金地にして、九寸と六寸五分は銀地です。いろいろと使えそうな、イイ感じの扇ですよ。
親子3人(我が師と、息子)で眺めていたところ、「これは、“玄三郎好み”という風に仕上がったなぁ」と師匠が言うていました。確かに、そのような雰囲気を醸している扇です。(今、ここで披露できないのが、誠に残念ですが。 笑)
故人の追善に相応しくて良いのではないでしょうか(´∀`)

しかしながら、釣狐の中で伯蔵主がその扇を使ったり広げたりすることはないのですよね。伯蔵主は中啓という扇(銀地)を腰に差して出ます。

まぁでも、テンション上がりますよね( ・∀・)
あと、16日ですだよ!

2013-11-07

お電話がありましてん。

昨日、当家に十松屋福井さんからお電話があり、母が応対したようですが、本日に御披きの扇が届くようです!!(≧∀≦)

斯界では、重要な演目を初演することを特に「披き(ひらき)」と言い、出演者や、日頃お世話になっている方などにお扇子をお配りする慣習があります。末広がりに前途が拓けるように…という意味合いも含むものと聞いています。
「釣狐」は大蔵流狂言では「極重習(ごくおもならい)」という重要な演目ですので、この度は扇を誂えた次第です。

その様なことで、お披きの時はお祝いを包んだりもするわけですね(笑)
(いや、決して、強要しているわけではありませんが、頂く分にはいっこうにかまいませんでしてよ 爆)

おそらくは、どんな扇か御覧になりたい向きも多いでしょう……が。
そこは、ね。ちょっとお待ち下さいませ。今度の徳讃会が済んでからね(笑)
オーダーメイドだもんなぁ……。

と、いうわけで。
とても楽しみなのですよ(o゜▽゜)

2013-11-06

インフルエンザワクチン

何もそこまで。という気もしないでもないですが……、職場にて念の為にインフルエンザワクチンを接種しました。(検査キットは、ぼつぼつ出ているようですので、症状に疑いのある人が増えてきているのでしょう。)
余談ですが、もし来年の3月いっぱいぐらいまでの効果を望まれるのなら、もう少し後の方が良いかもしれません。僕も例年なら11月の最終週から12月の初めの週に打っています。

職場の看護師さんに、日本舞踊を継承しているお家に嫁がれた方がいて、その方に「今月に実は大曲に挑むことになってるねん……」という話をしたらば、「あらま!そら!!大変!!!早よ打たなアカンで!!」ということで、バスッ!!と打ってくれました。(間に医師の問診とか、検温とかありますけど)
→注射の腕は、今まで当院で受けたNsの中では一番良い感じでした。。

その辺がね、医療機関に勤めてるメリットですかね(*´∀`*)実費負担も安いし。
→ま、患者さんにうつしてしまったら、大事ですもんね。

身体作りを始めた頃から勘定すると、おおよそ1年半かけて準備をしてきましたから、万難を排して臨みたいと考えています。

今月は、16日に学校狂言があり、江戸善竹の大二郎氏に「附子」の次郎冠者をお願いしています。その日彼には当家にご逗留いただき、翌17日は朝から釣狐の申合せをミッチリ?予定しています(笑)
なぜならば、彼は釣狐のアド(猟師)だからです。

合宿ですだよ、合宿!(爆)

2013-11-05

準備は着々と…!

第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」善竹玄三郎三回忌追善会まで、カウントダウンのアプリによると、あと19日と数時間となりました(゜∀゜;ノ)ノ

準備は着々と、段取りよく?進んでいます。
昨日は、見所と楽屋のしつらいを整えました。(※写真は武者窓の辺りから撮ったものです。)
座布団はまだ敷いていませんが、これがずらりーっと並ぶことになります。




なにぶん、床座ということもありますので、足のお悪い方にはご不便をお掛けしますが、正座補助椅子を若干数ですが御用意してます。適宜、御利用を頂ければと思います。(その場合、後ろの席の方に御配慮いただけると、助かります。→補助椅子を使うとやはり背が高くなりますので。)

まぁ、御覧の通り、見所(けんしょ)そのものも、そんなに広い造りではありませんので、だいたいどのお席からでも、迫力ある?雰囲気をお楽しみ頂けるものと存じます。

ここ数日の間に、たいへん喜ばしいニュースもあり、その加減でスタッフの人員配置の変更も勘案せねばならぬことが惹起しましたが、いろいろと他方よりご協力も得ることができ、何とかそちらも無事に解決し、一安心でございました。

午後からは古巣のマッサージ屋に赴きまして、ガッツリと時間をかけてほぐしてもらいました。やっぱりね、中殿筋梨状筋あたりに随分と疲労が蓄積していたようで、ものすごーく効きましたー(*´∀`*)
お尻って、割と凝るんですよねぇ…。

そうそう。
釣狐のために痩せてしまって、スーツも身体に合うものがありませんでしたが、とうとう新調しましたよ!
前まではAB体でしたけど、A体でピッタリになってました( ・∀・)
9日に裾上げなんかができあがってくるので、楽しみです(*^^)

2013-11-04

本番用の装束

昨日は、本番用の装束を着けてみました。

ちょっと心配だった大きさも、ちょうど良い感じでした。
ためしに装束を着けて体重を量ってみると、69kgでした。その後、装束を脱いで63.8kgでしたので、装束の重みは約5kgというところでしょうか(^^;)

それを聞いた師匠がですね、
「なんや、69キロしかないんかいな。」
「わしゃ、72キロ下ったことないデ。」
「ま、5キロか。楽勝やな(笑)」
みたいなことを言うてはりましたが、いやぁ…77kgの状態で小一時間、語ったり、飛んだり跳ねたりしないでしょう!?(-_-;)

まぁこの、5kgが増えたせいか、思った以上に着地時に音がするので、その辺をもう少し何とかしたいですね。

さてさて。
今日4日はですね……。朝のうちに舞台の見所(けんしょ)と楽屋を整えまして。午後からは身体のメンテナンスをしに大阪に出掛けようかと思いまするるる。

2013-11-01

歯医者さん

個人的に、口腔ケアを結構大事にしています。

昨日は、職場近くの行きつけの?歯医者さんに行って、虫歯がないかを診てもらいました。というのも、釣狐の披きという大事を前に、歯が痛いなんてなったら、やりきれません(×_×;)

歯を診てもらったついでに、歯のお掃除もしてもらいました。
いつも「磨き残しもなく、きれいによく磨けています。」との評を頂くのですが、それでも若干の歯石や色素の沈着?があるそうで、それを綺麗にしてもらいます。
→結構気持ちいいです(≧∀≦)オススメです。

本当は3、4ヶ月に一度ぐらいは通いたいのだけど、今回は1年弱ぶりの受診という事でした(;゚ロ゚)

さて今日は月初めの1日です。歯ブラシの更新日です。
お気に入りの歯磨き粉はクリニカ アドバンテージ、歯ブラシはGumの#407を使っています。なんやかやと機能を謳っている歯ブラシもありますが、結局はシンプルなのが一番使いやすいです。(※意見には個人差があります。)

んー。後は、何かな。
そやそや。インフルエンザワクチンもしておこうかしらん(゚-゚)
病院関係者なので、ディスカウントしてもらえるですよ(*^^)

2013-10-31

10月も終わりです(あと24日!)

伝授を受け始めた頃は、なんだか終わりのない、果てしない道のりのように感じていました。正直なところを申しますと、自分の集中力がどの程度保つか少し心配でした。途中でダレてしまうんではないかと。
高いモチベーションを維持し続けることに、苦労するのではないかと思っていました。(いや、こんな事言うと、師匠や先達に怒られますな。)

「○○さんは、披きの稽古に1年かけた」などと仄聞すると、まずそのモチベーションを維持し続けられたことに敬服しましたし、翻って自分に与えられた6ヶ月弱の期間に、どの程度修得できるかも心配にもなりましたっけ……(・・;) 
結果的には途中でモチベーションが下がることもなく、夏の暑さにもバテてしまうこともなく!無事に10月末を迎え、残りは3週間と3日です。
→あっという間に過ぎ去ってしまいそうな気がします。

いや、しかし。この釣狐という曲は…。
この間の申合せの折に、御覧になった赤井啓三先生も「本当に、何というか異質な感じのする狂言やね!」とご感想を仰っていましたが、通常の?演目とはだいぶんと違うのです。
そして、それを実現するための準備や稽古に費やした時間って………(°°;)
いやぁー。思い出すだに、鳥肌がたちますナ(--) 
→そして…もう、二度とやるまいゾ。と思うのです(`・ω・´)キリッ

そうそう。鳥肌で思い出した(笑)
(高校生の時ぐらいかな?)、いつか釣狐という曲を演じることが許されるならば、ゾワッと鳥肌の立つような釣狐を演じてみたいと思っていましたが、どうなるでしょうか……。
お客様の何人かでも、そうなったら成功ですのぅ(。-∀-) ニヒ♪

はい。来月24日。
楽しみですね!(´∀`)

2013-10-30

またしても……!

艱難汝を玉にす……というらしいですが。

昨日、稽古の時に、またしても数珠の紐が切れ、珠が盛大に飛び散った時から何か嫌な予感が……(しなかったわけですが、)徳讃会の運営に際して、ちと問題発生?でございます。(艱難というほどのものでもない。)

今朝ほど、代表理事(我が師匠にして、父なる人)に状況を報告し、プランB(善後策)をこれから策定することを伝えました。
まぁねぇ、事由が事由だけに、しょーがないやんけ。ということで。何とかなるでしょう。(いや、ま、今までも何とかしてきたんですけどね。)まだ時間があるのが幸いです。

昨日は釣狐の自主稽古の後、11月中ごろに予定している附子をおさらいしてみたのですが、意外と覚えているものですな。その点は少し気が楽になりました。

いやはや、ホンマ楽さしてくれまへんな!!(・・;)


2013-10-29

そろそろ、メンテナンスの時期でしょうか。

カレンダーを横目で睨みながら……さてさて。いつ、大阪の古巣の?マッサージ屋へ行くか思案中。

11月の連休中には稽古もさることながら、見所(けんしょ)や楽屋のしつらいも整えなければなりません。
→普段は、応接セットなんかがおいてあったりするんです(ほんま、家の中なんで済みません^^; )

予定では、4日にそれをやるつもりなので、マッサージ屋に行くとしたらその後でしょうか。
今度は、ちょっと長めにして1時間半ぐらいをお願いしてみようかと思っています。

家族からは「あんた、ホンマ物入りな!」と苦笑されておりますが、ポンコツの、しかもアラフォーの身体をちゃんと動かすには、手入れが要るんですよ!!(;´Д`)

来月には、京都女子大学附属小学校での研究会にて、「附子」の上演もありますし、学校狂言用の簡易な舞台セット一式、装束も組まなければなりませんね。

そう!誰も、僕に専念させてやろうというつもりはないようです(爆)
-`).。oO(最近はつるかめ、つるかめ…と、唱える代わりにマルチタスク、マルチタスクと唱えてます。

2013-10-28

お笛のお申合せ。

余談ですが、いわゆるリハーサル?のことを、能楽師うちでは「申合せ」と言うのですが、これをパソコンで変換すると、「もう幸せ」となることが一般的ですね。
以前、高校の頃でしたでしょうか。母が「息子は、もうしあわせです。」と電話口で応対しているのを妹が聞いて、「お兄ちゃん、何が幸せになったんだろう?」って思ってたそうです。
→お申合せは、「思う幸せ」になりますけど。

さて。
この度の釣狐は、僕が能楽養成会在籍中に師事していました、赤井藤男大先生のお孫さんで、赤井啓三先生の御子息の要佑さんに御会釈をお願いしています。

要佑さんだけでなく、啓三先生にもこの度はご遠方を当舞台まで御足労を頂きまして、本当に有り難いことです。
啓三先生から、我が師匠が三番三を披いた折に、大倉長十郎先生と赤井藤男先生と共に一度来たことがあるよ。ってお話を伺って、ビックリしました(笑)

通しで釣狐を見ていただいたのですが、僕も緊張してたのか、声が上擦ってしまって(;´Д`)
なんかね、とてもかっこ悪い狐でしたorz

当日はこのようなことのないように(普段通りのことができるように?)、心して臨みたいと思います。

2013-10-26

コヨリを、何に使うかと言いますと!!

コヨリ……夜なべして一晩かけましたけど、このレベルです。(左は師匠の手本の作。)

書道用の半紙ではうまくいかなかったので、和紙に切り替えました。
長軸方向にテンションをかけながら捩るのがコツのようです。半紙では耐力が弱くてちぎれてしまいます。その点、和紙はぐいぐい引っ張りながら捩っても大丈夫でした。





さんざん無駄にしまして、ようやくこのレベルまでになりました。
これが、4本要ります。











調子に乗って、つい、多めに作ってしまいました。















伯蔵主は、出家の装束の下に狐の毛皮を着込んでいるのですが。「中入り」の間の、ごく限られた時間のうちで、狐に着替えてしまわなければなりません。(既述の生卵を2個飲むのは、このタイミングです。←僕はやりませんけどね(;^_^A )

その際、角帽子、伯蔵主の面、長衣、着付を脱ぎ去り、狐の頭部の頭巾を被り、後シテの狐の面を着けます。狐の頭部の頭巾には、狐の面の面紐を通すためのガイド(輪)が作られています。ただ、このガイドが狐の皮と同色のため、視認しやすく、また面紐を手際よく通すためにこのコヨリでマークしておくわけです(^.^)b

さてさて。
明日は、御笛とのお申合せです。頑張りま〜す!!

2013-10-25

十松屋さんに電話してみたよ(o´∀`o)

えー。別にブログのネタがないわけではないのです。(さっき作りました。)

昨日は、粗供養とお弁当の手配が完了して、アウトソースしないといけない事案の段取りについては、ほぼほぼ整いつつあります。(まだ未完の部分もありますが。)

十松屋さんにはこの度、御披きの扇をお願いしていまして、製作の進捗状況を確認致しました。
ただ今、描かれた扇の地紙?に折り目をつけて、骨を差し込む段階との由。近日中にはお届けできるとの事でした。
やれやれ、一安心で御座いまするよ。

さてさて。あとは…、何をせなあきませんかな。
うん。出勤料の準備だね。新券に替えて、明細を作って……。
他には…なんやろね。
何か用意せなアカン気がしてんけどなぁ。

先日も家人が「よくはたらくねぇ〜」と言うてましたけど、
まぁ、誰 も や っ て く れ へ ん か ら な !!(爆)

あぁ!!そうや。こよりを作らんと!!!
こより、使いますねん(詳細はまたの日のネタに)紙はゲットしたから後は、作るだけやな。
とりあえず、エレガントな作り方を検索してみよか。

2013-10-24

いよいよ、1ヶ月(31日)前とな。

いやはや、泣いても笑っても、あと1ヶ月で御座いまするよ。

去年の6月から身体作りを始めて、やっとここまで来ましたよ。(ぢっと、手を見る。)

さて。
今日は、法人の事務をサクッと片付けてしまいたいところです。チケットがSOLD-OUTになってたら格好良かったんですけど、まだ若干残ってます(ちと残念^^; )

昼から税務署の講習に出席しまして、その後、大阪のお街に出て粗供養を発注します。
とって返して、地元百貨店のお弁当屋さんに昼食を発注という段取りで考えています。
お天気だけがちょっと心配だな。

残る1ヶ月、なるべく専念させてもらいたい(笑)
-`).。oO(ってか、専念させろっ!させて下さい!!

体調の管理と怪我をしないように、十分に気を付けながら、本番を迎えられるよう、調整していきたいと思います。
→最近はお酒もコーヒーも飲んでないんだよ〜(>_<。。。

2013-10-23

尋常性ざ瘡?

何でしょうねぇ。面を着けて稽古をすることが増えたからか、顔に吹き出物ができるようになりました。(あるいは、ストレスでも感じてるのかしらん…… 笑)

そんなんでね。
ここ最近、下顎にできたのがですね、表面の見た目はちょっと赤くなっている感じだけで大した変化はないのですが、皮下の腫れがちょっと大きくなってきたので、案じてます。(何となく、お肌の気になるお年ごろです。)
幸い?(先般の記事でもちょっと触れていますが、)膝のでき物を切除した折、「ゲンタシン」という抗生剤を処方されていましたので、それを塗布してみました。
→ちょっと小さくなりました。

しばらく、この下顎の分にはゲンタシンを塗ってみたいと思います。

便宜上、この下顎に関しては思われニキビだと考えることにしました。(そうなると、呪詛返しをせねばなりませんな!倍返しだ!!)

え?
なんで??
って???

だって、その方が…盛り上がるやろ???(笑)
-`).。oO(↑↑何がだ!?


2013-10-22

ひ み つ へ い き?

いわゆる、コンプレッションインナーというやつですね。
C3fitというシリーズのものを入手しました。体幹や四肢の筋肉のブレをおさえ、パフォーマンスを向上させてくれる(らしい)下着になります。
特にタイツは中でも「フォーカス」という仕様で、膝関節の保護に最適化しています。何だか、邪道といういう気もしないでもないですが……(笑)

お 客 様 に 良 い も の を お 目 に か け る た め の 苦 渋 の 決 断 !!

……ということにしておいて下さい。(爆弾を抱え気味の、オッサンの膝と腰を守りたい。ということは、特に秘します。)
2、3回使いましたが、効果のほどは、ようわかりません^^;
確かに、疲れにくいといえば、疲れにくいのかも知れません。
ちなみに普段の稽古では用いていません。


次に。
いわゆる酸素ですね。「中入りの時に使ってみた。」という体験談を伺って。
うーん、別に疑うわけではないんですけど、これもなんかよう分かりません。
このボンベの中身をビーカーに充填して、その中で点火したスチールウールを突っ込んでみたい気がします。(理科の実験でやりませんでした?酸素があれば、スチールウールは激しく酸化するはずです。)

カセットコンロなんかの、重量のある、中に液化したガスが入っていそうなイメージを抱いていたのですけど、そんな液体が入ってる気配は寸毫もなく、拍子抜けするくらい軽いです。(鰯の頭も信心から?)

「頭が」のあとに続く、「元気になる!」という黄色い文字を読み飛ばしてて、「『頭が酸素』って何やねん!?何か沸いてんか???」としばらく思ったりしてたことは、秘密です。

はい。こんなものの力を借りながらも、臨んでみたいと思いまするよ。
前にアミノ酸配合のスポーツ飲料と、ゼリー紹介しましたっけ?この二つは、非常によろしいね。特にスポーツ飲料は、これから釣狐をなさる方にもオススメしたいぐらいです。

まぁ…酸素はねぇ、使わないかも知れないけど……。

2013-10-21

立ち稽古_⑨ —はじめにもどる…(°°;)

昨日の稽古では師匠が釣狐を披いた折に録音された音声を聴きました。

何でしょうね。全然!が違うのですよね。いや、ホントに不肖の弟子で申し訳なくなりました。

そして求められる「表現」というのが、今のままでは決定的にダメですね。妙なところで息継ぎをしていたり、我流になっていたり。先日から、面なしで稽古をやってみていましたが、それは強く感じていたことだったので、実にタイムリーな?内容の稽古であったというと、そうなるでしょう(笑)

もう一度、初めの数ヶ月をかけて習った言葉の調子や「ここまではサラリと言う」「ここでは声を鎮める」などという口伝に立ち返ってみると、なるほど!と思う事が多々あります。(遅ればせながら、型と組み合わせることで、実は意味があったんだ!と気付いた次第で。)

今週には1ヶ月前を迎えます。残りでどこまで究められるか、精励したいと思います。

あ、そうそう。
24日は税務署の講習だし、その足で大阪まで粗供養の手配、当日の弁当の手配などを行います。日曜はお笛の先生とお申合せです(!)

2013-10-19

お!?いよいよですか???

おかげさまでね、第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」善竹玄三郎三回忌追善会のお席もですね、いよいよ残り8席となりました。また仮申込みを、現時点で2席承っておりますので、それを除くと6席と……。

あはははは!次のブログのタイトル、ホンマ確定やなぁ……(笑)
→何度も言いますが、今は特に秘します。

勝手ながら、当日の金銭の授受を極力回避したいという、運営上の都合のため(実は釣り銭、領収書の用意などがあると、割と面倒だったりします。済みません ^^; )原則的には、当日券を発売する予定はありません。
この週末でSOLD-OUTってなったら、いーのにな〜!いーのにな〜!!いーのにな〜!!!(o´∀`o)


第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」善竹玄三郎三回忌追善会のチケット、まだ若干枚ですが残っております。上演されることの少ない釣狐が、この度上演されます。
ご興味のある方、ぜひぜひこの機会にお越し下さいませ。

→チケットのお申込み・お求めはこちらから!!(クレジットカード、使えます。)

2013-10-18

いろいろな型が…。

昨日は、他家の釣狐の録画を観てみました。

今まではよく知らないままで拝見していましたが、自分が実際に一通り習ってから、改めて観てみると、いろいろな細かいところが違うものなのだなぁ…。と思いました。
解釈や口伝、個々人の工夫があって、それが伝わっているので、こういう差違として現れるのでしょうね。どの型が絶対的な正解とも、不正解とも言えないと思います。
それらをもし、各家々で比較してみる機会があったら面白いかも知れませんね。

で…思うに。
僕はもう少し軽く?演じた方が良いのかも知れませんね。若さがない(!)ので動きに敏捷性が足りないのは仕方ない(……って言うと、妥協すんなや!!って師匠に怒られるかも知れませんが。)として、獣らしい軽やかさがどうしても足りない気がします。

さてさて。昨日観たイメージが残っているうちに、今日はそれをどの程度自らの身体でコピーできるか……。ちょっと、試してみたいと思います。

2013-10-17

おぼれかけた^^;

朝っぱらから、ちっとヴィロウな(尾籠な)話で、誠に恐縮なのですが。

イネ科の植物とハウスダストが僕のアレルゲンなのですよ。スギよりも、ヒノキよりも強いです。
稲刈りの季節は、やはり脱穀やら何やらで稲のホコリが舞うようで、ここ最近の僕の鼻は週末毎に不調を来します(なぜなら、週末は家に居るから。)

昨日は早く仕事がハネたので、家に帰り稽古をしておりますと、どうも洟がね。稽古用の面の下で垂れてこらるゝ……。
しかしまぁ、舞台上ではそんなもん、関係ありませんわな?
いかなる場合でも役は勤め上げなければならない訳です。
「これも一つのテストケースか…。」
と思い、続行することにしました。そう!鼻水を面の下で垂らしながら、演じてみたわけです^^;
いやぁ……ダメでした。粘性の鼻水が鼻腔や口腔周りを閉塞させましてね……。こら、イカン!!と急遽、面を外して洟をかんでね(゜∀゜;ノ)ノ

今度は、久しぶりに面を外して、稽古をしてみたわけです。
これはこれで、また新鮮でした。
なにしろ、視界が広い!自分の身体の位置ががよく分かる。そして、声のバランスもよく聞こえるし、呼吸も楽!!

今回は思いがけず、基本に立ち返って?型の再確認をすることが出来ました。
あと何回かは、面を着けずに稽古を試みてみたいと思います!!

2013-10-16

ちと、むさいものをお目にかけます……その後。

拙ブログ記事によると、今年5月23日に膝のでき物を切除し、6月6日に抜糸したのですが、今現在は、こんな感じになっています。
ちょっと皮膚の色が赤っぽいですが、腫瘤の再発もなく、痛みもありません。
→皮膚の変色も薄くなってきています。

やっぱりね、腫瘤を摘出しといてもらって良かったですよ。これが痛かったりしたら、不安要素を抱えて臨まなければならなかったですから。

…はい。良いところにお気が付きましたね。膝のところだけ毛が異常に剛毛なんですね(僕は全身、毛は濃くない方なんですが。)

おそらくは正座したり、片膝をついたり(右の方が濃い)するから……でしょうか?
かつて友人は、これを膝栗毛と命名しました。
この膝栗毛を見られるのが嫌でねぇ……。膝を出さないようにしてたときもありましたっけ(笑)

さて。今日は病院の方は半ドンにしています。帰って14日に使った装束を畳んで、稽古しましょう。

2013-10-15

昨日はありがとうございました。

昨日の平成25年度、善竹狂言会は、お陰様で無事に終了しました。ありがとうございました。

楽屋で、伯蔵主を演じる上でどんな工夫をしたかを伺っていますと、それぞれに何か対策を練っておられまして。とても参考になりました。
目下最大の懸案は……胴着ですな!!

河原太郎の装束を善竹隆平氏に着けていただいてると、「(徳讃会)お手伝い、伺いますよ!」と仰って下さり、その横では江戸善竹の十郎師が、「実は、ワシも行こ、思てんねや〜。」と^^;
その後、善竹隆司大兄にも、「手伝い行くから!」と……。

何ということでしょう。
お手伝いだけに来て下さるというお申し出。誠に有難いことです。そして、さらにグンとハードルが上がった気がするのは気のせいでしょうか?

とにかく、あと1ヶ月とちょっと。
良い釣狐を勤められるよう、精励したいと思います。

2013-10-12

まもなく善竹狂言会

えー……。(今日は大半が私的備忘録です。)
直近は10月14日、大阪能楽会館で善竹狂言会が開催されます。
僕は「河原太郎」の立頭ですね。
お装束の色あわせ(各家から装束を持ち寄る場合、色柄がなるべく重ならないように、事前に調整したりします。)、お申合せ時刻の件にてファックスをいただいたので、今日中には返信をし、装束を組んで、紋付やらとトランクに詰めましょう(旅行用トランクを使うことが多いです。)

(カレンダーを横目で睨みつつ…)
今月下旬にはお笛とのお申合せもあり、あと、税務署主催の税務に関する講習なんかもありますなぁ(^^;)
大阪に出たついでに粗供養の手配もしたいところですし、 そうそう、徳讃会の昼食も手配しなければ……。出演料の用意(記帳なんか)もしないとなぁ。病院の有給休暇の申請も勘案して……。

あぁっ!御披きの扇製作は、どの程度、進ちょくしてるのだろうか……。

次は……。
11月16日に学校狂言ですね。僕は「附子」の太郎冠者ですかね…。
そして…。
今年の大本命、11月24日に第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」の釣狐があって。

その次は……おお!12月には東京行きですよ(笑)
ちょっと文化的なこともしたいしなぁ……。やはりはぢめてバスかいのぅ。(ちょっとぐらい、インセンティブがあってもよろしかろ?(*゚∀゚*))
それらの手配も……。

……うーむ。致命的ではない…が、何かを忘れてる気がする。。。
ま、段取りよく、こなしてくしかないですわな!!( ・∀・)



-`).。oO(ハッ!思い出した!!来 年 の カ レ ン ダ ー 買 っ て な い !!!orz


2013-10-11

自らの「強み」を調べる!?_③

ま、そんなんでね。昨日は大阪は梅田に行きまして、セミナーを受講してみたのです。

いろいろと為になるお話(ポジティブになれる?お話)を聞いたのですが、何が成果って、特筆すべきはこのブログのタイトルね。
釣狐、終わったらどーすんの!?
…と、ご心配される向きもあるでしょう。(え!?どーでもいい???僕は、実はちょっと心配でした ^^; )
ご安心召されぃ。ポスト・釣狐のブログタイトルも、決まりました(爆)
→今は特に秘します。

ちゃんと「“強み”を“集客”に活かす」という観点では間違ってないので、それにしたいと思います。

いや、ま、それでね。
とりあえず、僕が個人的に考えている方向性というのは、概ね外れてはいないだろうということが分かったので、一安心です。
今日は使いませんけど、ある tips も得られたので、ちょっとまた気が向いたら使ってみたいと思います。

2013-10-10

そういや、ライブって行ったことないんです……(;^_^A

舞台のエンターテイメント?に携わる身でありながら、実は音楽のライブって一度も行ったことがないんですよね。新旧洋邦、関係なく(;^_^A
まぁ、もっとも。クラシックのコンサートは何度か行ったことはありますけど……。

以前、ある日本のアーティストさん(僕でも名前は知ってる方で、CDも持ってたりします)のライブに行ってみーひんか?と友人に声をかけてもらったのですが、
その友人が、
「アリーナ席(?って何のこっちゃ、実はよぅ知りません)は、昔っからのコアなファンがやっぱり居てて、盛り上がってんねんけど、新しいファンは、古い曲ではイマイチみたいやねんなぁ……。」(←友人は、いわゆるコアなファンです。)
という、ライブの模様を観察した内容を言ってました。

それを聞いて、ふと……「そんな所に、僕が行っても楽しめるのだろうか?」というギモン(特に他意はなし。)が湧いたわけですね。
たぶん真意としては、僕みたいなにわかファン(?)みたいなのが行くより、ちゃんとそのアーティストの音楽が好きな人が行ったら良いんじゃないか。と思ったんかなぁ……(^^;)
コアなファン的には、新しいファンは…どうもねぇ。ってニュアンスも、何となく言外に感じましたし(笑)

で。
ふと思い当たったのが、我らが能楽界です。
もしかしたら僕の発想に近い、その最たる例が能や狂言の会だったりするんではないか……と。
たとえば、一昨日にはチケットを手渡しながら雑談してて、その方が仰るには、
「今まで一度も見たことなくて、能や狂言のファンでもないし、よく知らない。内容も難しそうだし、面白いか、楽しめるかどうかも判らない。」
「善竹さんに出会うことがなければ、一生、能や狂言を見に行こうとは思わなかっただろう。」
とのことでした。もしかしたら、コアなファン層に対して気後れしてるという事もあるのかもしれません。
その心情(不安感?)は、推して知るべしという感じでした。

僕個人的にはですね。うちの狂言は、万人が観てその全ての人が楽しめるか!?といえば、そうではないと思っています。芸風も好みが分かれることでしょう。(当たり前か ^^; )「狂言を楽しむ」と銘打ってはいますけど……(爆)
そこを踏まえて、敢えて申し上げますと、遠 慮 は ご 無 用 で 御 座 い ま す(笑)
徳讃会は、ビギナー対象を基本コンセプトとしています。まずは、はじめのとっかかりになればいいかなぁ……って思っています。

このブログを読んでしまった、あなた!!これも、何かのご縁で御座います(o´∀`o)
もし、気が向いたら「狂言を楽しむ 徳讃会」に足をお運び頂ければと思います。
直近では、今年の11月24日(日)14時から開催します。
大阪府は高槻市、山家のへんぴな場所ですが、チケットをお求めいただき、ご来臨頂ければ幸甚ですm(__)m

-`).。oO(また、販促しちゃったナ…。


2013-10-09

楽なんだけど……。

既述の通り、日曜日はなかなかにシンドイ展開でしたけど、昨日、自分で稽古した段にはは少し身軽な出で立ちであったためか、だいぶんと楽に感じました。
当日もこんな感じだったら良いのになぁ……。

ちょっと暗いですけど、昨日密林から届きました。
左の水筒(容量1L)に右上の粉末を溶かして飲みます。
右下の赤いのはゼリーです。バナナ2個分のカロリーがあるとか。

いずれも、身体に必須のアミノ酸などが含まれており、浸透圧も人体に最適化されている物(の、ようです。)
使い方としては、当日の昼食は炭水化物を主体に摂取し、装束を着け、初番の「寝音曲」の終盤辺りで右下のゼリーと、粉末を溶かしたドリンクを摂取し、その後に面を着けます。

中入りには、ドリンクを摂取し、水分の摂取とパフォーマンスの回復をはかる……というイメージですね。

2013-10-08

中入りの回復

日曜の稽古で、中盤から後半のスタミナ切れ対策が喫緊の課題と思われたので、エネルギーの効率的な運用と回復を重点に検討してみました。
→早速Amazonで検索し、発注をかけましたので、今日明日中には届くかと思われます。

師匠や、御家元の話を伺うと、先達らは釣狐の中入りの間に「生卵を2個飲んだ」(想像するだに、「うへぇ〜」ってなりますけど)そうです。
喉渇いて、カラッカラ!のところに、生卵……2個。無理無理無理無理……!!(-_-)
→師匠は、初世 忠一郎師が生卵を飲んでおられるのを実際に目撃したとか……。

両師とも「今は、もっとイイ栄養ドリンクもあるし、科学的根拠も無いだろうから、生卵なんてやめときなさい。」というお話でしたけども……(笑)
師曰く、「昔は、卵は希少な高級品で、滋養強壮効果のある物と信じられていたんとちゃうか?」とのこと。

うーん、スポーツ栄養学的にはどうなんでしょうね。胃腸に負担が掛かり、かえって「釣狐」の難行苦行度?(笑)が跳ね上がるんじゃないかと思ったりします。
僕なら、アミノ酸やクエン酸、カリウムなんかの電解質を含んだドリンクやゼリーを選択したいな。と、思います。
→当然に、当日の出演前には、糖質(炭水化物)を含んだ消化の良いものを食べておきたいですね。うどん、おにぎり、バナナとか。

通常20代後半で披くとされる釣狐です。アラフォーのオッサンが披くには、工夫が要るんですよね(笑)
次も、模擬実験的に稽古をしますので、工夫を試してみたいと思います。
-`).。oO(でもね、家の体重計は「身体年齢は27歳だぉ!」って言ってくれるんですよ(o_._)ノ彡☆

2013-10-07

おかげさまで。

おかげさまで第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」のチケット、売れ行き好調です。
また今回は、企業様からのお問い合わせもあり、多数のお申込みがあった場合は、意外と早く売り切れとなる可能性もあります。(先着順にて60席までです。)

チケット御入り用の方は、ぜひお早めにお申込みを頂きますよう、お願い申し上げます。

ま、そんなんでね。ステマならぬ、大っぴらに宣伝です(笑)
よろしくお願い申し上げます。

2013-10-06

立ち稽古_⑧

今日は……もぅね。クタクタになりまいた(;^_^A

初めて装束に類する出立(稽古用のもの)をフル装備でやってみました。
中盤から後半、ホントに途中で投げ出して、幕の中に帰りたくなりましたよ(..;)
→職場に走って行く方が、まだ楽だよ(◎-◎;)

まぁ。何とか終わりまでは、倒れることなくたどり着けましたけどね、とてもひと様にご覧に入れられる感じではなかったなぁ……orz
→師匠曰く、本番(の装束)はこんなモンちゃうデ。との……。しかも、まだまだ獣らしさが感じられないと……(ふむ。生来の僕の品の良さが出てしまいましたか……。誰ですか?今笑った人は???)

あと。
今日初めて、母が我が家の釣狐を観たそうで。師匠の時は、僕を身籠もっていたために里へ帰っており、観られなかったのだそうで。
→師匠の披きの約1ヶ月後に僕が生まれています。

そんな母が、釣狐って何や面白いんやねぇ……。と感想を言うてました(笑)
まぁ、身びいきの感想としても、確かに演目自体は面白いと思います。
この演目の趣向を可能な限り引き出せるように、練り上げていきたいと思います。

そうそう。
ほぼ確信に近いんですけど、普段の僕を知る人ほど「えっ?このひと……、だれ!?」と、番組を二度見してしまうんじゃないかと……。(終始面を着けてますし)
後で、感想を聞かせてもらえるのを楽しみにしていますです(*´ェ`*)

2013-10-05

夜道を歩いてみる。(今日は新月)

先日、お家元のお家を伺った折にいただいた、いくつかのご助言の一つに
ぜひ、暗い夜道を歩いてみるといいね!!
と、いうものがありました。
伯蔵主に化けた狐は、日の暮れた後に夜陰に乗じて、猟師宅へ赴くわけですが、道中は夜道です。
実際に夜道がどのような雰囲気を持つものであるか、体験してみなさいという趣旨でした。

折しも。
今日は「新月」です。
月明かりもない……はずだったんですが、意外と街灯が煌々と明るいのですよね。これが文明なのですなぁ……。
しかも曇っていましたので、雲で市街地の光が拡散されるのか、ぼんやりと全体的に明るいのです。(写真は、帰り道に山の上から高槻市街の方を向いて撮ってみたものです。)

暗闇を求めて1時間ほど彷徨ってみましたが、本気で暗闇に行こうと思ったら、軽く登山(山越え)をせねばならぬので、これは断念しました(ある程度の装備が要ります)しかも、山を越えるためには谷に下らねばならず、谷へさしかかる細道がマジで怖かった!!

ま、そんなんでね。
暗闇ウォーキングをやってみましたよ。


2013-10-04

メンテナンス週間

この一週間ほど、どうも疲労の回復に遅れが出ていまして、胃痛や関節痛もぶり返していました(^^;)
→流行の、「秋バテ」?ってやつでしょうか。顔には吹き出物も出てくるしさ…。いや、歳ですか?(;´Д`)

愁訴を抱えながら稽古しても、あまり成果が上がらないのは体験的に分かっていましたので、今週は思い切ってトレーニングも腹筋運動とスクワット程度に抑えて、稽古も動画を見る程度にして、身体を休めました。

また、今日はお昼から古巣のマッサージ屋に赴きまして、身体をほぐしてもらう予定です(≧∀≦)

明日からはまた、徐々にハードな日々?に戻していく予定ですが、来週にはセミナーの受講も予定しているし、再来週には善竹狂言会も控えているので、体力を按分しながら稽古に努めて参りたいと思います。


2013-10-03

宗家の型

昨日は、奈良にてご静養中の大藏彌太郎師のもとを伺い、釣狐を披かせて頂く旨、御報告いたしました。
何万人かに一人という難病に罹られましたが、回復されています(まだ、完全ではないご様子ではありましたが。)思っていた以上にお元気にされていて、安心しました。

そして。
「お勉強」ということで、御長男の千太郎氏が釣狐を披かれた折の動画を拝見しました。
大蔵流宗家の型(身体の動き)は、僕にはないものでしたので、とても勉強になりました。また、宗家自ら病身を押して、口伝の型をも見せて下さいました。
その他にもいろいろと芸を深めるためのアドバイスをたくさん頂き、ありがたく思っています。(本当に皆さん、優しいんですよね……。)

頂いた言葉を糧に、少しでも深奥に近づくことが出来るよう、精進したいと思います。

2013-10-02

ごあいさつに行って参ります。

釣狐は「極重習」(ごくおもならい)と呼ばれるカテゴリーに分類される演目ですが、披きにあたって本日午後から急遽、家元にご挨拶に伺うことになりました。
一時は体調を崩しておられましたが、今は舞台にも復帰しておられます。
慣例に則り、習物料と酒肴料を用意致しました。

そして、夕刻は大阪市内にとって返して我が上司と会食と……。

今週は身体のメンテナンスにも行きたいし、能楽会館に寄りたい用事もあるし、段取りよく、こなしていきたいと思います。

2013-10-01

【お知らせ】本日より第5回徳讃会のチケット発売です。

 第5回「狂言を楽しむ徳讃会」
善竹玄三郎三回忌追善会

チケットは、本日10月1日より発売です。ネット販売は、こちらから承っております。
【一般券】4,000円
【学生券】3,000円  
学生券20歳未満で就学されている方が対象です。
※申し訳ありませんが、未就学児につきましては、御鑑賞をお断りしています。





  • 原則的に、当日券の取扱いはありません(前回の徳讃会は完売しました。)
  • 桟敷席(60席)となっています。座席に限りがありますので、お求めは、ぜひお早めにお願いします。
  • お支払は、クレジットカードまたは郵便振替からご選択いただくことが出来ます。(郵便振替はご入金が確認でき次第、発送いたします。)
  • 会場にはお客様の駐車場設備がございません。公共の交通機関(高槻市営バス)または、タクシーの御利用をお願い申し上げます。
  • 出演者のお一人、善竹忠亮氏のお計らいにて、一部の能楽堂にてチラシを配架していただけることになりました。御入り用の方は、ぜひ探してみて下さいd(^-^) 

うぅーむ。
いよいよやなぁ……(^^♪

2013-09-30

胃痛のこと。

良い傾向です(o゚▽゚)
以前にも申し上げていたの通り、僕はヘリコバクター・ピロリを飼っておりますので、慢性的な胃炎傾向があります。時々、ジリジリとした胃痛に悩まされることがありますが、薬を飲めばほぼ治まる感じです。

釣狐の稽古中に胃が痛くなるということは前にも書きました。あまりに気持ちが悪くて、稽古を中断したこともありました。
ここ最近、その痛みがなくなってきています。一つは、熟れてきたというのもあるでしょうが、恐らく最大の要因は、すずしくなった ということではないかと思います。

舞台に冷房をすれば良いのですが、暑さに慣れておくことも大切かと思い、自主稽古の折は、あえて扇風機を使用するのみで行っていました。
また、狐は大声で啼く(一般的な感覚では、奇声を発するに近い?)ので、近隣の皆様にご心配を掛けぬよう(笑)窓も扉も全て締め切っています。
蒸し風呂のような稽古場(舞台)でやってたら、そりゃ、環境要因のストレスも掛かるでしょう(^^;)

お陰様で、ここ最近の涼しさには、随分助かっています。自分でもちょっと驚くぐらいです。
ベテランともなれば、この様な気温要因などは物ともしないのでしょうけれども…。

舞台当日が、最大のパフォーマンスを発揮できる天候だと良いのですが……(笑)

2013-09-29

立ち稽古_⑦

今日は…、
いつもの釣狐、10月の善竹狂言会の演目(河原太郎)の稽古をつけてもらい、それから装束を組みました。

本当に終わりがないのですよねぇ……。
とりあえずは、一通りはできますが、まだまだ…工夫が足りないのです。

車に例えると、常に時速100キロで走っているような状態らしく、60キロのところもあれば、40キロのところ…と、緩急のある運転をせねばならぬ。まずは全体的に80キロで運転をしてみたらどや。という師匠の言葉です。
確かに。その指摘通りに演じると格段に良くなりますが、頭では分かっているつもりでも、なかなかうまくいかないものです(…ってことは、やっぱり分かってないのでしょうな。←歯がゆい(>_<。。。 )

今日で9月最後の稽古ですけれども、10月にはより高度な?内容の充実を目指して、稽古に励みたいと思う次第です。

また装束には、実はいろいろと約束事があります。
今回のコンセプトとしては、きっちりと大蔵流らしい、古典的な意匠のものを組んでみました。特別な追善会でもありますので、普段にはちょっと使えないようなものも……(笑)
お越しのお客様には、ぜひ装束もお楽しみいただければと思います。

そして最後に善竹狂言会の販促ですが、チケットをお求めの方は、当法人ではチケットの取扱いはありませんので、リンク先の「お問い合わせ」にご連絡いただき、お求めいただければ幸いです。


2013-09-28

Where there is a will, threre is a way.

いやぁ…、朝稽古が終わりまして、実にサッパリしまいた。

中学生の時に、標題の言葉を習いました。「" will "って助動詞の意味しかないと思ってるでしょ?違うのよ、名詞もあるんよ。」という事と、「" , "の位置がミソなのよ。」って先生は言うてたと思います。(コンマがないと意味が変わるんだっけ?忘れたけど。)

教科書の巻末に英語の慣用句(ことわざ?)が列記されてて、好きな慣用句を選び、みんなの前で音読してみるという授業でした。
まぁ、もっとも。僕が選んだ言葉は"Love is blind."でしたけど……え!?なにか?(≧∀≦)

閑話休題。
さて。これを日本語訳にすると、「精神一到何事か成らざらん」という意味だそうです。こういうと何かものすごく精神論的で、陳腐化してる気がしてあんまり好きじゃないですが(※意見には多分に個人差があります。)あえて直訳するならば、「意志のあるところにはどこにでも、道はある。」という意味になるのでしょうか。
能動的に、選択的に人生を選び取っている。というニュアンスの感じられる直訳の方が、僕は好きです。

Where there is a will, threre is a way.
を改めて実感する今日この頃です。


2013-09-27

飲みのお誘いなど(笑)

最近、モテ期?に入ってるのか、意外な方面からの「飲み」のお誘いを頂戴します(笑)

普段、職場以外の方からのお誘いということは、ほぼないもので、ちょっと変な感じです。
申し訳ないのですが、10月24日〜11月24日までは全てのお誘いをお断りする所存でございます。>関係各位
→それ以降でしたら、僕の懐具合の許す限り(笑)お付き合いできます。

来月の下旬には申合せなどもありますし、ぼちぼちとカーボ・ローディングのことも視野に入れて、心身の調整をも始めていきたいと思っています。

高校時代にクラブで、身体の効果的なトレーニング法(超回復・休息の概念)やカーボ・ローディングについて学んだこと、鍼灸の学校や当時の勤務先で身体の構造や、メンテナンス方を学んだこと、現職場にあっては、フレキシブルな勤務が許され、自宅から約8㎞と、効果的なトレーニングが出来る距離であること、目のトレーニングの先生が職場のすぐ近くで店を構えてること……。
まるで、釣狐のために準備してきたかの如く感じます(爆)
→こういうことを書くのは我が信条に反するのですけどネ。

しかしまぁ、これをもってしても、我が膝・腰・股関節・目は、もうそろそろ限界であろう事は事実であるようです。
→ホント、加齢って嫌よね(笑)
次に型をみせる時は、息子に伝授する時……というつもりで臨む所存です。

いやぁ、あともう少しだなぁ……(´∀`)

2013-09-26

祖父の命日

今日で祖父が死去して2年です。
厳格で、死ぬほど怖い人でしたけど、それもまぁ良い思い出です(笑)
最後はひ孫を抱けて良かったのではないかと思います。
→そうそう、当日のパンフレットに用いている写真は、ひ孫を抱きながら撮った時のものです。

追善会の釣狐、精一杯、頑張りたいと思います。

2013-09-25

自らの「強み」を調べる!?_②

10月に、あるセミナーがありまして。受講を予定しているのですが、その課題が送られてきていたのでやってみました。

友人から紹介されたセミナーなのですが、はじめSWOT分析(企業分析)のようなものだと、勝手に思い込んでいまして(^^;)
30分ほど掛かるというその課題に実際に取り掛かってみて、ちょっとビックリしました(爆)
→あくまでも、「個人の強み」を調べる内容だったからです。

僕も一般社団法人高和会善竹能舞台の理事として、法人の運営をしている立場ですので、戦略的な、ウチの強みを活かした営業とはなんぞや!?って事を知るのも良いんじゃないかと思ったのが、受講の動機づけだったもので。
→でもね、全然違ったんだー('-'*)

8月にも“自らの「強み」を調べる!?”としてブログを書きましたけれども、この課題の趣旨は同じ事だと思います。

結果は……。(実際にセミナーを受けてないので、独善的な解釈であることをお含み置き下さい。)
やっぱりね、8月に行ったテストの結果に通底するモノがあるように思いましたですよ。

自分だけの特長的な資質”として上位5つの特性がピックアップされて、その解説が行われています。(あえて、秘しますけど。)
設問自体は、「?」というものも幾つかありましたが、中間的な意見(「どちらでもない」)を選んでもあまり意味がないと思ったので、強いて言えばどうか。という発想で回答したので、誇張された結果かも知れません。

自分なりにいろいろと結果を検討してみましたが……。
まぁ詰まんない話なので、それはまた、ブログのネタのない時にしましょう( ・∀・)

2013-09-24

演者の感覚

今朝はですね、思いがけず早起きしまして(例によってiPhoneのアラームを仕掛け間違っていたわけですが。)いつもより早めに出勤しました。
いつも利用しているJR京都線が遅延してましたけれども、いざとなれば、職場(病院)まで走って行けるだけの体力が図らずも備わっております(笑)ので、超・余裕で御座います。

車中、ふとコーヒーが飲みたくなりまして…。名案が浮かびました。
時間の余裕もあることですし、前から気になっていました喫茶店に寄ったので御座います。
いやぁ…出勤前に「茶をシバく」なんて何年ぶりでしょうか。
そして、期待通りの、実に美味しいコーヒーで、大変満足致しました(o´∀`o)

閑話休題。
さてさて。今回の釣狐で用いる面(おもて)は、祖父が自らの披きのために、自分自身で打ったものですが、演ずる者のみが解る感覚というものが、ずいぶんと反映されています。(他にも猟師が用いる罠:作物も祖父の手によるものです。)

面をつけて舞ったことのないであろう面打師の方の作は、どこか使いにくかったり、しんどかったりします(※意見には、多分に個人差があります。)
例えば、顔への当たり具合や声の通り、呼吸のしやすさ、視界の確保…などなど。

目下、稽古用の面をつけて稽古をしていますが、これがね……。ほんとに何とも使いにくいのです(笑)まぁね、稽古時に負荷を掛けておけば、本番にはハードルが下がるだろうと思い、気にしないことにしていますが……。

今月は出勤日も調整し、外で飲むのも控えて!!←家飲みは原則封印。
2回の3連休もみっちり?釣狐三昧(笑)で過ごすことが出来ました。
本番まで、今日でちょうど2ヶ月前ですが、何となく見えてきましたね(*^^)

2013-09-23

昔からよく言われてきたことなのですが。

狂言をですね、現代語訳にして演じてはどうか。と、そういうご提案を頂くことがよくあります。
そうおっしゃる方々には全く悪意はなく、純粋に善意として言うておられるのですが、「狂言の垣根を下げるために、(ご自分を卑下されて)自分みたいな無学な者のために、また、時代の流れに沿って、そういう狂言に変わっていくべきではないのか。」という趣旨を述べられます。
しかしながら、我が家の理念として祖父より受け継いだものとは、狂言の持つ、時代を超えた、現代にも通底する何かを追究することです。
したがって、こういう事を試みることはしないと思います。(もっとも、差別的な表現を言い改めるということはあります。)

また、最近「伝統芸能つながり」で何かやってみては?というご提案も良く聞きます。前段にも関連することでしょうが、いわゆる「コラボ」に挑戦すれば、社会的な耳目を集め、話題作り、宣伝としては、ある種効果的なのだと思います。伝統芸能に限らず、よく試みられていることでもあります。

管見ですが、伝統芸能というのは、時間を経て取捨選択をし、その内容に改良を重ね、洗練されてきた側面があると考えています。また、狂言が狂言として、落語が落語として独自に発展した過程には、おそらく意味があるのだと思います。
わざわざ独自性をもち、発展してきた過程があるにもかかわらず、そこに「つながり」を求めることの意味が解りません。僕はそれぞれの芸能の真理を追究する方に意義を感じます。
頑なすぎるという御批判も当然にあるでしょう。しかし我が家に関しては、今後も相変わらず、安易にコラボレーションという試みは行われないでしょう。もし仮に何か変革が求められるのだとしたら、そこには必然性や確信があるものでなければと思っています。

そして。
我が家が「是」とする大蔵流狂言を提供するための場が、「狂言を楽しむ 徳讃会」ということになります。

昨日友人との雑談の折、ふと引っかかったので、大変口幅ったいことを書き記しました。
どうぞご寛恕下さい(笑)

2013-09-22

舞台の掃除

師匠から稽古をつけてもらう前には、まず舞台の掃除をするのです。
掃除しながら、いろいろと反芻したりしています。
この掃除は、中学生ぐらいの頃から、ずーっと僕が一手に引き受けてやってるでしょうか(その前は、祖父がやっていました。)

普通に掃除してる段には特に気づきもしなかったのですけれども、釣狐の後シテをやるようになって、舞台の床面に四つ足をつくことが多くなり、舞台の床面を這いつくばってまじまじと見ることが多くなりました。それで気付いたことがありました。

割と大量に汗の落ちた痕……(・.・;)

稽古の中程や終わりでは、必ず拭き取っているのですが、拭き取っても跡が残ってるのですね(◎-◎;)
原因はちょっと分からないですけど、何か化学変化でもするんでしょうか。

白木の板に、米ぬかや牛乳を使って磨いていくと、黒光りする能舞台になっていくと祖父から聞きました。ただうちの舞台は、祖父が黒い舞台を嫌がったのもあり、僕が清掃を担当するようになってからは水拭きしかしていません。

うーん、いつか消えてくれるんかなぁ……。
もし、うちの舞台にドットマークを見つけたら……

それはね…僕の心の涙の痕です(大嘘)
→正しくは「涙は心の汗」です。

ちなみに。
医療現場では汗以外の体液、例えば、血液、組織液、尿、胃液その他の消化液(嘔吐物)などは、感染性の液体として感染予防対策が求められますが、汗に関しては神経質になる必要はありません。ご安心下さい(*^^)

2013-09-20

あと、65日だそうで。

いよいよ、チラシも出来上がりまして。本日中には徳讃会の出演者、運営に携わっている関係各位に宛てて発送されます。
また、写真撮影と録画を考えていますので、能楽協会への著作権関連の申請も行わねばなりません。これは、外注してるカメラマンには申請書に署名してもらって、チラシと共に協会へ提出することになります。

お客様には、今週末には発送できるよう考えております。段取りはもう、ほぼできてますので、あとは封筒に詰めて宛名シールを貼り、発送するだけという感じです。
当初、僕が考えていたよりも若干遅れていますが、概ね予定通りという所でしょうか。この程度は織り込み済みで御座います。

あとは、まぁなんでしょうなぁ…。出演者に申合せの連絡は書面にして同封したし……。
直近で拙者のやるべき事はこんなものでしょうかね。

……そういや最近、独り言が増えました^^;

2013-09-19

できましたん♡

さてさて。
いよいよ第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」のチラシが出来上がりまして。
昨日、納品されてまいりました。
(余談ですが、この度は追善会ということもあり、当日用のパンフレットも御用意しています。ただ、その内容はお越し頂いた方のみとさせて下さい。)

はい、これ。どーん!!

裏面がこれ。どーん!!
番組は、「寝音曲」(師匠)と「釣狐」(小職)となっています。







いやはや。良いじゃないですかぁ(自画自賛……。笑)
西川印刷所さん、いつもありがとうございます。昼休みに、白衣のまんまで乗り込んで、いろいろ校正指示を出したりして済みません(;^_^A


我が祖父なる人は、まっこと容易ならざる人でありましたし、その毅然としたところは、「侍」とはこのような人ではなかろうか。などと思ったものでした。
また葬式も、法号も、墓も、仏壇も、年忌供養も一切不用。ただ追善会をやってくれたらそれでいい。という遺言でありました。善竹能舞台での釣狐の上演も、故人の念願でありましたので、今回私儀、釣狐のシテを拝命しました。

チラシが出来あがったことで、ますます身が引き締まる思いです。
皆さんに喜んで頂ける、良い催しにしたいですね!!

2013-09-18

遊びながら……。

我が家では親子三代が同居をしているのですが…。
僕が仕事を終えて帰ってくると、ほぼほぼ家族は夕食が終わり、団らんしている事が多いわけです。

そんな中、息子が「けんけん(片足跳び)できたよー!」って見せてくれました。どうもじぃじ(我が師ですが)に遊んでもらいながら、練習したようです。
あと、両手両足を曲げてコロンと横に転がることや、スキップらしいこともできるようになってきたみたい。

ときどき「ほら、とーちゃんに手本見せてもらい。」とじぃじに指示されて、僕は動きを見せてやるわけですが、まぁ、何を意図してやってるかというと、来年の初舞台に備えてです。
そうやって見せてやりながら、あー、なるほど。これは釣狐の型にも通じるのかなぁ……と思いながらやっています。(ってか、実は僕が指導されてるのか!? 笑)

意外とね、目で見て、それと同じように身体を動かすって難しいもんなんですよね。特に、手足を同時に動かすとかになると。
真似っこできるってことは、相手の気持ちに共感する感受性を鍛えることにも通じるそうなので、狂言のことも大事ですが、豊かな人間性を培ってほしいものです。

……と書くと、まるで僕が豊かな人間性もっているかのようですが、残念ながら全くそんなことはありませんです(^^;)

2013-09-17

他見は不許

以前、さる方より釣狐の秘書を拝受した旨、書きましたでしょうか。
「他見は不許」と記されたそれの巻末に、我らが曾祖父の彌五郎が「狂言」の行く末を案じ、また後継者を思い記したと考えられる言葉が残されていて、彌五郎という人の篤い心、懐の深さを感じた次第です。
いやぁ、何よりの励ましであるなぁ…。
その御厚情に幾ばくかでも応えることができればと思います。

それにしても、このポンコツの膝ね(;´Д`)
一昨日、昨日と階段の上り下りでも疼痛がありましたが、今朝からは足を着いてもさほど痛まなくなりましたけれども……。
今日も大事を取って足を使うトレーニングの方はお休みです。

今週中には、制作を依頼していた、第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」のチラシが出来上がってくる予定です。また手元に届きましたらば、公式サイトおよび、ブログならびに、Facebook等にアップしていく所存です。
乞うご期待!(笑)

2013-09-16

立ち稽古_⑦

台風一過。皆様いかがお過ごしですか。当法人の所在地、大阪府高槻市は近隣市町村に「避難指示」がでたり、山一つ彼方の京都府には「特別警報」が発令されたり…と、少し心配な天候でしたが、大過なく過ごすことができました。

さて、昨日は。
いよいよ最後まで釣狐の伝授を受け、一通りは習ったという事になりました。
今日も朝から(嵐の音をB.G.M.に)稽古をば…と思っておりましたが、昨晩からの膝(膝蓋骨の直下、脛骨粗面との間なので、膝蓋靱帯?)の痛みが引いておりませんでした。
どうも昨日の稽古で四つ足の動きを重ね、何度も膝を床についたのが原因と思われます。圧痛や動作時の痛みの他に、若干の腫脹と熱感(いわゆる炎症所見)を看取したので、今日は大事を取ってお休みとしました。
昼からは晴れるようなので、ちょっと市街に出て膝当てを購入してくるつもりです。

地元のサポーター専門店は、僕自身が以前スポーツ選手のケアに携わっていたこともあり、一度のぞいてみたいと思っていました。
また来年は息子の初舞台も控えているので、ついでに彼の膝当ても探してやろうかと思っている次第です。

前シテのみを稽古していたときは、特に上体のトレーニングはあまり重視していませんでした。上体の筋肉の重みが逆に負担になると思い、特に鍛えることはしていなかったのですが、今日は上腕三頭筋付近、僧帽筋あたりが筋肉痛です(;^_^A
ほんま、全身を使うんや……と改めて思い知った次第です。

2013-09-13

胃が痛い。

最近、気付いたこと…。
稽古中に実は、胃が痛くなってくる(^^;)

いろいろなストレッサー(社会的・気候的な環境要因や、精神的・身体的要因など)が複合的に関与しているのでしょうなぁ…。元々ピロリ菌を飼っているので、胃は慢性的に炎症を起こしてるわけですが、ここに来てさらに悪さをしてくれるようです(ノ_・、)

今は胃痛時に飲むように処方されている薬を服用し、痛みは治まっておりますので大丈夫です。

しっかし、難儀よのぅ。
先人も通ってきた道。避けては通れませぬ(笑)
彼らも多くの艱難辛苦を乗り越えてきたはずです。それならば僕もきっと出来るハズ!!と、己を強く鼓舞して、がんばっていきまっしょい!!

2013-09-12

アンケート作成しようかなぁ。

主催する「狂言を楽しむ 徳讃会」では、必ずアンケートを実施するようにしています。

このアンケート。
お客様が急いで帰りたいところを引き留めて(笑)限られた時間内に出来るだけ多くの(僕にとって)有益な情報を引き出せたらなぁ。という淡い目論みに基づき、構成されているのですが……。

ホントにね、これが難しい(^^;)

短時間での記入となると、あらかじめ用意された項目から○印をつけて、回答を選ぶ。というのがよく用いられる方法です。(こういうのを“閉じた質問”などと言いますが。)
確かに、これは回答者も答えやすいし、簡単です。

でも。これだと設問者の意図が含まれてしまう可能性があるのですよねぇ。つまり、質問者(主催者)の好む回答を導き出すための設問となってしまうことがあるのです。
寸法の狂った「物差し」で物の長さを測っても、正しい長さが分からないのと同じで、僕の主観が織り込まれた回答を得ても、あんまり意味がないのです。
好意的な意見、あるいは否定的な意見。それらをひっくるめて、今後の方針の策定や改善点を見出す材料として検討する必要があるのです。(ただまぁ、数ある催しの中から、我らが徳讃会を選んだという時点で、概ね好意的ではあるのでしょうけど? 笑)

と、なると今度は“開いた質問”を用意することになるのですが、これはちょっと拘束時間がね(^^;)
それはそれで、精度が下がる可能性もある。精々5分でしょうか。頑張って5分内に回答できる設問……(まず、無理そうなのですが。)せめて10分拘束できたら。と思わないでもないですが、そういう設問を用意することになります。

ま、こういう仕事は嫌いではないので、いそいそと取り組んでおります(≧∀≦)/

2013-09-11

9月11日ですねぇ。

今日は、全然関係ない話です(°°;)

当時、仕事に行って、それから通っていた専門学校の授業を21時ごろまで受けて、ゲンナリしながら帰ってくる日々でありました。
帰ってテレビを付けると、ビルに飛行機が突っ込むという事故?が起こっていて、その映像が映っていました。

ぼんやりとそれを横目で見ながら、
ハァ……。どんなエラーをしたらこんな事が起こせるねん!?
人間のやることは、ホンマに当てにならんなぁ…。 
となどと思い、早々に部屋着に着替え、夕食を食べておりましたら、オヤジ殿がわざわざ「2機目が突っ込んだデ。」と教えに来てくれました。その時点でもまだ、僕は事故だと信じて疑わなかったわけですが……。

ま、そんなことを思い出した9月11日です。

2013-09-10

動画を撮ってみた。

昨日の自主稽古は、先般購入しておいたカメラを使って、自分の動きを撮ってみました。

なるほど……。
師匠の言わんとするところが、少し分かったような気がします(それを、フィードバックできる身体能力が備わっているかは別として (^^;)
自分では、構えた姿勢、跳び上がる高さ、リズム、タイミングなど、もう少しまともにできていると思っていたのですが…。
うーむ……これじゃあ…、まだまだダメですねぇ……orz

また、稽古用の面(おもて)を着けてみたのですが、やはり視野の狭小により位置の把握が難しいようです(持病の?目のハンデも相まって)この辺も修正を加えていかねばなりません。

そして……。
これもやはりというか何というか。時折、録音レベルを振り切るのですね(笑)端的に言うと音が割れています。
我らが門閥の始祖 彌五郎翁は、録音・録画などの収録はとことん忌避したと聞いていますが、これは音が割れないようにするために機材の能力に合わせた演じ方をすると、正統な表現が残せない(間違ったものを後世に残してしまう)という確信があったからです。
釣狐も狐の化生を表現するために、エキセントリックな発声法を用いますので、音が割れるのは仕方ないです(’’;) 機械が悪いんじゃありませんヽ(^^

そんなわけで。
お客様には録画ではなく、ぜひ能舞台で「生」の釣狐をご覧頂きたいと思う次第です。
参考までに当日は録画(一応はフルハイビジョンで)をするつもりですが、これは外には出せませんなぁ(爆)

2013-09-09

立ち稽古_⑥

昨日の稽古は、おおむね自分のイメージ通りに身体が動きました(理想にはまだまだなんですけど…ね。)
本当に、ようやくというところでしょうか(;^_^A

古巣のマッサージ屋に行った甲斐があったというものです。少々施術費用はお高うございますが、背部の筋肉をほぐしてもらったことも良かったように思います。(いつぞや、秋川雅史氏がテレビで言ってましたが、発声のために腹筋ではなくて背筋を鍛えてるそうです……。ふーん。)
ここ数週間の左腰下肢の症状もほぼ気にならなくなっているし、併せて右側もがっつりほぐしてもらえたので、腰回りのフワフワした感じがなくなり、何となくうまく落ち着いた?ような気がします。(実は、右側の方が左よりもよく張っていて、バランスが取れたというのもあるかもしれない。)

身体も徐々に動くようになってきたことと、師匠からの次なるミッションもあり、今日からはより実践的な?自主稽古に移行していきたいと思います。ちょっと自分の動きを動画にも撮って、確認してみよかナとも思っています。

-`).。oO(んで、今月中にもう一度、マッサージを受けに行くぅ〜!!

2013-09-06

メンテナンス

……とまぁ、昨日は身体の調子が良いようなことを書きましたけれども。やっぱり時折メンテナンスは必要なわけで。
今日は以前に僕が働いていたお店の系列店(大阪市内のマッサージ屋さん)に行ってみようかと思っています。

僕が在籍していた頃は、普通のいわゆる肩こりや腰痛などの愁訴のある方(主にサラリーマンやOL)から、ガッツリ、プロのスポーツ選手、演劇関係者なんかも来店していました。
かく言う僕も劇団四季の人とかヅカ(宝塚)の人とか、あるいは競輪やソフトボール、トライアスロンなどの選手を担当したことがあります(そうそう、元タカラジェンヌにも意外といはるよねぇ。 ^^;)

余談ですが、店舗の奥でアンディ・フグの古いカルテを見た時は、感激しましたねぇ……。あれは、大事に置いてるのかなぁ……。廃棄してなければ良いけど。

閑話休題。
ま、そんなんでね。今日は心身のメンテナンス(リフレッシュ)の日と定めましたので、帰りにはちょっとネ、黄金色の泡の出るお酒などを……一献…いやもっと?(。-ω-。)ノ☆・゚:*:゚

どこのお店が良いかなぁ……などと思案中(≧∀≦)

2013-09-05

腰の具合

もう、かれこれ10年近くなりましょうか。病院の仕事中に腰を痛めて(いわゆる労災)から、慢性的な腰痛を抱えております。この時は入院もしましたので、腰の治療や検査については一通り受けたけれども、なかなか快癒とはいかない感じです。
一昨年に狂言「盆山」の稽古中、突然再燃し立てなくなりました(メリ…メリメリメリメリ!と腰が逝きました。)
通院やら養生でちょっと仕事を休む羽目にもなったのですが、今回釣狐に臨むにあたり、唯一の懸念が腰痛の再発でした。

しかしながら。
最近、あれ?と思ったのは、意外と腰が軽いことです。
まぁもちろん、体力を付けるために運動を始めた頃は、腰に負担が掛かっていることを感じ、これはヤバいかもしれない。と焦っていましたけれども、近頃は何か良くなっているのではないかと思うぐらいです。

はり師・きゅう師の免許を持ち、腰の治療法については、ある程度は知っているとしても、自分で自分の腰を治療することにはやはり限界があります(^^;)
地元の治療院も何軒か行ってみましたが、何かしっくり来ないわけです。
→あーすれば、良くなりそうだ。ってイメージはあるのだけど、自分では施術できないのです(>_<。。。 

それがここに来て、慢性的な痛みが少なくなってきているとは……!
何が良かったのだろうか……。深層筋を鍛えたこと、深層筋が必然的に動く訓練(釣狐の型?)をしたからだろうか、あるいは体重が減って筋肉が増えたから?……などと思う今日この頃です。

「釣狐・腰痛改善メソッド ※効果の実感には個人差があります。」を考案して売り出すかなぁ……。
まぁもっとも。何一つ楽じゃないけどネ(^^;)

2013-09-04

やっぱり、できるやん。

昨日は、日曜に指摘を受けたところを確認しながらの稽古をしたわけですが…。

求められている精度はともかく、一連の手順・流れは問題なくできましたよ。それすら出来なかった日曜は、何がアカンかったんやろなぁ……。
-`).。oO(やっぱ、デキる子やん>自分。

いずれにしましても。
考えて演じているようでは、到底イカンわけで、さらなる精進が必要かと思った次第です。(何か、ブログに書いてみると簡単そうなんだけどなぁ……実は、そうでもない。)

10月は大阪の善竹狂言会もあるので、その稽古にも掛からねば…(笑)
11月は釣狐の1週間前に学校狂言もあるので、それもせねば…(笑)
12月は上旬に東京にも行くのでいろいろ同時並行で進めねば…(笑)

狂言一本で生活してる又従兄弟などは、どうやって成立させたのだろうか……。などと感心する次第です(゚o゚;

2013-09-03

命の洗濯…?

いやはや、家飲みは封印のつもりでした……(^^;)
しかしまぁ、昨日は堪えきれずビールを空けた次第で(o´∀`o)

家飲みの良い所は、何しろ自宅に帰らなくて良いと言うことでしょうか。(帰る手段を念頭に置きながら飲む必要がない。)
心が屈して悪しゅうござりましたが、本日はまっこと、すこぶる快調です(*゚∀゚*)

これで、稽古に臨むモチベーションも回復したというものです。
先に釣狐を披いた又従兄弟が「たまには、飲まんとやってられませんデ(笑)」と言うてましたが、なるほど。そういうことで御座いましたか(^^;)

また今日から、こころ新たに精励することに致します。

2013-09-02

立ち稽古_⑤

昨日の稽古は、自分でもホンマ不思議なぐらい、全然エエとこなしでした。注意力が散漫になってるのでしょうか。誠に情けないことに先週できていたことでさえできないありさまでした。

……あとは、推して知るべしと言いますか。
稽古の後、食事の支度をしていた母が言うていましたが、「稽古場から聞こえる声が、もう辛くて、辛くて。離れに避難したわー。」と……(笑)
→それぐらい、叱られていたと…えらい、すんまへんなぁ(;^_^A 

またチラシの構成に関して、上がってきた初稿にこちらの意図した内容が思うように反映されていなくて。たくさんダメ出しが(;^_^A
ガッツリと校正が入りまして、「まずは、これで直させぃ。話はそれからや。」との……。

結局はグッタリして1日エエとこなしでしたわ……。

ま、そんなんでね。
今週のテーマソングは、真心ブラザーズの「どかーん」です(笑)

2013-08-30

ぱつんぱつん。

普段の通勤は、既述の通りトレーニングを兼ねていますので、トレーニングウェアで出勤です。非常に軽装です(それが許される職場で良かった 笑)

今日は天候も悪くなるということなので、トレーニングは取りやめて、通常の出で立ちと公共の交通手段で出勤したのですが……。

久しぶりにデニムを穿きますと、ウェストはいつも通りユルユルなのです。しかし、大腿部がパツンパツンです。
昨年までに穿いていたパンツも、今般、予想以上に痩せましたので、正視に耐えぬほどブカブカとなり、その為ほぼほぼ新調したのですが、またしても思わぬ落とし穴ですだよ(;´Д`)
階段の上り下りの時とか、締め付け感が特に顕著ですね。


はてさて。
一つ心配なことが無い事もないのですよ。舞台が終わったら、どうなるんでしょうか(^^;)
………頑張って、体型を維持するですだよ(>_<。。。

2013-08-29

【承前】おもわず噴いてしまった件

昨日は、同居する師匠や家族には、僕の稽古の声や物音が聞こえているという話でした。
水曜日は稽古を休み、身体を休めるようにしていますが、その旨を家人に伝えておりますと、母より
「アイツは…今日も稽古しとるんか……?」
と、師匠が(意外そうに?)言っていた。という話を聞かせてもらった次第です。(たぶん、日、月、火と連日稽古をしていたからでしょう。)

あれ!?何か、思てたんと違う……(・・;)
→いや、褒めて欲しいとかとそんなんとちゃいますけどね。今日はしますよ(笑)

2013-08-28

よぅ、考えて稽古せぃ……と。

我が家は幸いなことに、稽古を積む設備は常に用意されていて、いつでも芸を磨くことができる環境が、生活環境のすぐ隣にあります。(だって、家ン中に舞台があるんだもん。)
しかし、スポーツの分野でもよく言われていますけれども、単にがむしゃらにやるだけではアカンのですね。間違った方法で、間違った練習を何遍繰り返しても、結局は身体を傷めるだけだったり、効果的でなかったりするわけです。(自己満足感?だけは満たされるのかも知れませんが。)

祖父が存命中に「稽古する場所はあんねんから。」とよく言われたことを思い出すのですが、まぁ決して真面目に取り組んでいたとは言えないです(笑)
不肖の孫でありました。ゴメンナサイm(__)m

と言うのも。
家に稽古場があり、師匠と同居しているということは、常に稽古の声は師匠(や家族)に聞かれているということなんですね(^^;) それは何だか気恥ずかしいものなのですよ。
加えて、何かの折にチョイチョイ、口頭で指導や修正が入ることがあります。たとえば夕飯時だったり、晩酌してる時とか(笑)
それが嫌さに稽古を忌避してたというのもありますが、今ではそれが同居しているメリットではないかと思うに至りました。
以前には、家を出て生活することを篤く勧めて下さった方もいらっしゃったのですが、今は家を出なくて良かったと思っている次第です。

それで。冒頭の話と標題に戻るのですが。
「声が出るのは、もう分かった。もう、がむしゃらに大声を張り上げて稽古するのではなくて、今度は表現というものを考えてみぃ!!」という課題です(笑)
そして!なんと!!さる方よりの「釣狐」の秘伝を記した書を拝見できるかもしれません。
まずは我が家の型、師匠の教えをキッチリとこなすことが第一ですが、もし閲覧が許されるならば、さらに追究してみたいと思います。

ああっ!今、気付きましたが、これで下手くそやったら、余程サボってると見なされるわけですよね(^^;) 
そう考えると、こーれーは結構なプレッシャーかも!!(;゚〇゚)

2013-08-27

この涼しさ、イイですね!!

昨日から僕の住んでいる辺りはずいぶんと涼しくなりまして、夜中などはむしろ寒いぐらいです。

そのお陰で、稽古もトレーニングも少し楽になりました。
そんなに大差ないようにも思うのですが、実際に身体を動かしていると、暑さというのが身体の動きには、結構大きな影響力をもっているのだと分かります。(息が上がってくると特に。)
熱中症を避けるためにランニングを中断していましたが、天候・気温を勘案しつつこちらも再開していこうと思います。

今のところ、稽古ではTシャツとスウェットスーツ上下を着て、数珠と杖竹を持つのみですが、実際に釣狐の前シテ(白蔵主:はくぞうす)は、汗取り(いわゆる肌着)、胴着(ぱっと見は綿入れ)、狐の皮(いわゆる着ぐるみ。革手袋、革足袋です。)を着用した上に、着流しの装束、長衣、面、角帽子、腰帯、を着けます。
………想像しただけで、逆に何やら薄ら寒くなって参りました(;^_^A 

当然に、装束の重量と、面を着ければ視界の狭小化・呼吸の制約などが加わりますので……。後は推して知るべしというところでしょうか(;´Д`)

2013-08-26

立ち稽古_④

今まではおおざっぱな流れだけやったけど、今日からはより細かいとこもやってくからな。
と、初めに告げられました。
より、高い完成度を目指して伝授していくということなのでしょう。

先週までに教えられた内容を覚えていることはもとより、その型の練度を看取できる状態でなければ、師匠は当然に満足しません。つまり「やり直し」となります。「やり直し」と言われたその部分だけを修正し、器用に反復できれば良いのですが、一連の流れもありますので、しばらく遡った状態の所から、やっていくことになります……。

あんまりその「やり直し」が続くと、(思い出したくもありませんが、)師匠の逆鱗に触れることになります(;´Д`)
そして何よりも、身体に負担ばかりがかさみ、疲労のためにますますパフォーマンスが下がるという悪循環に陥ります……。(体力がないばっかりに。)
そんな時は、肚の底に力入れて一遍で決めたるねン!!という気迫で臨むしかありません……(が、下手くそなんですよね。やっぱりね…orz)

まぁ、何やかんやこのブログで言うたかて、当日(本番)にバスッとええ結果を出せな意味ないわけですし、ええ結果が出せないとしたら、まず自分が嬉しないです。
もっと気張らなあきません。

2013-08-24

更新忘れてました(;^_^A

金曜日午前は、いつも徳讃会のチラシをお願いしている印刷屋さんにチラシなどを発注してきました。
チラシについては、今までの内容を踏襲するような意匠となりますが、当日配布するパンフレットについては、公式な記録としても残せることを考えています。いつもと違う発注内容なので、どのようなにデザインして下さるでしょうか……。
大変楽しみです(≧∀≦)/

午後からは、庭にて恒例の人形劇が上演されました。
息子の友人たちとその兄弟姉妹も多数来客があって、おかげさまで盛況でした(笑)
※この後、お供えを小分けにした“お下がり”を子ども達に配ります。(僕も幼少のみぎりは、楽しみなイベントでした。)

子たちにお菓子を配り終わる頃、北西の空に光っていた雷が、いよいよ上空へ。
無事に終わることができて良かったです。

2013-08-22

だんだん、良くなっています。

左の膝(下腿)の具合ですが、一昨日、昨日と立ち稽古はお休みまして、膝を休養しました。

お陰様で今日は昨日までの痛み(痛みが惹起する姿勢をとっても)がほぼなくなりました。
うむうむ。これで跳躍もできるなぁ。よしよし。

今日はだめ押しの治療と、念の為もう一日だけ、立ち稽古はお休みしようかと思っています。

それにしても、普段使わないような身体の使い方をしていると、思わぬガタが出てくるものですね。

2013-08-21

低周波鍼通電

先日来、前脛骨筋(左)の起始部あたりに痛みがあるということで、現在自らはり治療を行っております。

基本的に、ひと様(患者様)に鍼を打つのは大好き♡(痛い?のは相手なので、遠慮なくバスバス打ちこみます。)なのですが、自分に打つのはどうも……寸止めにしてまうんですよね(;^_^A

鬼手仏心という言葉がありまして。元は外科を言うたらしいですが、鍼灸もそんなところはあります。

写真は、40mm×φ0.20mm(通称、寸3/3番)のステンレス鍼に低周波を流すためのクリップを繋いで、筋肉に直接低周波を流しているところです。動画だとホントはよく分かるのですが、筋がれん縮して鍼はピクピクと動いております。

この低周波鍼通電治療(通称、パルス ≠ バルス)を行う際には、「得気(とっき)」と言いまして、鍼を打った時に生じる、一種独特な深部痛覚神経の発火があることが肝腎であったりします(その方が効果が高いと言われます。詳しい説明は…省略!!)
言葉にはしにくいですけども、「ズゥン」という感覚が生じます(これが好きな人と嫌いな人がいて、僕はもちろん後者ですorz)

できるだけ効かす鍼をするためには、この苦手な感覚が生じる鍼をせねばならず、かといって治療効果の少ない鍼をしても仕方ないし……というジレンマを抱えながら、今日も鍼をすることでしょう(>_<。。。

2013-08-20

型、てんこ盛りです。

いわゆる、口伝・秘伝を含む型が、わっさりと。
今のところ、いささか消化不良気味です。全くさまになりなっていません。詞章にあわせて型の順番を覚えるだけで精一杯な状態です。自分でもホントにね、イヤになってきますよ(笑)

朝から時間をとって、真っ新な疲れていない状態でガッツリ取り組まないといけない気がします。(……と、カレンダーを睨んでみる。)
正確に型を身に付け、表現できないとこの曲の意味がないのでしょうし…。また、正確に表現できてこそ、お客さんにも喜んでいただけるものになってくるのだろうと思います。

型のチェック用(記録も兼ねて)にビデオカメラをも新調しましたけれども、まだまだその出番は遠いようです。

精進します。

2013-08-19

立ち稽古_③

昨日の稽古は、何とか稽古が終わるまで身体がついてきた感覚がありました。

しかし!なんか左前脛骨筋起始部あたりに痛みが…。跳躍後に回旋運動が加わったりするのが原因でしょうか……。いや、着地の時に音を立てないように降りるので、その体勢に無理があるのか……。
まぁ、普通にじっとしている分には問題ないのですが、足関節の底屈時や、階段を降りるとき、足が宙に浮いているときに痛みます。

※余談ですが、骨・筋・脈管・支配神経を見てみたいなら、西村書店(大谷修監訳)の人体解剖学ハンドブックが便利です。個人的にオススメです。筋の起始・停止、支配する神経、近傍を通過する血管が一目瞭然です。

腰の方は、お陰様でさほど増悪することもなく、無事に経過しています。毎朝の体幹深部筋のトレーニングとスクワットが奏功しているものと思料します。

今日は、ちょっと鍼を使って(一応、はり師・きゅう師免許がありますので 笑)自ら左下腿の治療をしてみたいと思っています。

2013-08-17

福祿地蔵尊(地蔵盆)

1965(昭和40)年に善竹能舞台は建設されたのですが、その4年後……でしたでしょうか(詳細は調べないとちょっと分かりません。)当家の庭より地蔵が掘り起こされたわけですね。

以来、毎年8月の23日・24日と2月3日には、地蔵尊のお祀りをしています。

今日はその準備を致しました。今年は娘も誕生したので新調した提灯もつりました。
まだお供え物を供えていませんが、近日中には周りにおいていきます。

また、23日夕刻には人形劇の奉納?もあり、近隣の子ども達にはお供え物を小分けにし、袋詰めにして配ります。
子どもの頃は、これがものすっごく楽しみだったなぁ……。
これからも、続けていきたいですね。

2013-08-16

あと、100日ですってよ!!

第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」—善竹玄三郎三回忌追善会(平成25年11月24日(日)開催)も、あと100日となりました。

さーて、いろいろあるぞー。とりあえず、見積り依頼かぁ……。
二足の草鞋を履いた、プレイングマネージャーの業務は何だろう?というのを想像してみて下さい。

まずは、チラシを作ろう!!
ま、なんだかんだ言ってさ、優先順位を付けてやってくしかないわけで。
できることしかできませんよ(爆)

2013-08-15

自らの「強み」を調べる!?

昨日は友人に教えられ、あるテストを受けてみました。
巷間で流行る、Evidenceの疑わしい、怪しげでおちゃらけた心理テストではなく、ちゃんと標準化されたものです。

自分なりにその結果を検討してみますと、やはり現況の「釣狐に取り組む」という姿勢が大きに反映されているのではないかと思った次第でした。

思うに…(管見ですが…。)
この演目では実際の所、何が求められ、何を試されるのかというと、克己心ではないかと思っています。
ですので、そもそも第三者の評価というのは、僕個人的にはあまり関係ないです(笑)

そういうところが強く反映されてしまった「結果」ではないかと思いました(笑)
何かさ、己の信念を強く持った、ストイックに粘り強く取り組める人物像(自制心や忍耐力が高評価)が出来上がってるんだもの。思わず噴いてしまいました。

ま…。オチはと言いますと(最高の強み:判断力・批判的思考力)。
“あらゆる角度から、物事を考え抜いて検討することは、あなたがどういう人間かということの重要な要素となっています”(下略)
つまり今日のブログが…そうみたいです。

2013-08-14

身体のキレ

昨日は1日お休みで、ひとり黙々と稽古をしたわけですが……なんとか(ようやく?)型の順番が頭の中にインプットされてきました。(まだまだ前半部分だけですけども。)
動きが分かってきたら、次はそれをもっともっと洗練させていかなければならないのですけれども、そこに至るまでの持続力・筋力がまだ伴っておりません。誠にお恥ずかしい限りです(^-^;

目標としては、9月中には型をみっちりたたき込んで(幸い連休も多いようですし)一通りは出来るようにし、10月にはより洗練された内容を目指し、より精度を上げていきたいと考えています。
もちろん、並行して身体作りも欠かせません。

最終的には自動的に身体が反応するぐらいの練度には到達しておきたいと思います。

2013-08-13

珍客来訪

み゛み゛み゛み゛言うてはります
昨晩。
大阪薪能を終えて家に戻り、戸を開けたとたん、玄関に飛び込んだお客様がいらっしゃいまして。
玄関にてお待ち下されば良いものを、なんと座敷から奥の舞台まで勝手に上がり込んできはりました。

仕方なく息子の虫取り網を借りまして、捕まえたらアブラゼミ(♂)でした。

息子はけたたましく鳴く蝉は嫌いなので、見せることはせず、すぐに放しました。
きっと今夜あたり、蝉が恩返しに来るのではないかと期待しています(*^^)

本日13日、仕事はお休みを取っています(薪能の雨天時の予備日でしたので。)昨日薪能は問題なく終わりましたので、なんと今日はまるまるお休みとなりました(≧∀≦)/
そんなわけで、稽古とトレーニングの日にします。

さて。
さっき、汗だくになったウェアを干してきますか(洗濯おわったみたい。)

2013-08-12

今日は、第57回大阪薪能です。

この、暑さ。
今日は、夕刻より大阪薪能(於:生國魂神社境内)の「鬼瓦」に出演して参ります。火入れ式の前になります。
どうぞご観能の際には、熱中症対策のほど十分になさって下さい。
あと、虫除けもあると良いかもしれません。(と、いう話を聞きました。僕は見所で見ることはほぼないので、ホントはよく存じません。)

釣狐の稽古では毎回スウェットスーツが染み透るぐらい汗をかいていまして、ほどよく干上がって参りました(笑)毎回、自分でもビックリするぐらいの汗です(;^_^A
電解質と水分の補給を行わなければ、「きっと、死ぬ!!」という危機感を持って取り組んでいます。

それでは、本日の大阪薪能にお越しの方には、舞台の上にてお目に掛かります。

2013-08-10

ちょっと、息抜き?

今日は、息子を伴って「アンパンマン」劇場版なるもの映画館でを観て参りました。息子は映画館デビューです。
まぁ、実はこれ。来年の初舞台に向けての布石でもあります(外出と、大勢の人さんがいる場所に慣れる一環として。)

アンパンマンが自らの頭部の一部を分け与える(頭部というと、何か生々しいですが。)シーンを観ながら、息子が「とーちゃん、お腹空いた…」と、呟いていました。

僕としてはちょっとした「息抜き」…のつもりでしたが、意外と幼児というのは気を遣うのですよね。幸い、今回はトイレには困ることなく済みましたが、熱中症を如何に回避するかで、存外に疲れました(−−;)
→ちょっと、グッタリしながらブログを書いてます。

今日は善良なる父親の役割でした。
ほんと、いろいろな役割が御座います(笑)

2013-08-09

ランニング。

昨日。
ランニングでの帰り道は、日が少し翳り、風も吹いていて、朝ほどの暑さは感じなかったわけですが、いかんせんお腹が空きまして(・・;)
ハンガーノックというと、専門の方々にはおこがましいかも知れませんが、だんだんと足が動きにくくなってくるわけです。

そんな中、まぁ「なーんでこんなこと、やってんだろーなー。」ってボーッと思うわけですよね。御多分に漏れず。やはり僕も人間です(;´Д`)
日々、ある種の禁欲的な?生活を課しながら、わざわざ暑い中で身体をいじめ抜いてねぇ……(爆)

動かなくなってくる足、儘ならぬ身体、弱い精神に対して、呪詛の言葉を呟き(笑)ネガティブな虚勢を借りて、走り抜いたので御座いますよ。(もし、楽しくルンルン♡でやり遂げた人がいるなら、ちょっとコツを教えてもらいたいぐらいです。どうも、黙々と克己に励む方が美徳とされるようですし…。)

しかしまぁ、「釣狐」をきちんと遣り果せるならば、もうちょっとタフになれそうな気はします。

2013-08-08

ちょっと迷ったんですが……。

天気予報では、これから1週間程は猛暑日が続く見込み……というようなことを言うてます。
そんな中、走り込むのは「リスクマネジメント」としてどうなのか。自殺行為との謗りを受けても仕方ないのではないか……。と、逡巡しておりました。

しかしながら、「釣狐」の立ち稽古が始まって感じたことは、やはり腰下肢、体幹のインナーマッスルの強化は喫緊の課題ですし、心身を追い込んだ状態で、いかに観客に喜んでもらえるパフォーマンスを発揮できるか。というのは、とても重要なポイントなのですよね。

師匠は、
狐の皮を着て、着付けやら面やら着けて、ハァハァ息が上がってる呼吸音が聞こえてるようではアカン。 
「あー、(中の人)しんどそうやなぁ。」と見てる人に思わせてるようではそれは当たり前や。お客がしんどくなるねん。 
……と、言います(要旨)

つまりまぁ、結論として。
この少々の暑さの中走って、息が上がってるようではこの先おぼつかない。と思い至りました。
そんなんでね。今日は、職場への往路約8kmを走ってみましたよ。1時間で着いたので、まぁまぁですかね。

しっかし、ゆるキャラや、ミッキーの「中の人」の苦労が偲ばれます(まぁ、もっとも。中の人などいない!のかもしれませんが!? 笑)
→だって、あんだけの着ぐるみ着て、あのパフォーマンスでそ?すげぇよ、そりゃやっぱり。

2013-08-07

洗濯物が追いつかない(;^_^A

おお。今日は「立秋」ですか。暦の上では秋ですか。そういえば、今朝はカナカナ(蜩)が鳴いてましたね。
申し遅れました。
残 酷 暑 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す。
さて。
ほぼ毎日の自主稽古では、スウェットスーツを着用して行いますが、ほんとに結構な量の汗が出ます。クーラーを点けても点けなくても別に大して変わらないので、もう点けないままやってますけどね。

ずっしりと重くなったウェアはすぐに洗濯して干しますが、探し求めた厚手の綿100%の生地なので日中炎天下に干しても乾ききらないです。
秋にかけてはだんだん涼しくもなるだろうし、身体が適応し、型が身体に浸透したら、こんなに汗だくということもないでしょうけども、まだまだまだまだ修行が足りないようです。

幕が揚がって、名乗り座へ向かう途中で、既に後悔する…。とか、もう「三之松」辺りで(幕の中に)引き返したくなる…。という師匠や忠重師の言葉がちょっと解りかけた今日この頃です。

2013-08-06

イメージトレーニング

立ち稽古にあたり、師匠の釣狐の動画(8ミリで撮ったのをビデオに焼き直した物だそう。よくぞ残してはったものです。)を観ました。

当時28歳だったそうですが、「これぐらいは……いや、これ以上の物をせなあかんで。」とのこと。(僕が当年、38歳で10年分のキャリアがプラスされてるはずだという……。しかし、舞台をこなしてる数が違うと思うの。)

体幹部と腰下肢の安定が絶対的に必要不可欠と思われるのですが、やはり、ランニングが必須ではないかと思った次第です。
……しっかし、この暑さ。熱中症になったら、いい笑いもの(リスクマネジメントに問題有り)だよなぁ……。ということで、今のところ見合わせています^^;

うーむ。とりあえず、走ってみて。もうアカンとなれば、タクシー拾うとか?そんな感じでやってみる!?
昨今、不本意ながら、ますます痩せてきています。これはいかんなぁ……。60kg切ったりしたらどうしようかナ(°°;)
あ。別に食欲ないとか、バテてるとかじゃないのでその点、ご心配なく。むしろ食欲は旺盛なくらいです。

2013-08-05

立ち稽古_①

昨日は、シビレましたね。

いやはや……。4ぶんの1も進まないところで身体が音を上げました^^;
昨日、感じたことをザックリとまとめるとしたら、

  • 呼吸(呼気)
  • 俊敏に動く
  • ピタッと止まる
  • 四肢に神経を行き渡らせる
俊敏に動き、かつ体が流れることなく、瞬時に制動することが出来なければならない、常に体勢を保持していなければならない(でもまだ いろは の「い」レベルです。)

師匠に要求されているレベルは、遙か彼方でありました……。
確かにスウェットスーツだけで面も付けずという状態で息が上がっているようでは、ほど遠い。「ペケ」ですね(師匠の言葉を借りるならば)

精進します。

2013-08-03

お囃子のこと。

今度の徳讃会では、初めてお囃子(お笛方)をお願いしています。

僕が大阪能楽養成会に在籍の折に、森田流笛方の赤井藤男先生、赤井啓三先生に師事していました。そのご縁にて、釣狐では啓三先生のご令息の要佑さんにお笛をお願いした次第です。
養成会にて、どの先生に御指導をお願いするかという話になった折、祖父は迷わず赤井藤男先生がよろしい。赤井藤男先生につきなさい。と即決でありました。

養成会では高校時代から大学の間、大阪天満宮(南森町駅)近くの朝暘会館にて御指南いただきました。(残念ながら、その後諸般の事情で、養成会は中退せざるをえませんでしたが。)

さて。
我が師匠から話があったのですが、釣狐はちょっとばかり演出を変えてみてはどうかと。
なるほど。我が“ホーム”の善竹能舞台でやる強みですね。うふふ(笑)
ええ、ええ。少し期待していただいてもイイのではないでしょうか(≧∀≦)

明日は立ち稽古初回です。気合い入れて臨みまするゾ!!

2013-08-02

祖父の行跡

本年11月24日の第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」—善竹玄三郎三回忌追善会は、当家を興した祖父の三回忌追善供養の催しです。
その祖父の行跡を、今改めて一覧にしてみますと、結構な艱難辛苦があったであろうことは想像に難くありません。(詳しい内容は、当日、お越しの方にのみお配りするパンフレットに記載します。)

祖父は長らく従軍していたこともあり、釣狐を披いた(披く:ひらく とは、初演するの意)のは復員後です。年は39歳。
その際、新聞社より取材を受けた写真が残っていますが、自ら釣狐の前シテ「白蔵主(はくぞうす)」と後シテ「狐」の面を制作し臨んでいます。(他にも、猟師が使う罠の「作り物」も、祖父の製作です。)

今回、僕は釣狐の披きにあたり、この祖父の打った面(おもて)を用います。後の狐は「切り顎」と言って、マズルの部分が演者の操作により開閉する可動式です。当然、犬歯がありますが、上顎の犬歯が下顎の陥凹部にコツン、コツンと見事に収まる、精巧な作りです(一種、病的な印象すら受けます。)

生前に、
「もうちょっと(面の内側を彫り削って)薄う、軽う作っても良かってんけどな。」
「そやけど、面が分厚いぶん、少々ぶつけたかて、かまへんで。割れへんわ。」
と、ほろ苦く笑いながら申しておりましたが……。
さぁーて。その面(いや、祖父の?)の気迫に見合う狐になれますかどうか……。

2013-08-01

あと、115日ですってよ!!

なんと8月になりましたね。
稽古が本格的に始まってから、2ヶ月が過ぎました。そして、第5回「狂言を楽しむ 徳讃会」まであと115日だそうです。

仮番組の構成は仕上がったし、代表理事(師匠)の承認を得たら、各出演者にお送りせねばなりますまい。
それから、印刷屋さんに見積りを出してもらわんとなぁ……。

あと、今回は市・広報には載せられなさそう。
こちらは6ヶ月ほど期間を空けないと、掲載してもらえないそうな。

うん。それは、構わない。
今回に限っては普及公演というより、(解説もなく)演目の難易度は上めです。どちらかといえば中・上級の鑑賞者向けの催事となるでしょう(追善会ですし)

なんだかんだ言って、一番悩ましいのは、キャッシュフローですだよ(爆)
ここが、踏ん張りどころよなぁ……(`・ω・´)キリッ

2013-07-31

あらすじ・解説について

以前、さる文筆業の方と話をしてて、
「多くの人は、知りたがり過ぎる。」
というふうに述懐しておられました。
単純明快な結論、分かりやすい筋立て……その、全てを把握していなければ、あるいは把握ができなければ、それは「面白くない。」ストーリーである。と思われてしまう。

そうなれば、狂言(ましてや、能)は非常に不利になります。その演目が成立したころの世相や、時代の感性が共有できていることが前提で、物語が進行したりしますし、舞台のセットなんかも極めて簡略化されています。
ただ、ここは声をにして言いたいところですが、狂言として成立しているテーマは、現代人の志向にも通底する。ということです。実際に演じておりますと、結局、昔も今も似たようなことをやっとるねんなぁ。と思うことが多々あります。
→逆に言えば、だからこそ伝わり、残っているのだとも思うのです。

さて。
釣狐という演目のあらすじ解説を、考えているのですが……とりあえず、ありったけ盛り込んだ内容で作ってみました。師匠と家人にも読んでもらったのですが、もうね、9割がたバッサリ割愛することにしました。
色々調べましたけどね、マニアックすぎてかえって解らない。という結論に達しました(爆)
→ほんとに、せっかくね…いろいろ調べてね……、盛ってみたんですけどね。(ちょっと、惜しい。)

「見どころ」や「型どころ」……、本当に山ほどありますけど。盛れば盛る程、演者のハードルが上がってしまう……!?というのが本音かも知れませんが、評論家として観ていただきたいわけでないのですよ。
何が面白かったか、何が良かったか、何が心に残ったか。それは観た人が決めれば良いことかな……と(笑)
→えー、決して手を抜いたりですね、丸投げして逃げてるわけではないのですよ(笑)それに、観ていらっしゃる方には演者の思い入れなんか、原則関係ないでしょう?(笑)

ま、そんなんでね(どんなんや!?)
次回第5回徳讃会は、推敲に推敲を重ねたあらすじだけを記載することにしました。誌面もごく限られております。

冒頭の世情を踏まえているのか、時に結論(オチ)までも盛り込んだあらすじをも散見しますが、僕はそんな親切なことはしませんゾ(笑)
分からなかったら、ぜひ考えてみて下さい。その狂言が何を伝えたかったのか、通底するテーマは何かを。
もしかすると、解ることもあるかも知れません。